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夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

岩木山神社のロケーションと龍の絵

2007-11-27 15:28:21 | 一歩二歩、散歩~横道
 岩木山神社は境内入口が広く、駐車場になっている。
鳥居から見上げると、正面に岩木山山頂が見えるロケーションである。

 岩木山を目指すように、まっすぐ参道を進むと朱の楼門。
楼門前の石の垣には、柱にしがみつく狛犬が居た。

 楼門内正面に中門があり、垣の中に拝殿。
拝殿後方に奥門があり、見事な本殿が鎮座している。
とにかく、鳥居から岩木山方向へ、まっすぐに延びた境内なのだ。
 写真は岩木山神社中門の天井に描かれた龍の絵である。かなり痛みが激しくなっているが、まだ美しさも残している。
 私は辰年と言うこともあって、龍の絵を見ると他人事ではない気がして、よく写真に撮っている。

 ちなみに岩木山神社奥門本殿には、昇り龍と下り龍が金色に輝いて本殿を守っているかのように見えた。

岩木山神社縁起

2007-11-27 06:58:09 | 一歩二歩、散歩~横道
 岩木山神社は、藩政時代は岩木山三所大権現といい、別当には岩木山光明院百沢寺をおき神仏混淆で、百沢寺には寺領四百石を与えていた。しかし明治初年の神仏分離により、寺院と神社がわかれることになったため、寺院は廃され、津軽総鎮守、国幣小社岩木山神社と改められた。本尊の岩木山三所大権現は御宮殿(厨子、県重宝)に入れられたまま弘前市西茂森の長勝寺に移された。百沢寺本坊は社務所となって現存している。
 三所大権現とは、中央岩木山・阿弥陀如来(国常立命)、右峰鳥海山・薬師如来(大山昨命)、左峰巖鬼山・十一面観音(多都比姫命)の三峰三所を三位一体の神とし、本殿・山とむすびついていた。岩木山の頂上にあるのが本宮で、百沢の方は下居宮とよばれた。明治以降は、宇賀能売命、顕国魂命、大山祗命、坂上刈田村麻呂命、多都比姫命の五神がまつられている。
 お山参詣は、津軽の年中行事のなかで最大の祭りであった。藩政時代から総鎮守岩木山三所大権現の祭りとして七月二十五日(旧暦)に山開きがおこなわれ、八月一日(旧暦)から十五日間の間にお山参詣をするのである。農耕を守ってくれるという信仰と密接に結びついてだけに、この行事はその年の五穀豊穣を祈願するためにおこなわれる。


「津軽の祭りと行事」より引用しました。

津軽富士は美しい

2007-11-26 07:28:53 | 一歩二歩、散歩~横道
 「東海道五十三次」に描かれた富士山も、いろんな角度から描かれていて、どれもそれぞれ富士山であることの美しさを紹介されていて見事です。
 津軽富士と別称される「岩木山」も四季を通じて、またそれぞれの時代や場所からの景観を庶民は楽しんで来ました。
 昨日はあまりにすっきりとした青空に浮かぶ岩木山が私を呼んでいるように思えて、「お山参詣」で御幣や五色の幕や紅白の餅などを携えて、五穀豊穣を願って人々が行進する行事では、必ず通る道筋にカメラを構えてこの写真を撮影して来ました。
 山頂に雪をたたえると、お山が一層美しさを感じさせてくれます。

蔦沼遠足

2007-10-12 08:34:55 | 一歩二歩、散歩~横道
 秋晴れとはいかないまでも、何とか天気ももちこたえてくれ、あうんのメンバーはにこやかに車に乗り込みました。日頃8人用のワゴンに乗る機会はあっても、30人乗りの大型バスはみんなの楽しみのようで大喜びでした。車中みんなの歌声や笑顔が、後ろを走る私の車からもよく見えました。約1時間で城が倉大橋にトイレタイムで停車。橋の両側に障害者トイレもあり、紅葉真っ盛りの八甲田山で大賑わいのこの橋は、車も人もいっぱいでした。 午前中は曇り空でしたが、午後からはお日様も差し込んでくれ、みんなを喜ばせました。蔦温泉前に12時到着。あうんからは約2時間かかりました。駐車場でお昼ご飯をいただき、蔦沼を目指してみんな元気に歩きました。蔦沼は2番目の一番大きな沼です。コースも木道や舗装が整備され、車椅子でも介助者があれば何とかたどれるコースです。多少起伏はあるものの、みんな楽しそうに歩くことが出来ました。どんぐりが林にたくさん落ちていました。
 温泉から片道約400メートルを、皆元気に歩き写真撮影。あいにく帰りの時間も迫って来ていて、又戻りました。午後2時蔦温泉を出発して、1時間30分であうんに到着しました。八甲田山の頂上部(笠松峠・酸ケ湯など)の道路は紅葉が見頃でしたが、蔦温泉はまだまだこれからのようです。ここも来月以降はもう雪になるのでしょうか。

