夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

寝過ごして・・・

2012-06-30 08:13:53 | 私と福祉とであいの旅
 6月29日(金)

 快晴の初夏。日差しは強く、きょうもかなり暑くなるだろうと覚悟して電車の人となる。電車に乗って移動することなど日常的にはあまりないことで、車窓の眺めもかなり自分的にはこころを和ましてくれるひとときでもある。ことにこの時期の田園のグリーンベルトや岩木山、八甲田山の山並みの残雪と濃紺のシルエットは目にもやさしい。車を運転している風景と違うところが、新鮮でもある。
 青森駅から歩いて県庁まで20分くらいで到着し、近くにある半地下の食堂に行き、軽めの昼食をとった。青森市は弘前市と違って、浜風もあるのか比較的涼しく感じられた。県庁は節電していると聞いていたので、相当熱いのではないかと思ったのだが予想外に上着があってもおかしくない室温であった。それにしても県庁の節電の徹底ぶりには感心させられる。人がいないところは完全に電気が消されているので、真昼でも薄暗いのだ。これが今の青森県の財政を表しているのか、はたまたこの夏の電力供給力を表しているのかを思えば、真剣さが伺える。

 この日午後2時から5時まで県庁の会議室で、「地域アモーレ推進事業」の第1回会議が開催された。私はその会議の中で「農マライゼーション社会を目指して」と題して、~異業種ネットの実現へ=を副題に話させてもらった。参加者は20人くらいで、市浦村・深浦町・藤崎町・大鰐町のまちづくりのリーダー等と、担当課として県の市町村振興課地域政策グループの担当者、そして事務局のCB(コミュニティビジネス)研究所の二人の方が出席している。

 私的にはこの程度の規模での話が落ち着くし、参加者との意気が触れ合えるので有り難い。会議終了後ホテルのビアガーデンに参加者とともに繰り出し、情報交換やざっくばらんな話ができ楽しかった。会議では絶対に見られないそれぞれの人間性が感じられてそれがなんとも心に残る。
 一番印象に深く残る方が何人かいて、この人達とは今後もお付き合いができそうという方がいてくれるだけできたかいがあったと思う。

 飲み会が午後9時で終わり、私はまっすぐ駅を目指してまた電車の人となる。弘前には午後10時10分に到着予定であるとイメージして座席に座った。アルコールを取りすぎていたのか、はたまた疲労感が襲ってきたのかしらないがうとうと眠っていた。途中で一度電車が急停車し数分間動かないことが繰り返されているという記憶があった。しかしはっと気づいた時、弘前駅を電車が発車していた。この電車はh字路崎駅が終点ではなく、秋田県の大館までの電車であることを車内アナウンスで聞いた。やむなく次の石川駅まで乗って下車する。これも電車で移動しなければ起き得ない事故である。家内に電話で事の経過を知らせて迎えに来てもらった。
 真夜中の人気のない道を30分ほど歩きながら、星を眺めた。星を眺めることもない今の生活の中では、これもまた新鮮な出来事である。

 

 
 

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