史跡訪問の日々

幕末維新に関わった有名無名の人生を追って、全国各地の史跡を訪ね歩いています。

「サムライたちの幕末・明治」 歴史REAL編集部編 洋泉社新書

2016年11月26日 | 書評
幕末活躍した人物が明治をどう生きたかを紹介した本は数多あるが、本書はまず取り上げた人物がいずれも佐幕派・旧幕臣や幕末の幕府で要職を占めた大名などに限定したところがユニークである。また、人物その人だけでなく、その子や末裔に至るまで詳細に追っているところが、これまた特徴的である。末裔となると、政治家や軍人、実業家、学者、芸術家、俳優など様々である。先祖がどんな偉人であれ、彼らがどういう職業を選択しようが関係のない話ではあるが、どこかに「先祖の顔に泥を塗るわけにいかない」という想いがあるのかもしれない。その道で名を成した人が多いことが目立つ。
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