夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

オープンハウス見学~鯵ヶ沢C-POINTへ

2010-07-03 16:10:30 | 一歩二歩、散歩~横道
 きょうは午前中は知人の建築士さんから案内をもらって、リフォームされた平屋の住宅を見学しました。入居前に施主さんから見学の許可を受けて、見学が可能となっています。昔の面影を残す住宅街があちこちに散見できる紺屋町の一角に、この住宅がありました。
 Aさんはまだ若い建築士さんですが、結構センスのいい設計士さんです。前にハンサムウーマンで知り合って、広島に居られた時代に設計された建物や、現在の弘前の設計されたモダンな壁などを見て、こんなにも設計士さんしだいで違う世界があるんだということに気づきました。

 今回は平屋の無落雪住宅ですが、築25年という古い建物のリフォームでした。女性で定年を迎えられるということで、子どもたちも県外に出て、一人暮らしなので全体にシンプルな設計がなされていました。
 室内は白で統一されており、廊下などの床は桜材のフローリングです。客間は8畳ですが、4畳は半畳ずつの畳です。残りの4畳は杉の板で、半畳ずつのはめ込み式床でした。住みなれた家の家具を持ち込むということで、まだ室内はがらんとしていましたが、全体的には照明器具が間接照明で、寝室などの明りは窓の明りのほかは柔らかい気がしました。トイレ、浴室も障害がないと、これだけのスペースですむんだと気づきました。
 ただ棲むのではなく、後半の人生・生活をどのように過ごしたいのかと言う意味では、このリフォームをする意義はあるように思います。
 徒歩で5分も歩けば、弘前城公園西堀です。散歩するにはもってこいの場所だなと思いました。素敵なリフォーム住宅の総工費は500万円ということで、自分ひとりの生活空間であれば一度やってみたいという気がしてきました。
 ちなみに私の希望は、囲炉裏と竈(かまど)、石釜、陶芸用の窯があればいいなと思っています。

 この後車にサイクリング車を積み込んで、鯵ヶ沢海岸で開催中の「C-POINT」というイベントを見に出かけました。
 このイベントも今年で10年目と言うことで、今回が最後になるということもあり、たくさんの人手で駐車場も満車で、私たちは少しはなれた公園駐車場に駐車して、自転車に乗り換えて会場を目指しました。沖縄から北海道までの作家さんたちが400軒ほど店を並べ、お客さんたちとやりとりをしていました。陶芸、木工、布物、ガラス製品、革製品、楽器などたくさんの店が並ぶ中を一通り見るとなると、30~40分以上かかりそうです。価格は決して安くないものが多くて、ほとんどは触れるだけで終わりのようですが、それでも気に入ったものがあると、高価なものでも売れていました。
 こういう文化の祭典があることで、県内各地からお客さんが見に来るのですから、毎年続けられないものかと思いました。
 降ったり止んだりの蒸し暑い中でしたが、それなりに目の保養になったようです。


 

弘前城公園は桜でいっぱい、人もいっぱい・・・

2010-05-02 07:48:06 | 一歩二歩、散歩~横道
 昨日久しぶりに弘前城公園に足を運びました。カミサンが朝からお弁当を作り、リュックに詰めて出かけました。しかし岩木川河川敷に設けられた無料駐車場は車でいっぱいです。我々もここに駐車して、亀甲門(北門)から入場しました。桜は外堀は満開、公園内も5,6分咲きです。それにしても連休の始まりとはいえ、すごい人人人で前に進みません。我々は本丸へ一度足を運んでそこから岩木山を仰ぎました。桜と岩木山はとっても似合います。中国人のツアー客でしょうか、外国の方がとっても多いのに気づきます。
 少し遅い昼食を桜の古木の下でとりました。それから植物園を歩いて、梅や枝垂桜、水芭蕉、スミレ、片栗の花などを見て歩きました。まだまだ春は浅いなという感想です。
 1時間30分ほどでしたが、結構なウォーキングになりました。昨夜の強い雨が、この日の誇りを抑えてくれています。お天気はよいのですがとっても強い風が吹きつけていました。それにしても、弘前城公園の桜はやっぱり最高!

