夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

北海道北限の旅 その3 稚内市(ノシャップ岬⇒宗谷岬)

2011-08-13 07:16:53 | 旅たび食べある記
8月3日(水)礼文島を縦断した後、稚内行のフェリーに乗船。好天に恵まれて、どこまでも青く穏やかな日本海である。利尻島がまるで海の上に、利尻富士が突き出ているかのように見えた。
 15:45稚内港に到着し、ドーミーイン稚内というJR稚内駅から徒歩15分のホテルにチェックイン。そして荷を降ろしてから、早速稚内観光に出かける。JR稚内駅はまだ改修工事が続いており、2年後くらいの完成予定とのこと。翌日の定期観光バスの発着時間などを確認した。その後市内を歩くが、稚内市内もシャッター街が続く。
 「稚内副港市場」を訪れて、この日のうちにお土産を送ってしまおうという計画だ。ガイドブックの写真で想像したよりも、少し寂しい市場だ。
 

 唯一これはと思ったのは稚内「ノホモ牛乳」の旨さである。濃厚で甘みもあり、無調整に近い味だった。買い物を済ませて夕食のメニューを考える。市場の前にあったロシア風レストラン「ペチカ」に入店。ここはロシア人店主が1時間おきにギターを弾き語りで歌ってくれる。1970年代の歌手らしいが、声質は加藤登紀子風だった。おとなりの席に後から入店したご夫婦が、横浜の方で実家が旭川だという。墓参りの旅で10日間旅行を続けるという。まるで昔からお付き合いしているかのような雰囲気で、あっという間に時が過ぎていた。
 ホテルへ戻って翌日の準備をした。このドーミーインでは夜食が無料サービスされるとのことで、10:30頃出かけてみると結構お客が詰めかけていた。醤油ラーメンが丼は小さかったが、ちょうど今夜の締めという感じで美味かった。最上階にある温泉で汗と疲れを洗い流した。
 翌朝(8/4)JR稚内駅前BTから、定期観光バスが発車する。きょうの最終目的地は宗谷岬である。
 
 観光バスは考え方ではあるが時には楽ちんで、バスガイドが知りたいこともどうでもいいことも皆聞かせてくれる。更に居眠りもできるし、喉が乾けばビールも飲めるのが旅の良さでもある。
 最初に立ち寄ったのは、稚内港の北防波堤ドームだ。総延長427m、柱の数が70本。半アーチ型の防波堤で、とても防波堤というイメージからは遠い。稚内特有の強風と高波に絶えられる構造で建築されたものらしい。ローマ建築を思わせるような足元の美しさがある。
 稚内市の西側高台にある稚内公園に立ち寄り、南極物語などの映画でも知られるカラフト犬の記念碑や、樺太の地の辛い歴史をを表す「氷雪の門」のモニュメントが樺太を背にしていた。終戦後の8月5日、突然ソ連軍が樺太に進行して、大勢の日本人が虐殺された。最後まで電話交換手を務めた交換手が青酸カリを飲んで果てたと刻印されていた。
 宗谷岬につながる宗谷丘陵(1万年前の氷河期に凍結融解を繰り返して出来上がっった)が広がっていた。

 この地には元祖冒険家で測量家・間宮林蔵の銅像が建っていたし、北方の守りとしての旧海軍望楼なども見られた。

 1970年代の「大韓航空機」撃墜事件があった。航路を離れてソ連領に入った大韓航空機が、ミグ戦闘機に「ミサイルで撃墜されたことは記憶に残るが、この地に折り鶴をイメージする慰霊碑が天に向かって羽を広げていた。

 

北海道北端の旅 その2 利尻島⇒礼文島 

2011-08-12 21:15:22 | 旅たび食べある記
8月3日(水)
 この日も快晴の朝を迎えました。昨日は頂上部が見えなかった利尻山(1721m)が、今朝は美しい姿を見せてくれました。


