M銀行にケアホームのリフォーム資金を融資依頼していたが、一昨日にようやくOKの連絡が来た。今回の融資枠は700万円である。M銀行はこの前のパン工房にする店の購入資金として、16,000,000円を融資してくれた銀行だ。私も初めてのことだが、社会福祉法人としての担保物件は何もなく、あるものは法人の基本的運営理念とこれまでの実績しかない。
そういう申し出に対して、私たちの夢を買ってくれたのだ。日本財団助成金が今回は540万円、残りの400万円を法人が拠出してケアホームが出来上がるのだ。そして勿論この融資への償還金を、これから10年間毎月支払っていかなければならないのである。
大規模入所施設は作らないと、宣言して来たわが法人である。そして地域で暮らすを目標にして来た。ノーマライゼーション社会を構築するための事業展開を常に念頭に事業を運営して来た。そういう意味で、ようやく私たちの基本的理念が具体的に実現しようとして来ている。
「見えないと思うことはない」というデンマークのことわざを、いつまでも私は原点におきたい。