夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

年度末は慌ただしい

2014-03-23 07:48:30 | つれづれなるままに
3月23日(日)雪舞う

 昨日は昼から町会の決算会議・監事監査、午後6時からは法人の理事会が開催された。終わったのは午後8時、頭がボーっとして腫れているかのような感覚に襲われている。

 娘達が久しぶりに帰宅しており、笑顔を見せる娘達にほっと一息をついている。娘達が私の疲労感を取り除いてくれているのを強く感じている。
 NHKラジオ深夜便の中で俵万智さんのコーナーがあって聞いていた。

 原発事故のあと俵万智さんが娘を連れて石垣島に移り住み、子育てと創作活動をしているという。そして「たんぽぽの日々」という本を発刊した。

 その中の一首に「タンポポの綿毛を吹いて見せてやる いつかお前も飛んでゆくから」という歌が載っていた。母親としての子育て中の気持ちが目に浮かび、じんわり心に染みこんでくる歌でもある。

 子どもの成長が日々感じられる時期、一つ一つの事象と言葉が咬み合って、記憶の世界に刻まれていく。「奇跡の人」ヘレン・ケラーとサリバン先生の言葉と事象が通じ合った瞬間のお互いの感動と喜びは、子どもの母親がサリバンと共通の思いになれたような瞬間でもあると彼女は語っている。確かにそうかもしれないと、思わされる。

 今はタンポポの綿毛が上手に吹けないお前も、いつかなんでもないことのように育って、親を超えてゆく存在でもある。だからこそ親にとっても、今がとっても大切な時間なのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

お彼岸~シトギ餅

2014-03-22 07:01:28 | つれづれなるままに
3月22日(土)

 昨日は彼岸の中日、でも朝起きたらどかっと雪が…。そして一日中雪は舞っていて、寒い一日でした。

・毎年よ彼岸の入りに寒いのは 正岡子規

 朝5時に一度布団から抜けだして、居間や客間のストーブを入れます。その時間帯になると結構明るくなったなあと思うこの頃。寒くても少しずつこうして、季節も動き出しています。

 お彼岸に我が家ではもち粉であんこを包んで軽く油を引いたフライパンで焼いた「シトギ餅」が並んでいました。我が家の住人全体を考えてか、砂糖はほとんど使っていないので、甘さ控えめで、近所の糖尿病の知人も喜んでくれたようです。

 食文化は地方で結構違うものですね。信州に学生時代アルバイトで下宿した先のおばあちゃんが作ってくれたおやきの中身は、野沢菜の漬物でした。

 かといえば津軽のお赤飯は、甘納豆を使ったり、おいなりさんも甘いご飯で驚いたことがあります。
 こういう地方の食文化は、残していきたいものです。

 ・春彼岸記憶を辿るしとぎ餅

 

研修の振り返りの中で

2014-03-20 06:44:29 | つれづれなるままに
3月20日(木)

 今回の研修は久しぶりに自分が望んだ研修会であり、若手に聞かせたかったという印象が強いのです。
 「重症心身障害の方とその家族の思いを過去と将来に向けてインタビューで確認する」という手法も、意向調査として今後の参考になることです。

 重症心身障害(児)者は、その障害の重さから言葉を使ってのコミュニケーションは制約が多いことです。そのために家族や支援スタッフは、長年寄り添いながら、その意思確認を目の輝きや、身体の微細な動きや手の握る強さ、表情、発声などの抑揚の強さで判断することが多いことは私も娘達に感じてきました。
 確信を持ってそうだと断じることは出来ないながらも、そういう全体の観察で、ああ今この人は喜んでいるんだなと感じたりすることができるのです。

 シンポジウムのシンポジストもユニークな発言者が揃っていて、歯に衣を着せない表現はまさにストレートな発信力を感じていました。
 西宮・青葉園の清水氏の表現は非常に個性的で、超高齢社会が重症心身障害者の世界にも及んできたことの驚きと、そういう中で初めて一般の高齢者に対する重心の人たちのリーダーシップが活きようとしていると発言していました。
「年をとってから寝たきりになったり、言葉が言えなくなった、認知症になったとオロオロするな。重心の方々は生まれた時から寝たきりでありながらも必死に生きてきている。更には地域の隣人たちをサポーターとして味方につけて、地域社会をムーブメントさせている。重心の人たちこそが地域福祉のリーダーとして、その生き方や姿勢をみんなが学べば、本当の仕合せとは何かが見えてくる」と言わんばかりの表現でした。

