弘前市は最高気温34℃近くもあって、連日の猛暑でした。でも数日前の長雨で、水不足の心配もない様子。きょうから盂蘭盆に入り、我があうんの利用者も3分の1くらいで、プールに出かけたグループと、白神山地の西目屋村までドライブをするグループに分かれて過ごしていました。
毎月第2月曜日は弘前エリアにしか聞こえない、FMアップルウエーブ「子育て・介護講座」が生番組で16:30~30分間オンエア―です。子育てやボランティア・障害者福祉・高齢者福祉などをそれぞれの現場で活躍している方がパーソナリティとして語っています。私は昨日13日の出演で、ゲストコーナーにはH大学の理学療法士で福祉住環境コーディネーター、福祉用具プランナー(アドヴァイザー)のAさんに出演していただきました。Aさんは今年の4月から我が施設の機能訓練のご指導においでいただいています。若いのですが、とっても奥深く臨床経験されており、その積極的なスタンスが私には嬉しい方です。
FJC(福祉住環境コーディネーター)は会員数は全国的に多いのだそうですが、東北には宮城県にしか組織がなく、青森県ではネットワークや窓口がないのが実情だそうです。住宅リフォームなどの住宅改修や、福祉用具の設置アドバイスなどの専門知識を備える専門家として、福祉や医療の現場にいる専門家や、建築設計事務所などの関係者もこの資格を取得している方が多いようです。
日本の社会は高齢社会という状況がますます深刻化される中で、国民はいわゆる加齢とともに生活障害を次第に負わなければならない存在としてあります。いわゆる「中途障害者」ということになります。問題は元気だった頃の生活の場である我が家は、加齢に伴い使いづらいバリアーの場が増えてくるといっても良いでしょう。特に北国・青森県津軽地方では、寝たきりや孤立しがちになる可能性の高い地域です。雪の克服や暖房なども長い冬の間の大きな問題なのです。
Aさんのリフォームアドヴァイスの事例として、こだわりの大工さんがある日自分の家を充分に自信を持ってこだわった家を建てました。ところがそのこだわりの日本住宅に入る前に彼は中途障害になったそうです。入院していざ退院となった時に、彼は自宅で生活することが出来なかったようです。彼の身体状況では、そのこだわりの日本住宅は、半日とその滞在を許さなかったようです。結果的に知り合いの建築y屋さんに改修を依頼しましたが、結局それでもリカバリーできなかったのだそうです。彼女の介在によって、ようやく彼が暮らせる家が実現したという事例は、専門家として視点があることと、障害のタイプによってその環境で暮らせるかどうかというシュミレーションの差があるのだということを明確に伝えていました。
障害者・高齢者にとっての住環境をどのような視点で、介護を受けなくても暮らせる、もしくは介護を受ける範囲を少なく出来る(自主的な)、あるいは介護をいつまでも受けなくてもすむ環境?いわゆる介護予防という観点の住環境にするために、この方々の存在は大きいものがあるのだと思います。しかし、それが単に資格取得という形のみが先行し、資格がないよりは持っていた方が職業柄得だというだけでは、ユーザーサイドでは窓口が見えない、どのようにその方々とつながれば(利用すれば)よいのかわからない、利用しても生活上の不便さは変わらないなどの問題が残るでしょう。さらにその資格を持っている方々ですら、ネットワーク化し、相互の専門性を高めるための切磋琢磨し向上する機会がないと聞けば、なんとも悲しい状況かと思わされます。
せめて意識ある異業種の専門家が集まって、福祉住環境コーディネーターとして役立てる人を育てていく必要があるのかもしれません。
彼女には次回の放送も「福祉用具アドヴァイザ―」「福祉用具プランナー」としての目的や役割などもお話ししてもらう予定です。彼女の不イールドの広さは、このほか「コンチネンス学会会員」(失禁を予防する)や福祉のまちづくりなどの研究会があればどこにでも飛んでいく積極性があるのです。大いに期待しましょう!