蔦温泉・沼めぐり

2007-10-04 08:06:29 | 一歩二歩、散歩~横道
 10月2日 八甲田ゴードラインハイキングを13:00に終えた私とKさんは、酸ケ湯温泉で昼食をとることにした。酸ケ湯温泉は昼食時間のピークを過ぎても観光客で混雑していた。ここまでは車椅子のお客さんも結構姿が見える。
 食堂で麦とろ飯・そばセット(900円)を注文していただく。水やお茶はセルフサービス。水は八甲田山の湧き水が流れ込んでおり、それをいただく。この店にはポリタンクを持って汲みに来る人もあるようだ。麦とろ飯は、麦飯にすり鉢に入った長いも(とろろ)と量的にたっぷりの付け合わせの万能ネギ、海苔をかけていただく。そのほかきのこの南蛮漬けなども付け合せでついている。温かい八甲田そばもありがたい。
 空腹を満たし、今度は蔦温泉を目指して車を走らせる。14:00蔦温泉着。
 【蔦温泉ガイド】
 南八甲田連峰、乗鞍山麓、樹齢数百年のブナやトチ、カツラが樹高を競い合う原生林の中にある一軒宿の温泉。明治の紀行文作家、大町桂月が晩年を過ごした温泉としても知られ、蔦温泉から七つの沼をめぐる自然探勝コースは21世紀に残したい日本の自然百選(朝日新聞社編)に選ばれています。倒木が横たわり、苔がむす奥入瀬に一番近い秘湯であり、十和田湖や八甲田探勝にもベストの温泉です。文献によると久安3年、西暦1147年には湯治小屋があったという古い歴史があります。

蔦沼めぐり:自然研究路と野鳥の森めぐりのコースがあり、原生林の中の森林浴と野鳥観察が楽しめます。春一番に赤く芽吹くシウリザクラ、瑞々しい葉をつけるブナ、新緑期のミズバショウ、秋の紅葉は特に見事です。

 14:40から蔦沼めぐりに出発。温泉正面右側の散策路を入ると、ビジターセンターの小屋があり、渓流沿いに道が続いている。最初に姿をあらわしたのは一番大きい蔦沼で、ブナの原生林に囲まれひっそりと佇んでいた。沼のそばまで木道が整備されていて、足元も滑らないような配慮がなされている。ちょうど湖面を雨が波紋を広げ始めたが、巨木ぞろいのぶなの林はその雨すらうっそうとしたブナ林の葉の屋根に囲まれているので、まったく濡れることもなく気にならなかった。
 林道を歩くと所々に沢水が流れ、苔むした岩が風情を感じさせている。紅葉が今ひとつ進んでいないのが残念だが、夏場などはきっとこのコースは涼しいのではないかと思った。また、どの道も整備が進んでいて、石を切り出して敷設された苔むした石の階段が最後まで続いていて、歩きやすかった。
 鏡沼、月沼を眺めながら進むが、道は次第に頂上部へと続いて、長沼の東屋でピークに達する。トチノミが今盛んに木から実を落として道端に茶色の実が転がっていた。豊作のようだった。また、朽ちかけたブナの樹木にはビッシリと肉厚のツキヨダケが樹上に向かって繁茂し見事だった。もちろんこのキノコは猛毒であるが、夜になると光りだすという性質をもっているのでこの名がついたらしい。ここを過ぎると道は下り坂になるが、件の苔むした石段が延々と続いて見事である。さぞや難工事だったのではないだろうかと思わせる。最後は菅沼を林の間から姿を眺め、ひょうたん沼のゴールにいたる2.9キロ約1時間のコースである。全部で七沼とあるが途中の赤沼がコースから外れて難コースなのか、道に迷いそうな叢の道となっていて、結局6つの沼めぐりとなった。15:50に蔦温泉の向かって左側のレストラン裏手に道は続いていた。
 こうして二人はそこそこに汗をかき、昼食のカロリー消化にはちょうどよい散策コースだった。
 ふたりで今度は蔦温泉の湯船の人となった。入浴料金は一人500円だった。男女入れ替えの風呂に入ったが、広々としたヒバ材の湯船は、首まで浸かれるたっぷりとした透明なお湯で、疲れも吹っ飛びそうな心地よさだった。浴槽の木の間から原泉が湧き出しており、小さい水疱が時折湯面をはじいていた。

