夢発電所

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常盤野保育所お別れ会

2014-03-27 06:47:38 | つれづれなるままに
3月26日(水)快晴

 常盤野保育所の閉所お別れ会に参加。保護者や協力者地域の方々、学校関係者、小学生などが集まって、名残を惜しんだ。

 保育所の園児1名は小学校入学、3名は山を降りた場所にあるG保育所に移ることになった。したがって職員もこの日をもって退職となる。

 N主任保母さんは開設以来32年間、片道30分の嶽温泉まで通って勤務を続けられたという。ご苦労様でした!

 最高に在園児が在園した時期には30名を超える児童が、所狭しと動きまわった時代もあったらしい。寝る場所もなく押入れで寝かされた子どももいたらしいが、親から見れば押し入れに入れられたと言われたこともあったとその当時のエピソードが紹介されていた。

 保育所ばかりではなく、立派な校舎の常磐野小中学校も全校で14名しかいない。限りなく廃校が近くなってきたことを感じさせる。

 人が減ったのは何も児童ばかりではなく、嶽温泉旅館のお客の入り込み数も激減したらしく、跡継ぎもいないとか聞いた。

 代わって増えてきたのは、熊や猿などの害獣で、ことに昨年は岳のブランドでもある「岳キミ」が狙われたらしい。今までは西目屋村が害獣に大騒ぎをしてきたが、今度は常盤野がどうして‥・・と聞くと、西目屋の方が「西目屋は高齢者が多くて畑をみんなやめたからだという。なんだかこれからの時代のマイナス要因が浮き彫りになってきたような、暗い話でもある。

 何はともあれ、我々の活動していた20年前の4年4ヶ月間はまだ輝いていた常盤野地区だ。一緒にねぷた運行をしたり、学校行事を楽しんだり地域一帯となった人々の暮らしがあったのだ。

 この建物も、地域では活用の道もなく、ドアが閉じられることになるのだ。もう少し近ければ、我々の参加も考えられるのだが・・・。そう思いながら保育所を後にした。