岩木山神社参拝

2010-01-25 15:22:38 | 一歩二歩、散歩~横道
 1月25日(月)平地は雨、岩木山百沢はみぞれ~綿雪

 今日午前中はパン工房「ゆいまある」メンバー・スタッフ24名で、岩木山神社参拝~新年会でした。
 午前中はみんなで湿った雪の中を、岩木山神社参拝を行いました。雪のない季節の岩木山神社では気づかなかった建物などの朱色の色合いが、周辺の白い雪化粧でとても鮮やかに見えました。
 桜の木の枝にも雪が乗り、花のように咲いているかのようです。
 神社の本殿前には運試しの標的があり、雪玉を作って的をめがけて投げ、当たると鈴が鳴る仕掛けなどもありました。
 ゆいまあるメンバー一人ひとりが本殿前の賽銭箱にお賽銭を投げ入れて、今年の願い事をしていました。
 今年も健康で豊かな日々が過ごせますように!

旅は道連れ湯は情け?

2008-12-26 13:14:55 | 一歩二歩、散歩~横道
 一昨日来の雪である。今朝26日の津軽は強風で気温も低くて、凍(しば)れた一日となった。昨日秋田県の大館市にトラックで出かけたが、さすがにもし今日のような天候だと、自粛するしかないと思う。Sさんと二人で「レストランが閉鎖されるので、食器が大量に出るから取りに来て」という電話で、出かけることになった。後援会長からダンプを借りて出かけたが、青森県境の矢舘峠は雪がちらついていた。約2時間かかって目的地に着いた。まずは昼飯を食おうと言うことになり、入ったのは比内地鶏を使っているという「親子丼」の店だ。少し高めではあったが、人気の店のようで、時には行列が出来るという素敵な雰囲気の店であった。
 腹ごしらえをした後レストランを訪ねたが、冷たい雨がみぞれに変わっていた。
店の外での梱包作業なので、手もかじかんでしまうような寒さである。皿やジョッキなどを新聞紙で包んで、ダンプに載せた。あまりにも体の芯まで冷え込んだこともあり、温泉郷のある矢舘峠の日景温泉に立ち寄って湯船の人になった。国道から約500メートルほど山道を入ると、日景温泉が雪の中でひっそりたたずんでいた。桜の木が道路沿いに並んでいたが、かなりの老木であり春には見事な景観だろうと思った。今はそれも白い花を咲かせているかのようだった。
 入浴料400円を支払って回廊を回って大浴場に向かった。入浴客は渡しとSさんとあと二人だけであった。硫黄泉のこの浴室内は硫黄の臭いが充満していて、お湯は白く濁っていた。そして温泉は適温で、冷え切った身体が温まるまでかなり時間を要した。外は冬景色で、言葉もいらないくらいに静かだった。早春にもう一度訪ねてみたい温泉である。年末年始はこの温泉宿も満室になるくらいに混み合うらしいが、この日は我々にとっては全く静かでありがたい時間であった。こうして冷えと疲労感をいやした我々二人は、また帰りの道をダンプの人となったのである。

