私の実家で日陰にひっそりと生えていた実のつかない1mほどのビワの木を,私の近所の某レストランに移植した。ここの社長がビワの薬効につていろいろ詳しく実行されているのでプレゼントした。数年後ビワの木を見ると大きく育ち、実もいっぱい着いていたので、少し分けてもらい食べた。大きくはないが美味しい。
先般このレストランが閉店することになり、「ビワの木を持って行っていいよ」ということで、私の自宅に移植した。「大きく育っているので、根付いてくれればいいが」と毎日拝むような気持ちで水をやり、ビワの木の変化に注目していた。
大幅に選定した枝から若葉がのぞいているときは嬉しかった。枯れたようになっていたビワの実が次々と息をふき返し、実の小さいのがつき始めた。しかしそれらの実は時間とともに枯れたようになり、ほとんどダメだった。写真は唯一残ったビワの実だ。袋をかぶせ、毎日ビワの木と対話をして育てた末の実だ。もう少しの間袋をかぶせたままにして様子をみよう。
何事も愛情をこめて一生懸命コツコツやれば実を結ぶということを教えてくれた、ビワの実だ。