夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

小さな旅「浅虫温泉・椿旅館」

2011-12-03 10:51:26 | つれづれなるままに
 12月1日から東北道の岩手・宮城・福島県エリアは被災地の経済的な復興目的もあって無料化され、安代から八戸道は無料である。青森から安代の区間は土日が無料化ということで、我々は結局1,500円を支払った。予定よりも一時間遅く十和田市を抜けた。結局今夜の目的地「浅虫温泉」までの距離を考えて、肉まん一個を食べたきりで、車を走らせみちのく有料道路(830円)から宿に向かった。16時に目指す「宿屋・つばき」に到着した。
 浅虫温泉は本当に久しぶりのことで、まして宿泊をするのは重症児交流キャンプ以来だから7年ほどになるだろうか。ホテルではなく旅館にしたのは、目的のメインが温泉でありまかない付きの夕食だったからである。なんにもしないで読書と、ごろ寝と、温泉に浸かること。それが今我々夫婦の一番必要なことで、カミさんが11月で職を辞したことの慰労も兼ねていた。
 浅虫温泉の泉質はナトリュウムとカルシウム、硫酸塩などが主成分の透明な温泉で、宿の厳選は53℃と書かれてあったが、水で調整しているのか、いつも通いのあたご温泉よりも温めで、5分ほど浸かっていないと汗は浮かんで来なかった。でも入浴後は身体もなかから温まって、とてもいい気分である。宿の部屋は3階で、窓からは国道を隔てて海釣り公園や湯の島が見えた。
 12月とはいえ、平日のこの日は宿泊客も少なく、お風呂も一人でゆったりと浸かることが出来独占状態であった。カミさんの話では、お風呂場に板宿泊客数名が、連泊しているのか宿の感想をあまりよく言っていなかったらしい。例えば寒さと部屋のトイレ臭が気になるとか・・・。そういえば我々もトイレと部屋の入口の空間のクサさは何かと感じていたことであった。毎日過ごすと、感じられなくなるのが人間の慣れということだろうか。テレビはもともと見るつもりはなかったが、今時BSすら付いておらず、見たいものがあっても諦めるしかなかった。その分読書は進んだというわけでもある。
 通常旅に出ると、最近はほとんど宿は宿泊だけで、食事はおいしい場所を探してそこに出歸るのであったが、さすがに浅虫温泉ともなればそうも行かず旅館にしたのである。基本のおかず6品に、自分で食べたいおかずを選ぶ方式をこの旅館はとっていて、私たちは鮑と松茸の釜飯と、ステーキを二種類頼んでおいたのである。ちょっと残念なのは、おかずはそこそこのものではあったが、ビールは生がいただけないということと、瓶がスモールサイズで、高いというところであろうか。日本酒も頼んでみたが、180ミリリットルの小瓶の割に値段は高く、興ざめというところである。酒飲みの私には、少しここが星の数を減らさざるをえないところだった。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。