前回、ビシャと言う方法で柱の下石の表面をたたいて滑らかにすると報告した。それでも機械加工(研磨)したように平面度は出ない。そこで、下石と材木の間に厚さ5mmくらいの鉛を敷き、鉛の変形により表面粗さの吸収をしている(写真)。
これは高野山で取り入れていた方法で、棟梁自身がこの寺を見学後、自分の建築する建物に採用している。
実際私も手伝ったが、表面の凸凹がこの鉛で吸収できるようなものではなく、木を削ったりして相当苦労した。プロはうまいのかなとは思うが。
これは高野山で取り入れていた方法で、棟梁自身がこの寺を見学後、自分の建築する建物に採用している。
実際私も手伝ったが、表面の凸凹がこの鉛で吸収できるようなものではなく、木を削ったりして相当苦労した。プロはうまいのかなとは思うが。