 4時起きをして部屋から見る朝日は、オレンジ色に輝き朝の海を染めあげています。昨日行きそびれた「ペシ岬展望台」に朝5時足を延ばすことにしました。
 朝露に濡れた腰丈ほどもある草原を、細い道が急な坂となって超上部まで続いています。朝遠くから眺めているのとは違って、結構急峻な坂でした。10分ほど登って真横に道が分かれていましたので、そちらに足を延ばすと白い灯台が建っていました。そしてそこから頂きまであと一息。シニアグループが先に登って、記念写真をとっていました。

 さて、朝9時30分発の礼文島行のフェリーに乗船しました。

 礼文島は花と海を楽しむ島ということで、利尻島とは大きく違うのは樹木が殆ど見られないことです。延々と続く草原と花々の咲く小高い山という感じでしょうか。約40分で利尻から礼文の香深港(kafuka)に到着しました。
 
 この島ではほとんど時間が取れず、レンタカーで北端のスコトン岬に行き、13時5分発のフェリーに乗船して稚内行フェリーに乗船する計画です。
 本当は花々を鑑賞したいのであれば、5,6月頃が一番美しいのでしょう。幸いにも快晴のこの日、海は澄み渡ったスカイブルーで、快調にレンタカーを飛ばしました。この島の端で最も有名な花が「礼文アツモリソウ」です。時期が過ぎているので、唯一このアツモリソウがみられるのは、「高山植物園」です。


 

 およそ30分でスコトン岬に到着しました。


 天気がよければサハリンを遠望できるということでした。でも、あいにく肉眼では、サハリン方向は海が霞んでいて見えませんでした。
 礼文島は利尻島と違って、車で一周する道路はなく、縦断という形でした。あとはトレッキングコースがたくさんあって、開発しないでいるこの島が貴重に思えました。



 
 

北海道北端の旅・その1「利尻島」

2011-08-12 06:05:39 | 旅たび食べある記
8月2日(火)11:50 目的地:利尻島(1泊)
 青森空港発のJALにて新千歳空港に13:35着⇒新千歳空港をANAで13:35発⇒利尻空港着14:25着。
 北海道は今まで札幌、小樽、函館しか足を踏み入れておらず、いつかはと思いつつこの日に至っています。今回の目標は北海道の北端、稚内と宗谷岬です。そして利尻島と礼文島をそこに加えました。最終日は札幌で親しき人たちとの再会が待っています。





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 依頼済みのレンタカーの出迎えを受け、島内(63.3km)を一周しました。15:00鴛泊港のそばのレンタカー事務所にて手続きをして、島内一周のツアーに出発。あこがれの利尻富士(はこの日快晴にもかかわらず頂上が雲に隠れたままである。島内一周は車で約1時間30分程度。3時間コースの予約で、車を走らせた。
最初の目的地は姫沼で、、周囲1㎞の遊歩道を歩く。沼の中央には水鳥かとおもいきや、かもめの集団が群れていた。晴れていれば湖面に利尻富士の姿が逆さに映り美しいのであるが、残念・・・。
 次にオタトマリ沼に向かった。観光バスや土産物屋が軒を並べていて、なんだか賑やかすぎて早々とこの沼はあとにしている。
 
 利尻島は利尻山の噴火でできた祈願が島のあちこちで見られます。途中霊峰湧水という湧き水があって、眠気を冷ませるためにいただきました。島野海岸には利尻昆布を漁師さんたちが干している姿が見られました。
 約束の6時にレンタカーを返して、宿まで送ってもらいました。夕食はもちろんウニのオンパレードでした。
 翌朝4時に目覚めましたが、ちょうど部屋からペシ岬が見えて朝日がこれから上がるところでした。

朝5時には散歩がてらペシ岬という小高い丘に登り、昨日は全部見ることのできなかった利尻山全景を撮影することができました。このペシ岬の中腹には会津藩士の3名の墓があって、北の守りについたと書かれていました。厳寒の地の厳しい冬は、どんなに苦労したことでしょうか。
 朝食後、朝9時30分のフェリーで礼文島を目指しました。

久しぶりの旅を企画中・・・

2011-07-18 16:19:21 | 旅たび食べある記
8月上旬に旅行を計画し始めています。今回の目的地は北海道です。
 北海道に的を絞っていながらも、北海道も広いなあ!と改めて思います。まだ訪れていない場所で、行ってみたいところ。今回はかなり遠方の稚内から利尻・礼文島はどうかなと思っています。
 利尻富士を一度拝みたいと思っていました。家内は一度学生時代に行ったことがあるらしいです。
 企画のキーワードは、フェリーに乗ること。カヤックかカヌーに乗ること。出来ればラフティングもやってみたいのですが、相棒が無理かも・・・。日本列島の最北端に足を延ばすこと。久しぶりにフリーな気分に浸ること。

 

「MoMocafe 」オープン!おめでとう!!

