久しぶりに
山を歩いた
たかだか
八百メートルちょいの
男和佐羅比山だったが
初めての
景観ということもあってか
はたまた
人数が多いということもあってか
なんとも
歩き方も
心もとなく
一つの登り坂も
身構えてしまう
どれくらい
この上りが続くのか
わからないということは
身構え方がわからない分
緊張感が続くのだ
下り勾配のきつさは
上り勾配とはまた
違う足の筋肉の部位が
動いているのがわかる
自分の足でありながらも
思うに任せない
やりきれなさ
自転車で俺だって
鍛えているんだと
言いたいはずの
その思いもどこへやら
心肺機能が
目一杯というような
頂上部へ至る上り坂を
口は開き
汗も吹き出し
ひたすら
腕を振ることだけは
忘れぬように
きつい!
股関節や
ふくらはぎやらが
やたらと
危険を報せている
ほとんど
自分の限界を超えて
それでも
なんとか
頂上に立った
それを
果たして感動といえば良いのか
はたまた
飽和状態といえば良いのか
久しぶりに味わう
究極の壁を
乗り越えたという
達成感を
タオルで拭いて
見渡す
ぼんやりとした
太平洋
そして
野田村の晩秋風景
カメラで
写す気力も失せて
呼吸を整えながら
これが現在の
じわり老いとやらかと
頭の隅で
実感していた
山を歩いた
たかだか
八百メートルちょいの
男和佐羅比山だったが
初めての
景観ということもあってか
はたまた
人数が多いということもあってか
なんとも
歩き方も
心もとなく
一つの登り坂も
身構えてしまう
どれくらい
この上りが続くのか
わからないということは
身構え方がわからない分
緊張感が続くのだ
下り勾配のきつさは
上り勾配とはまた
違う足の筋肉の部位が
動いているのがわかる
自分の足でありながらも
思うに任せない
やりきれなさ
自転車で俺だって
鍛えているんだと
言いたいはずの
その思いもどこへやら
心肺機能が
目一杯というような
頂上部へ至る上り坂を
口は開き
汗も吹き出し
ひたすら
腕を振ることだけは
忘れぬように
きつい!
股関節や
ふくらはぎやらが
やたらと
危険を報せている
ほとんど
自分の限界を超えて
それでも
なんとか
頂上に立った
それを
果たして感動といえば良いのか
はたまた
飽和状態といえば良いのか
久しぶりに味わう
究極の壁を
乗り越えたという
達成感を
タオルで拭いて
見渡す
ぼんやりとした
太平洋
そして
野田村の晩秋風景
カメラで
写す気力も失せて
呼吸を整えながら
これが現在の
じわり老いとやらかと
頭の隅で
実感していた