まぼろしの邪馬台国

2008-11-04 07:03:46 | 一歩二歩、散歩~横道
 休日をカミさんと一緒に公園を歩いた。不安定な天候も午前中はなんとか晴れ間ものぞいて、晩秋の公園はそれなりに美しかった。公園の植物園は入場料が300円で「紅葉と菊人形祭り」が開催されていた。あまりにも菊の飾り付けが美しく、カミさんを立たせて写真撮影を行おうとしたが、その前に老夫婦が何枚も写真をああでもないこうでもないと時間をかける様に半ばあきれ、半ばおかしくて見ていた。植物園の入り口で催事場案内の地図とともにスタンプラリーをやっていた。おもしろ半分でポイントに沿って歩いてみた。5つのスタンプを集めると1万人まで花の種(ハーブ)をもらえるのだという。きょうの公園歩きは健康づくりのためと我が施設メンバーが押し花活動をやっているので、少しでも協力しようとカミさんと落ち葉を拾いながら袋に詰めた。こうして何か目的らしいものがあると、歩くのもななんだか意味を持って楽しみが倍増する。私は菊人形は余り好きな方ではないらしくて、植物園の今の時期の花々と紅葉刈りで楽しんだ。ムラサキシキブは花ではないのだろうが、紫の種子状の丸い粒が見事に並んでいる様に感嘆して見入っている。5つのスタンプはあっという間に集まり、しばらく歩くと銀杏の実が落ちているのを見かけた。はじめ拾いたいけど臭いしなあと思ったが、小枝を折って拾い始めたら止められなくなった。あんまり一生懸命に拾っていたら、ほかの方からこれもあげると集めた実をいただいている。もう止めようかと思うと、急に強風が吹いてまたもや実がバラバラと大量に落ちて来るではないか。結局汗をかきながら3㎏近くの収穫で止めた。
 ベンチに腰を下ろして朝自宅で沸かしてきた珈琲を戴き、ゆいまある特性のサツマイモのパウンドケーキを食べた。公園の植物を見ていると、季節は確実に冬に向かっていると感じられる。ゆったりとした気分の休日である。しかし意識の中には翌日の健康診断があることを、やや不安に思っている自分がいる。
 公園を歩いた後は、二人で映画館に向かった。「まぼろしの邪馬台国」を観ることにしていた。200席もある館内には年輩連れだけの20人程度しか座っていない。吉永小百合と竹中直人では、若い人は来ないよなあと変に納得している。
 島原鉄道の経営者で邪馬台国の研究家である、宮崎康平の生涯を描いていた。なかなかに個性的な生き方であった。中途失明をしてなお、邪馬台国の研究と卑弥呼の墓を探し求めた。その立て役者が彼の目となり、先妻の連れ子を育てた和子である。彼女の理解と献身的な協力なくして、彼の研究や生活は成り立たなかったと思う。何度か目頭が熱くなる場面もあり、館内からは鼻を鳴らす音が聞かれた。
 「島原の子守歌」は小学生の時に何度か聞いて知っていたが、この作詞作曲者が宮崎康平その人だったことは案外知られていないことではないだろうか。雲仙普賢岳の恐ろしさを思い起こしていた。卑弥呼の墓はそこにあったらしい。

温泉いろいろ

2008-04-13 13:46:09 | 一歩二歩、散歩~横道
 昨日の「空の平高原温泉」の、内風呂の写真を紹介します。更衣室にトイレもあり、ドアを2つ開けて中に入ります。洗い場の蛇口も5つほどあり、お湯と水のカランに分れていてシャワーつきのようでしたが、残念ながら水しか出ませんでした。浴槽へ流れ込む源泉のお湯をつかって髪を洗い、身体は浴槽から汲み上げてかけました。
 写真のように湯船からの窓も大きくて、天候がよければきっともっと明るく風景が広がっていたことだろうと思います。なんといっても、一人で楽しめる温泉は、静寂な中に流れ込む温泉の音だけが耳に心地よいのです。ぬるめでもじっくりと身体湯につけていると、内側から汗が噴き出すようになるのです。心地よさを感じる心身共にリラックスできる温泉でした。
 この温泉の先に秘湯ランプの宿でおなじみになっている、「青荷温泉」があるのです。渓流の音を聞きながらの露天風呂を楽しむことができます。電気がないとこんなにも静かなんだということが、感じられる温泉です。夜の食事は大鍋に煮込まれた熊の肉などは最高に美味しく感じます。同宿の見知らぬ人たちとの交流がランプの明かりで交わされるのも、人情味があって素敵なことですね。
 

桜ほんのり~紅蕾

2008-04-13 12:54:26 | 一歩二歩、散歩~横道
 きょうはまずまずの好天です。先輩のKさんに退職慰労を兼ねた贈り物を背中のバッグに詰めて、自転車を走らせた。片道6㎞の道のりを春色の景観を楽しみながらの30分である。快調に走行したが、なんといっても花粉症である。鼻水が気になって2度鼻をかんだ。それ以外は本当に気分良く走ることができた。左手に岩木山と岩木川を見ながらバイパスを走る。桜の蕾もふくらんでいるのがよくわかる。岩木川の河川敷では野球を楽しむグループあり、親子連れがお昼を楽しむ姿も見られた。鴨の一家も今日の穏やかな日差しの中で、気持ちよさそうに泳いでいる。
 Kさん宅を訪問すると、ご夫婦おそろいで在宅されていた。仕事を辞めて晴耕雨読の日々という。6月から農場の開墾をするので手伝ってくれないかと誘うと、手帳に書き込んでくれた。汗を流す気分の良さを話した。昼食時間になったのでお暇して、またサイクリングをする。弘前城公園の外堀を通って、桜の進み具合を確認したのがこの写真である。こちらは亀甲門側のお堀である。こういう天候が続けば、記録的な早さの桜の開花となるのではないだろうか。