八甲田ゴードラインハイキング

2007-10-03 06:20:14 | 一歩二歩、散歩~横道
 東京の友人でKさんが久しぶりに我が家を訪れた。彼とは東京の施設からの友人で、30年以上の家族づきあいをしている。年齢も私と同じで、カミサン同士が同じ大学で、職場も同期ということもお互いをつないでいる。次男のM君は我が施設が無認可から法人化される前に3ヶ月ほど我が家にお預かりして、手伝ってもらったという経緯もある。
 Kさんは昨年12月まで日本では社会福祉・知的障害者施設では歴史のある滝野川学園の総合施設長を勤めた。最近上映された「筆子その愛」の舞台になった施設である。引退するような年齢ではないのだろうが、車でのツーリングで今回は北海道利尻島や大雪山を巡った途中で、立ち寄ってくれたという次第。
 昨日は快晴でもあり、二人で八甲田山のハイキングと蔦温泉7沼めぐりをした後で蔦温泉を堪能しようということになった。弘前を9時に出発して、黒石市から城が倉大橋経由で八甲田ロープウエイ着。八甲田山は通年では紅葉が見ごろのはずだったが、まだ三部程度であった。あと10日ほどで紅葉がもう少し進むのではないかということであった。ロープウエイで山頂駅往復料金が1,800円。ロープウエイから一望するパノラマは津軽富士(岩木山)陸奥湾、青森市などのほか、嶽樺、青森椴松、ナナカマド、ブナなどの広葉樹が広がる一帯を観察することが出来る。私は以前二度ほど春スキーを体験したことがあった。
 山頂駅に降り立つと、八甲田山田茂萢岳(1300m)ゴードラインというハイキングコース(30分コースと1時間コース)があり、ボランティアガイドが無料ということで利用することにした。横浜から来たというご夫婦と一緒にガイドさんに案内をしていただきながら、ゆっくりとコースを歩き始めた。
 八甲田山は大岳(1538メートル)を代表する北八甲田と櫛ケ峰を代表する南八甲田に分けられるという。ロープウエイで山頂を目指すと直ぐに左手前方に見えるのが前岳という青森第五連隊が真冬の二月に遭難した山が目に入ってくる。190人が遭難死したというあの新田次郎原作の「八甲田山死の彷徨」でも有名になった後藤伍長が吹雪の中で立ち尽くしていた姿があったので、10名はなんとか命だけは助かったという厳しい山でもある。今は紅葉が3割程度進む美しい山容である。コースハイキング道には「チゴユリ」が今は小さな赤くかわいい実をつけていたり、ナナカマドが赤い実をつけ、青森トドマツが松ボックリを枝に乗せて立っている姿が印象的だった。しばらく歩くといよいよ大岳の山が前方にそびえ、その真下に池沼がひょうたん型(ゴード)になって見えてきた。
 最初の池では中国からやって来た家族が、温かな日差しの中で楽しそうに休憩をしていた。スケッチを楽しむハイカーがいて水彩画を仕上げていてとてものどかな風景だ。前方の大岳にはたくさんのハイカーが山頂を賑わせている姿が小さく見えた。このゴードラインから右手西側に下降するルートを取れば、約2時間で酸ケ湯温泉に出るのだという。いつか又訪れて見たいと思う素敵なコースに見えた。
 1時間でまた山頂に戻り、ガイドに礼を述べ、またロープウエイで下山することにした。時計は午後1時を指し、空腹をようやく感じていた我々は酸ケ湯温泉で昼食をとるために向かった。
 