2011-07-18 07:07:37 | 旅たび食べある記
 7月15日(金)

 われらが元「ゆいまある」スタッフの通称「白雪姫」福田智恵子さんが、夢だった焼き菓子とカフェインなしのチコリコーヒーのお店「MoMocafe」を市内に開店しました。
小さなお店でしたが、とてもリラックスできそうなお店でした。


 以前お仲間だった花田さんと一緒に、奮闘している姿が印象的でした。


 チャレンジする精神を、彼女がまた一つ教えてくれました。何でも道を開こうと努力することは、とっても大事で貴重な生き方だと思います。みんなで応援して行きましょう!!
定休日は毎週水曜日。弘前市年金事務所の近くです。11:00~18:00
弘前市城東5-13-1   電話0172-26-2046
URL: http://momo-cafe.info mail shop@momo-cafe.info


三忠食堂の中華とにぎりまんま

2011-03-05 16:06:01 | 旅たび食べある記
弘前市和徳町にある「三忠食堂」に中華を食べにゆきました。「にぎりまんま」と書かれているのが目に止まり、それも頼んでいただきました。亭主の黒沼氏は初めて来たお客には、必ずこの店のラーメンの出汁のいわしの焼き干しを食べさせ説明を丁寧にしてくれるのです。
 売りは「津軽そば」ですが、焼き干しの出汁がうまいのも中華だって負けません。
 

 ストーブが付いている側には、この春の使者「バッケ」(フキノトウの津軽語)が並んでいました。中華の美味しい出汁をいただきながら、春を感じました。

深浦千畳敷海岸・民宿「田中屋」さん

2010-08-22 06:54:49 | 旅たび食べある記
昨日(8月21日土曜日は晴天で、最高気温は32℃でした。家内とドライブで青森県は日本海側の深浦千畳敷海岸に出かけました。津軽人はこの海岸線を「西海岸」と呼んでいます。
 弘前市内から深浦までは片道約60km、1時間30分くらいです。この日の海は青空に映えてとても美しい青色でした。
 海に行こうと思い立ったのは、急にサザエとイゴテンが食べたくなったからです。夏からもう秋に変わろうとする今、食べ忘れたこの食材を不意に思い出しました。
 深浦町は鯵ヶ沢町、岩崎村にはさまれた人口1万人程度の小さな町です。今は風合瀬(かそせ)という村の道路際に「かそせいか焼き村」という道の駅があり、朝取りの魚介類が新鮮な状態で販売されています。
 この日の魚の目玉は深浦沖で取れたというマグロのトロでした。早速ゲットして今夜のづけ丼です。そしてサザエも量り売りで、大きめサイズをゲット。1個130円くらいでした。このほかスルメイカやメバルなどが水揚げされていました。
 私の目当てのもう一品は海草を寒天と合わせた「イゴテン」です。緑色と茶色のものがありましたが、私が新潟で幼少時から食べてきたのは茶色のイゴテンです。酢醤油にからしをつけていただくと、なんともいえない夏の定番風味です。

 昼食は女将さん推薦の「刺身定食」でした。そして岩牡蠣を生でいただきました。大ぶりの牡蠣の身を、楽しみながらいただきました。ゴチソウサマ!