空の平高原温泉

2008-04-13 09:13:05 | 一歩二歩、散歩~横道
 休日の一日。朝から弱い雨が降り、寒さも感じられた。午前中本屋で時間をつぶし、昼食後は温泉探索に出かけた。噂に聞いた温泉で無人の温泉である。秘湯「青荷温泉」に向かう途中の高台にそれはあった。県道から6㎞の地点で急なカーブが続き、そのカーブごとに津軽弁の注意書きが面白く表現されて思わず笑ってしまう。
 勾配のきつい坂の途中に、清水があった。山の水はいつも美味しく感じるのだが、今日の雨はやけに冷たい。
 ようやく目的の温泉に到着する。本当に空の平というくらいに高台で、急にそれまでの林を抜け出すと空がぽっかりと広がったような気分だ。駐車場や林の中には、まだ残雪があちこち残っていた。無人の温泉とは聞いていたが、入浴する人すらいなかった。入口が男女別に別れていて、入浴料200円が鍵付きの缶に入れられるようになっていた。檜葉の浴槽だろうか、温泉がかけ流しで流れていた。大きな窓からは外の雪景色が広がっている。シャワーはついていたが水しかでなかった。少しぬるめではあるが、自分一人の浴槽は何とも気持ちがよい。ゆったりとした時間が流れていた。
 これから山菜取りのシーズンである。収穫後の汗を流すには、この高原の温泉はありがたい気がした。また来てみたい田舎ならではの温泉である。

黒石市/こみせを歩く

2008-03-13 13:44:53 | 一歩二歩、散歩~横道
 黒石市内には、3軒の造り酒屋があり「菊乃井」、「玉垂」の2軒がこみせ通りに、「初駒」は元町にあります。

 寒さが最も厳しい寒の頃、熟練した杜氏によって仕込みがはじまります。黒石は造り酒屋に欠かせない良質な水と純良な米に恵まれています。そして澄みきった空気と気温が味と香りを調和させ黒石の酒の「こく」を作っています。

 水は八甲田山の伏流水という地下400メートルから汲み上げているという場所で呑んでみました。お酒の美味しいところはやはりお水も美味しいということでしょうか。この玉垂酒造は相当古い家屋で、建物の中に入り土間を歩いてみると古の世界にタイムスリップするかのようです。酒蔵まで歩けば、酒樽がたくさん並んでいます。今酒林は茶色に色づき、お酒も飲み頃であることを示しているようです。
 この玉垂の玄関ガラス窓に、張り紙がありました。津軽弁の「あどはだり」です。「あど」とは「後」を濁って発音し、「はだる」とは「ねだる」という意味です。一度美味しい酒を飲むと、何度も呑みたくなるという意味なのでしょうね。
 
国の重要文化財に指定されている高橋家は、江戸時代中期に建築された 典型的な商家の住宅です。代々「理右衛門」を名乗り、黒石藩御用達の商家で、主に米を扱ったことから、屋号を「米屋」といいました。
 このほか消防屯所の昔ハイカラであったと思うユニークな作りや、手作りの餅屋さんなど、いつまでも残したい風景がこの町にありました。

市町村合併後の置きみやげ

2008-01-22 22:11:11 | 一歩二歩、散歩~横道
 食後の運動不足を兼ねて、パン工房「ゆいまある」まで散歩しました。あうんの敷地から県道へ出る直前の道路にマンホールが雪を溶かして姿を現していました。弘前市に合併前の岩木町がここに残されていました。マンホールのふたには、稲穂とりんごと桜、山女魚、そして岩木町の花「ミチノクコザクラ」が彫られていました。いつまでも残して置いてほしいと思いながらカメラに収めました。