毎月第2月曜日は弘前エリアにしか聞こえない、FMアップルウエーブ「子育て・介護講座」が生番組で16:30~30分間オンエア―です。子育てやボランティア・障害者福祉・高齢者福祉などをそれぞれの現場で活躍している方がパーソナリティとして語っています。私は昨日13日の出演で、ゲストコーナーにはH大学の理学療法士で福祉住環境コーディネーター、福祉用具プランナー(アドヴァイザー)のAさんに出演していただきました。Aさんは今年の4月から我が施設の機能訓練のご指導においでいただいています。若いのですが、とっても奥深く臨床経験されており、その積極的なスタンスが私には嬉しい方です。
FJC(福祉住環境コーディネーター)は会員数は全国的に多いのだそうですが、東北には宮城県にしか組織がなく、青森県ではネットワークや窓口がないのが実情だそうです。住宅リフォームなどの住宅改修や、福祉用具の設置アドバイスなどの専門知識を備える専門家として、福祉や医療の現場にいる専門家や、建築設計事務所などの関係者もこの資格を取得している方が多いようです。
日本の社会は高齢社会という状況がますます深刻化される中で、国民はいわゆる加齢とともに生活障害を次第に負わなければならない存在としてあります。いわゆる「中途障害者」ということになります。問題は元気だった頃の生活の場である我が家は、加齢に伴い使いづらいバリアーの場が増えてくるといっても良いでしょう。特に北国・青森県津軽地方では、寝たきりや孤立しがちになる可能性の高い地域です。雪の克服や暖房なども長い冬の間の大きな問題なのです。
Aさんのリフォームアドヴァイスの事例として、こだわりの大工さんがある日自分の家を充分に自信を持ってこだわった家を建てました。ところがそのこだわりの日本住宅に入る前に彼は中途障害になったそうです。入院していざ退院となった時に、彼は自宅で生活することが出来なかったようです。彼の身体状況では、そのこだわりの日本住宅は、半日とその滞在を許さなかったようです。結果的に知り合いの建築y屋さんに改修を依頼しましたが、結局それでもリカバリーできなかったのだそうです。彼女の介在によって、ようやく彼が暮らせる家が実現したという事例は、専門家として視点があることと、障害のタイプによってその環境で暮らせるかどうかというシュミレーションの差があるのだということを明確に伝えていました。
障害者・高齢者にとっての住環境をどのような視点で、介護を受けなくても暮らせる、もしくは介護を受ける範囲を少なく出来る(自主的な)、あるいは介護をいつまでも受けなくてもすむ環境?いわゆる介護予防という観点の住環境にするために、この方々の存在は大きいものがあるのだと思います。しかし、それが単に資格取得という形のみが先行し、資格がないよりは持っていた方が職業柄得だというだけでは、ユーザーサイドでは窓口が見えない、どのようにその方々とつながれば(利用すれば)よいのかわからない、利用しても生活上の不便さは変わらないなどの問題が残るでしょう。さらにその資格を持っている方々ですら、ネットワーク化し、相互の専門性を高めるための切磋琢磨し向上する機会がないと聞けば、なんとも悲しい状況かと思わされます。
せめて意識ある異業種の専門家が集まって、福祉住環境コーディネーターとして役立てる人を育てていく必要があるのかもしれません。
彼女には次回の放送も「福祉用具アドヴァイザ―」「福祉用具プランナー」としての目的や役割などもお話ししてもらう予定です。彼女の不イールドの広さは、このほか「コンチネンス学会会員」(失禁を予防する)や福祉のまちづくりなどの研究会があればどこにでも飛んでいく積極性があるのです。大いに期待しましょう!
一つは、職場の同僚が雨に濡れた電車の床に足をとられ転倒し、膝のお皿を割る大怪我をしたこと。手術後リハビリ治療を経て、職場復帰しました。一見日常生活に支障は無いようですが、階段を下りる時に最も不自由を感じるとか。
もう一つは、定年退職を目前にした知人のパートナーが脳疾患で、緊急入院。命に別状は無かったものの、右上下肢の麻痺と失語症の後遺症で、退院後リハビリ治療を続けています。
いずれも都市部に住居があるため、家の中に階段が多く、トイレや入浴に工夫と苦慮を強いられることになっているようです。
介護保険の適用を受け改装を済ませた自宅が、リハビリの場でもあるという知人の話しは、年齢的にも近いだけに身につまされます。
大掛かりな改装工事とまではいかなくとも、日頃から考えておくこと、身辺を整理しておくことを真剣に考え始めています。
そんな時、そんな人のためにも、専門家のアドバイスが受けられる環境は、大事ですね。放送のニーズは大きいことでしょう。ブログでの情報提供楽しみにしています。
異業種の交流は「暮らし」をトータルで考える上でも大事なことですね。
年齢が100歳、牛乳や豆腐のパックを使った手作リおもちゃを手に世界各国を訪ね、自らの教育理念を説くとの事。地さんの決めぜりふは「人生、99歳までは助走。100歳からが本番」だそうですが、ただただ脱帽です。
私の年齢は53歳。まだまだ社会に貢献できる年月があると思いました。
ユニバーサルデザインが物語るように、便利なものを一社だけで独占するという考え方ではなく、みんなが質を高めることに努力し、共有できる社会構築こそが、介護現場では特に大切な気がしています。
勇気を与えてくれる先人が日野原重明さんをはじめたくさんいると、後人は希望をもって生きていける気がします。