おすすめ!岩木食堂の中華そば

2010-07-21 17:21:42 | 旅たび食べある記
 7月18日(日)宮原さん一行と岩木山神社と木村秋則さんのリンゴ畑でのお話を聞いて、安心感と空腹感の中で昼食は旧岩木町の入り口近くの一町田バイパスの岩木食堂に入りました。時間はすでに13時を回っており、それでも日曜日とあってかお客さんは次々とテーブルを埋めます。
 この食堂ではまず売りは「中華そば」です。僕は写真の中華とお握りを食べました。
昔懐かしい煮干し出汁の味です。こしょうをパッパッと振って、ずずーっとまず細くて縮れ麺を吸い込みます。ちじれ麺は出汁を一緒に口の中に運んでくれますから、とってもそこがうまいと感じる点です。汗を額や鼻にかきながらの中華そばは、食べた後店の外に出るとすーっと涼しさを感じさせます。

旅の衣をととのえて

2010-04-11 09:36:23 | 旅たび食べある記
 4月10日(土)風が強く、くしゃみを何度もして鼻水をかむことが多かった一日。
 月曜日からの旅支度をするために家内と外出する。
 夕方娘たちをあうんに迎えに行き、週に一度の再会を果たす。長女は帰宅すると早速腹ばって、奥の客間を目指して行った。夕方になっておなかがすけばまた客間から、自発的に居間までやってきている。彼女はやっぱりこの家の生活の中にまだ意識のほとんどがあって、ケアホームの生活はどこか旅先のような気分なのかもしれないとふと思った。
 家内と二人で娘たちを久しぶりに二人を入浴させると、寝不足だったのか長女は浴槽に入るや否や舟をこいでいる。放っておくとおぼれそうなので、早々に着替えさせた。歯を磨いてやっていても、まったく起きることもなく深い眠りに落ち込んでいる。それに比べて次女は、いつもどおりの規則正しい生活リズムを崩すことがないのである。日曜日でも彼女はきちんと、5時30分には目覚めている。長女は一度も起きずに、朝8時に起こされるまで眠っていた。こういうのを寝だめというのだろうか。
 旅行日程もほぼ頭の中に入り、旅の準備も八割がた済んでいる。きょうは娘たちを温泉に連れて行き、家族風呂で温まろうという計画である。またしばらく彼女たちとはお別れなのだ。娘たちが生まれてから33年間で初めての、夫婦二人きりの長期旅行なのだ。何とか許してほしいと思っている。
 
 

春風に乗って

2009-04-05 18:35:36 | 旅たび食べある記
 きょうは快晴の一日でした。お日様も暖かく、風もそこそこにありました。あうんスタッフ有志と友人Kさんの計5名で、弘前城公園を健康維持のために歩こうと集合しました。公園内はまもなくの桜祭りに向けて、屋台を準備する工事業者が組立作業を進めているところでした。桜の蕾は少しだけふくらみ、緑色がかっています。弘前城公園の西堀ボート乗り場から入場し下乗橋を通り、運動グラウンドに向かいました。視覚障害のKさんと私は紐を媒体に、歩行しています。グラウンドには同じ健康目的の市民が、走ったり歩いたりする姿がありました。西側の護国寺方向には、鳥居越しに岩木山が白い姿でぼんやりかすんで見えました。
 私たちは約1時間をかけて、柔軟体操やジョギング、ウォーキングで体をほぐしました。この春から仲間入りしたスタッフHさんと一緒に歩きながら、法人のあるべき姿などを話しながらウォーキングをしていました。私は1,2週をジョギングしてみましたが、やはり心肺呼吸が辛くなってまだまだKさんの伴走は難しいことを感じました。何とかじわりと汗ばんだところで運動を止め、整理体操をしながらくつろぎました。
 お昼をとるために車で大鰐温泉まで移動し、佐々木の焼肉屋を訪問しました。約2時間かかって焼肉を楽しみ、酒を酌み交わしながら楽しく語らいました。そして次は小説「津軽百年食堂」のモデルのひとつ、駅前横の山崎食堂へ歩いて移動しました。(写真は佐々木の焼肉屋の向かいの大円寺の入り口のあうん像の阿像です。)
 山崎食堂ではラーメンが450円で、焼き干し味のこのラーメン汁は、香りも昔のラーメンの香りたっぷりで懐かしい味でした。「少し運動をしてこんなに食べたら、メタボ対策にならないよね」というのが、食べ終えた後の皆さんの感想ですが、いずれにしても大満足の行事がこうして終了しました。大鰐町のグルメをもっと宣伝したらいいのにというのが、素直な感想です。