 一方が一方的に何かをしてあげる関係でなく、お互いがその生き方の中で学び合い、自分らしさで支えあうという関係は、重度障害とか生活困窮者とか、こどもとかいう括りを超えたほうが面白い空間ができるという発想法で、来年度「共生の館」を建てると言われていました。さすがに「青い芝の会」を背景にして、障害者福祉が進んできた地域の方だなと共感していました。

日常生活雑感

2014-03-12 07:01:34 | つれづれなるままに
3月13日(木)雪

 朝起きてみると10センチ位の積雪。スノーダンプで除雪をすると、かなりの湿り雪でした。気温は高めです。

 さて、公立学校の合格発表も終わり、悲喜こもごもですね。自分の受験の時を思い出しています。
 でもここはまだ社会人生の第一歩の関門でしかなく、これからの巻き返しの気持ちが大切。学校に入ることだけが目標では、余りにも短絡的。要は何を身につけるのか、何を目指すのかを明確に持つことができるかでしょうね。
 ガンジーの名言で「方法はあとからついてくる、目標を持て!」ということの明快さ。

 定年退職で3月末で退職する職員もあれば、入れ替わりに社員となる人もあってこの3月は異動の時期です。

 「このひどい世の中、永遠のものなんてないのさ。我々のトラブルさえね。」

 

 「最初から多くのことを成し遂げようとして極端な努力をすると、

                たちまちのうちに全てを放棄することになる。」


 「何のために意味なんか求めるんだ?人生は願望だ、意味じゃない。」


 「いいかい、もし、良いと思ったら、どうやろうかなどと決して心配するな。

                             つまり直感だよ。」

 C チャップリンの名言ですが、さすがに良いことを言うなあと思います。

 たった一度の人生なんだから、毎日を楽しく豊かに過ごしたいというのが、今の自分の気持です。自由な日々を少しでも満喫したい所・・・。

 それでは「Have a nice day!」

 

3周年を迎える東日本大震災

2014-03-10 07:20:18 | つれづれなるままに
3月10日(月)雪

 彼岸の入りまであと1週間あまりなのに、まだ雪の日々です。先週までかなり溶けてきたなと思っていた雪も、このところの雪でまた前と同じラインまで復活しています。今朝も10センチ程度でしたが、全国的に今日は寒波襲来の予報ですね。

 今週は卒業式のオンパレードで、私達が最初の福祉活動を開始した岩木山嶽温泉地区の「常盤野小中学校」の卒業式です。

 明日は東日本大震災の起きた3月11日です。きょうの午後2時から午後8時まで「東日本大震災からの地域復興を考える」と題して、弘前大学ボランティアセンター主催の活動報告会・研究報告会があり、参加することにしています。

 
 


沈黙

2014-03-06 07:06:54 | つれづれなるままに
3月6日(木)

 目覚めると細かな雪がしきりに舞っている。寒い朝だ。これから彼岸まで温かさと寒さを繰り返しながら、まるで揺り返しの波のように春に近づいているかのようだ。

 昨夜娘の不幸なことがあり、ケアホームに夫婦で急いだ。
 何も言えない娘ではあるが幸いにもその表情は明るく、私たちの顔を見て「だいじょうぶよ」と言っているかのようだった。
 
 帰途、家内と私はそれぞれに心のなかで言葉が重たすぎて、何にも語れないままに就寝した。
 「どうすれば?」とか「なんで?」という言葉のリフレインが、延々とこの雪のように続いている。娘は人を恨むようなことがないだけに、我々夫婦は自分でもいつ剥くかもわからない牙を必死で抑えこんでいる。
 予感というものはあるもので、振り返るとその一コマ一コマがコラージュのように再現される。しかしその時点では、何にも動けない自分がいるだけだ。
 こうして繰り返す災難は、いつも娘が身をもって次の災難の防波堤となっている気がしている。
 きょうも私は昨日の続きの、セイフティマネジメントのシナリオを更新しなければならない。次の悲劇をなくするために・・・。

旧暦2月6日

2014-03-05 07:04:59 | つれづれなるままに
3月5日(水)

