夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

鳥たちの啼く朝に

2008-03-26 08:24:55 | 創作(etude)

 毎朝リズミカルに
 めざめの良いのは
 次女のマミ
 春だなとおもう
 お日様が登る時間にあわせて
 マミは目覚めている
 これが自然だよなあと
 ふとその生き方に学びを感ずる

 てんかんという病を持ち
 そうしておまえは生まれてきた
 障害というと
 たいそう大変な存在のような気がするが
 太古の世界では
 自然なこととして
 社会の子として
 迎えられ支えられた

 わたしたちが
 人間としての良心を持てるのは
 やすらぎのような
 ほほえみが生まれるのは 
 人と人が力を合わせられるのは
 きみたちがそばにいたから
 ことばではなく
 尊いいのちとしての存在
 それを気づかされるから

 生きるということが
 至福の生産であるということを
 身をもって知らせてくれる
 きみたちの笑顔
 きみたちの目の輝き
 希望の声
 許されてあるということの
 温情
 すべての人の願い
 

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ケセラセラに (Hama)
2008-03-26 20:42:24
自分にとって生涯忘れえぬ人がこの「ケセラセラ」という言葉をよく口にしていました。たった一度の人生を…。その言葉に何度も突き動かされ、これからも自分を奮い立たせると思います。
今日ピアノに向って背筋をまっすぐに伸ばしているマミさんをみて、不思議な気持ちになりました。強さというかしゃんとした気持ちのようなものを感じましたね。
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hamaさんへ (なりたはるみ)
2008-03-26 22:14:34
 きょうはありがとうございました。お疲れさんです!
 自分の言葉の代わりに、彼女は音楽で表現しています。毎日歌の代わりにピアノで何かを歌っているのでしょうね。即興詩人ですね。
 あなたもいっしょに歌ってみてください!
 
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Unknown (ふんわり)
2008-03-26 22:49:02
なりたさんの詩、素敵です。何度か読み直して見たのですが、ゆったりと時間が流れてゆくようで心地がよいのです。私はなりたさんのご家族にお会いしたことがないのに、ピアノの横で目をつぶり音を聞いている自分をイメージしていました。不思議です。
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ふんわりさんへ (なりたはるみ)
2008-03-27 06:22:52
 温かなコメントをいつもいただき、ありがとうございます。
 ふんわりさんのような素敵な詩を書かれる方にほめていただくと、更にうれしいことです。
 娘たちの音楽や絵画、さらにいのちが何故私たちの心に響き、癒しを与えてくれるのだろうか。それは誰かを感動させようという意思がないからだと思う。てらいもない。自分が楽しむことのみが基底にあるからなのでしょうね。自分の欲から離れたときに。他人が感動する。不思議なことです。私は欲だらけです。
 
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