弘前城「植物園」

2007-09-24 22:23:48 | 一歩二歩、散歩~横道
 弘前城植物園は弘前市弘前公園内(弘前城)三の丸にあり、昭和63年5月31日 開園しました。面積は76,500平方メートルあり、散策所要時間は約40分~1時間
 
 快晴の朝、弘前市民会館に車を停め、カミサンと一緒に小一時間弘前城植物園を歩きました。きょうは秋晴れでカラッとしているのですが、結構日差しは強く暑く感じました。
 入園料は300円で、白神山地の植物と同じ植生の林からの散策です。今は初秋なので、春から夏にかけての花々はほとんど姿を消していて、今盛りなのは萩の花、それに写真のスモークツリーです。不思議な花です。全体がぼんやりとしていて、これが花?という感じでしょうか。それと彼岸花(曼珠沙華(まんじゅしゃげ)。死人花(しびとばな)。捨て子花。石蒜(せきさん)。天蓋花(てんがいばな)。天涯花。幽霊花。かみそりばな。)が今を盛りに咲いていました。季節ごとの花々や、万葉の花々(ムラサキシキブ)など珍しい花、あらためてあーこれがそうかと気づくような花々があり、楽しむことができました。いちいの木には赤い実がついていて、つまんで食べましたが甘くて懐かしい感じでした。ちなみに実は食べることは可能ですが、種は毒なのだそうです。弘前城植物園はもとは弘前大学の附属中学校や職業安定所などがあったのですが、今は移転してその跡形もありません。これから10月になればいよいよ菊と紅葉祭が始まるので、場内にはその準備作業が進んでいました。日頃運動不足の夫婦にはとても気持ちのよい時間を過ごすことができました。
 

鯵ヶ沢町・「クラフト展」へ

2007-07-08 10:15:30 | 一歩二歩、散歩~横道
 2001年から開催されているという、全国の匠の陶芸作家やガラス・皮革作家など150人が集まる「野外クラフトフェア C-ポイント2007」に足を向けた。この展示会は鯵ヶ沢町の海岸沿いにある海浜公園で開催されており、昨日は晴天にも恵まれてたくさんの見学者が訪れていた。
 欲しいなと思う作品もたくさんあったが、まずは全部見てみようという思いでゆっくりと観光客になって歩いて巡った。陶芸作品が一番数が多かったが、夏ということもありガラス製品も店を華やかに飾っていた。また木工製品も漆塗りのものを初め珍しい製品が並べられていた。藁細工でオブジェ風のもの、楽器、銅製の鍋物類、藍染め風の衣類や、染色された製品類。何度も往復して見て歩いても、楽しいものが多数あったのだが、手を伸ばすまでに至らなかった。それでも、見て歩くだけでも、自分の中の世界が広がったような気がして、人々の暮らしと美の探究の世界に酔ったような気がしている。
こういう展示会が出来ればもっと頻度を多く開催されると、われわれの生活もすこし文化度も上がるのではないかと思ったりしている。
 七夕のこの日。梅雨が来ぬままに夏になったようなぎらりとした青空と、お日さまに反射する海、そして西海岸の風は心地よく首筋の汗を冷やして行過ぎていた。
 
 

ベンセ湿原

2007-07-01 10:11:53 | 一歩二歩、散歩~横道
 6月29日(金)朝から久しぶりの雨降りの日だった。
 カミさんも私も休みであることに気づき、急遽ドライブに出かけることにした。行き先は「ベンセ湿原」。ベンセ湿原といえば、ニッコウキスゲなどで有名なところだ。


インターネットでさっそく調べ、次にコピーしました。

 ◎ベンセ湿原てどんなところ?
 青森県西北部に位置するつがる市木造(きづくり)には、日本海側沿岸部に屏風山砂丘地域があり、七里長浜に沿って松の防風林と内側にはカシワの自然林が連なっています。
 周囲には無数に点在する大小の湖沼があり、その中で平滝沼、大滝沼、ベンセ沼に囲まれた湿原がベンセ湿原です。