 この所またテレビは見ずに、寝室で浅田次郎の「一路」上篇を読みながら眠っている。
それにしてもテレビ番組の貧困さは、さすがに呆れ返ってしまう。ほとんど洋画の録画かNHK教育テレビの料理番組、そして福祉系番組、釣り番組しか見ない。
 横浜の画家・すずきさんがFBに「新聞は読まない・テレビは見ない」宣言に、さすがに同感し始めている。

 早く寝ると、いいこともある。それは夜中の暴飲暴食をしないことであり、酒を飲み過ぎないことだ。血圧もなんだか安定している。

 さて、先日のひな祭り茶会においでになったFさんが「岩木山一周サイクリングレース」が企画されているらしいという情報をくれた。結構ハードではあるが、岩木山ヒルクライムよりはやれそうな気がする。今年の目標は、岩木山登山もある。早く運動を開始したい。

 

弥生

2014-03-01 07:30:36 | つれづれなるままに
3月1日(土)一応晴れ

 昨日「ぞうさん」や「ふしぎなポケット」で知られる「まどみちおさん」が亡くなられました。ご冥福をお祈りいたします。それも2月の最後の日に・・・。

 104歳までの現役ってすごいなあ!

 まど

 まどは
 ぼくと
 きみの世界の
 扉についた
 ちいさな景色
 見たことのない
 不思議な世界に
 いっぽ
 踏み出せば
 きみを
 感じられる
 においや
 色や
 あたたかさや
 やわらかさや
 そして
 よろこびや
 かなしみも
 まどは
 好奇心を
 ぼくにくれる
 ふしぎな
 かがみ
 
 
 

 
 

町会役員会

2014-02-17 07:04:51 | つれづれなるままに
2月16日(日)

 関東方面の大雪を眺めながら、津軽は今年楽な冬と決め込んでいたところでした。
 昨日の朝ゆっくりと目覚め外を見たら、30センチ以上の湿った積雪がありました。除雪車がそれにもまして、道路の除雪した山のような雪を入口に置いて行かれ一苦労でした。

 午後2時から町会の役員会があり、出席しました。私の家のお隣さんが町会長宅で、その関係から審議委員を仰せつかって2年目が終わります。
 町会費の賦課金を決めること、会計からは決算が大幅な赤字が想定されるので、定期預金の取崩しなどが協議されました。今年度から弘前市の町会全体の会計年度を4月から3月に改めることになっており、従来の1月から12月までの会計年度を変更しなければなならないことになっています。結果1月から3月までの3ヶ月間の延長が、赤字の理由のようです。

 町会長ほか三役は副町会長と会計がおり、その他公民館長、審議委員が5名に民生児童委員が2名です。議題の中にはなかったのですが、どうやら町会長と会計が今年度で交代するという話でした。町会長さんは76歳で、氏子総代やら町の社協会長、そのほか福祉法人理事長なども担っておられるのです。すごい老年パワーだなと思います。

 「世代交代」はどの組織でも課題となっていて、能力はあっても協力的でない方もおり、なかなかすんなりとは行かないことが多いようです。副町会長さんは63歳の元町会議員でもあり、なんとか引き受けられたのでホッとしています。

 2025年問題としてクローズアップされているのが、超高齢社会。2025年には団塊の世代の全体が後期高齢者(75歳以上)になり、要介護者が755万人と推計されています。町会でも16件も空き家があり、老人単独世帯が増えてきて居るという報告がありました。新しい仕組みづくりが必要なようです。
 

沢田地区「ろうそくまつり」

2014-02-15 07:23:57 | つれづれなるままに
2月14日(金)

 旧相馬村の一番奥地に沢田地区があり、現在住民は10戸ほどしかないという。私は青森に来て初めて、この「ろうそく祭り」を見たのはもう30年も前の話。平家の壇ノ浦の戦いで敗れた霊を弔うために始まったとされ、450年も続いているというからすごい話。

 津軽には平家の落武者のの話があるが、ここのもその一つかもしれない。

 旧暦では小正月のこの日に、岩木山を形どったろうそくの斜面の雪の階段を登り、その一番上に岩谷堂という祠の中に岩肌がある。大きなろうそくを購入して灯し、五穀豊穣や家内安全を祈るという。 ろうそくの溶け方で、その年の吉凶を占うなどの風習もあるらしい。

 

 家族連れや県外客も訪れており、登山囃子などが打ち鳴らされて賑やかないっときの空間が広がっていた。