夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

綱渡りの日々

2013-03-27 06:47:40 | つれづれなるままに
3月26日(火)午前中雪

 午後からようやく雪も上がるが、外気は寒い。
 あうん作業棟への引越しが午前中から本格化し、何度か手伝っている。荷物はこんなにあるのかと思うほどに、作業棟が荷物に侵食されている感じである。
 
 それでもなんとか、利用者も落ち着きを取り戻していて、普段通りに作業が始まった様子であった。
 が、そんな中なんと一人行方不明になり、スタッフであちこちを駆け巡りようやく保護。結局昔のノームが忘れられないのか、その場所に向かったらしい。しかしあいにくその家は鍵がかかっていて、入れずそのまま直進したらしい。
 いのちに別状もなく、本当に良かったと思う。

 10数年前送迎車両が自閉症の青年の家に迎えに行くのが30分遅れ、待ちきれなかったのか彼は一人で歩き始めていた。迎えに行った時彼がいないことに何故気づかなかったのか、昼過ぎに母親から彼が行方不明という連絡が入り、初めて捜索が開始された。

 みんなでそれぞれの想定コースを車で探したが、午後3時を過ぎても見つからなかった。秋のおひさまの沈むのが早いので、不安はマスばかり・・・。
 7時間ほど経って、彼が施設に到着した。どこをどうやって歩いてきたのかも分からないが、送迎車両の中からの道筋を覚えていたのだろうか。私達職員は、思わず涙が溢れてきた。
 お腹をすかせていて、ご飯をお代わりして美味しそうに食べていた姿が未だに忘れられない。

 「安全の確保とリスクマネジメント」もっと職員たちと真剣に学ばなければならないことである。

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