 ベンセ湿原は、標高約20メートル、面積約20ヘクタールの広さの津軽国定公園を代表する湿原のひとつで、低層および中間層湿原(苔状が幾層も重なっている)です。
 湿原は、6月頃からニッコウキスゲの群落で黄色に彩られ、7月にはノハナショウブの群落で紫色に彩られます。
 また、湿地性のラン類や高層湿原でなければみられないモウセンゴケなどもみることができ、学術上貴重な湿原植物の宝庫といわれています。さらに、アマガエル、ツチガエルなどの両生類、オオセスジイトトンボなどの昆虫類も多くみられ貴重な鳥類であるオオセッカの繁殖地ともなっています。 

 海岸のすぐそばにこのような湿生植物群が存在するのは大変珍しく、北海道の北東部と本州ではこの屏風山一帯の湿原に限られています。
 環境省の日本の重要湿地500にも、屏風山湿原池沼郡(平滝沼、ベンセ湿原、コケヤチ湿原など)として選ばれています。

 しかし、近年、地下水や天候などの関係で湿地特有の植物は数が減ってきており、湿原の乾燥化を懸念する専門家の声もあります。
 太古より続く自然を後世まで残していきたいものです…。

 以上が概観の紹介です。

 さて、ほぼ自宅から小1時間でベンセ湿原に到着しました。道路は直線で、両サイドには水田のほか、この地域では有名な屏風山スイカやメロンの苗が今ビニールをかぶってすくすく育っているようでした。またジャガイモが白い花をつけて一面に広がっていたり、麦畑でしょうか?黄色い麦の穂が鮮やかでした。このエリアには湖沼がたくさんあって、ジュンサイの栽培も盛んなようです。ベンセ湿原の入り口には看板があり、直ぐにわかりました。
 生憎の雨降りでしたが、カミさんと二人で傘を差しながら湿原を歩くことにしました。駐車場に車を停めて降りると、おじさんがテントの中で斜光器式土偶の焼き物を作りながら、湿原の案内も行なっていました。コヨシキリの「ギョッギョッギョッ」という鳴き声があちこちから聞こえ、うぐいすも鳴いていました。広大な湿原はニッコウキスゲが姿を消して、今を盛りに「ノハナショウブ」が一面に咲いていました。湿原の順路を示すのは木道で、二本湿原にめぐらされていました。ノハナショウブなどの葉が雨で濡れていて、ジーンズのすそが塗れて冷たく感じましたが、歩行者も少なくて気持ちのよい開放感がありました。途中の順路脇に生えていたのはカシワの木の群落で、毛虫が繁殖していました。その柏の木に混じって山桑の大木があり、ちょうど桑の実が赤や紫色に色づいていました。早速いたずら心で、桑の実を食べてみました。甘くて懐かしい独特のフルーツ感がありました。
 私が美しいと思って撮影したのが、この「ミズチドリ」というラン科の花で、ジャコウ千鳥の別名があるようです。トンボなどの関心のある人は良くこの付近に足を運ぶということを聞いていましたが、さすがにこの付近の沼地の数の多さを見ればうなづけるものがありました。生憎の雨でトンボの姿は見えませんでしたが、きれいな蝶々が姿を見せてくれました。雨降りの一日でしたが、気持ちはすっきりと爽快感に包まれていました。
 もう一度今度は晴天の日に足を運んでみようと思った場所でした。
 


黒石市~こみせ通り

2007-02-10 22:27:48 | 一歩二歩、散歩~横道
 きょうは暖かな晴天の一日でした。午前中保護者会に参加し、その後家内と一緒に、食事に行きました。
 散歩がてら黒石市に出かけて、こみせ通りを散歩しました。こみせとは古い商店街で、雁木をこみせといっていました。つまり昔の商店街をウインドーショッピングするようなアーケード街です。
 きょうから三連休ということもあって、観光客も結構歩いていました。
 最近津軽では黒石市の「焼きそば」が話題になっています。普通の焼きそばに比べると、麺が太いのです。少しきしめん風でしょうか。そして究極の「つゆやきそば」は焼きそばにつゆがかかっています。ぼく達はおなかがいっぱいで、眺めるだけで終えてしまいました。明日の日曜日に開催されるイベント「ズグリ祭」が開催されるらしく、舞台が準備されていました。ずぐりとは津軽の独楽回しのことです。ふるいこのこみせ通りは約2キロくらいしかありませんでした。
 結局この日、私達のこの町で歩いた距離は4500歩でした。