これまでの数ヶ月イベント続きで、いささか心理的にも疲労困憊気味となっていた。カミさんと休日を合わせて、どこかに出かけようと思っていた。幸いにも晴天が続いているので、サイクリングかウオーキングのどちらかをして汗を流そうと思っていた。朝カミさんに「どこに行こうか?」と聞くと、「八甲田の蔦沼を歩いて温泉がいい」と言う答えが返ってきた。恐らく今年の八甲田山の見納めになるだろうなと、山歩きと温泉の気分転換は今の自分たちにぴったりだと思って同意した。
早速山歩きの服装の準備をして、軽食を近くの道の駅で仕入れた。ごまご飯といなり寿司、それに果物はバナナと柿である。なんだか子供心に近づいた感じがするのはこういうときかも知れない。カミさんとともに初夏の八甲田山湿原を歩き、その折に購入して穿いたきりとなっていたトレッキングシューズもこれで二度目ということで、何とか申し開きがつくだろう。
黒石市と平川市にまたがる八甲田山城ヶ倉側の入り口は、城ヶ倉大橋付近から紅葉の八甲田山ツアーの車でひしめき合っていた。9月26日に一度初雪の降った八甲田山はすでに紅葉が後半に入り、広葉樹の葉っぱの色合いもセピア色に変わろうとしていた。
八甲田酸ヶ湯温泉までは、我が家から車で約1時間で到着、ここで八甲田山の湧き水を水筒に仕込んだ。酸ヶ湯温泉一帯も紅葉が進み、観光客も平日と言いながらも、道路や駐車場にひしめき合っていた。更にそこから蔦温泉までは車で20分程度で到着。トレッキングシューズに履き替えて、蔦沼を目指した。二度目のトレッキングシューズはとても履き心地も良く、軽快に歩を進めることができた。
5,6分鬱そうとしたブナなど広葉樹の林の登り坂を歩くと、突然切り開かれた空間が出現する。蔦沼だ。木道が整備されており、記念写真を撮るには絶好の日和でもある。カミさんと写真撮影して、また歩を急いだ。これからは30分程度の登りが続く。鏡沼、月沼、そして長沼でちょうど半分。ここには東屋があり、昼食タイムです。どこからかキツツキなのか木を叩く音が沼を包む林にこだましていました。30分程度昼食タイムをとって、ゴールを目指しました。ブナや栃、そしてホウの木の巨木が連なる森の中は、小鳥の声が響き、整備された石畳と石段は苔むしていました。後半はほとんどが下り坂で、最後にもう一度軽く登ればひょうたん沼でゴールの蔦温泉に到着です。軽いトレッキングコースで、心地よい汗もかくことができました。二人で蔦温泉脇のお土産やさんのベンチで、温かいナメコそばを戴いていると、岩手からの観光客が話しかけてきました。岩木山からこちらまでめぐってきたようです。初夏の早池峰山の湿原も最高だと聞き、来年の初夏はそこに行こうという思いを募らせていました。
お腹も落ち着いたところで、汗で冷えかけている身体を蔦温泉に浸ります。入浴料は500円です。男性の浴室は入って直ぐ右下の階段を下りた場所にありました。
総檜づくりのこの浴室は、ひとりの入浴客が浴槽に身を置いているだけの静かなたたずまいでした。シャワーなどはありませんが、浴槽の洗い場に湯桶で汲み上げるお湯だまりがありました。透明で熱めの湯は、冷えた身体を温めてくれます。そしてこの蔦温泉の特徴はこの檜風呂の足下の板の間からも湯が湧き上がっていることです。時々ぼこぼこと空気の泡が湧き上がります。
こうして、この日の蔦沼巡りを満喫して、八甲田山を後にしたのでした。
早速山歩きの服装の準備をして、軽食を近くの道の駅で仕入れた。ごまご飯といなり寿司、それに果物はバナナと柿である。なんだか子供心に近づいた感じがするのはこういうときかも知れない。カミさんとともに初夏の八甲田山湿原を歩き、その折に購入して穿いたきりとなっていたトレッキングシューズもこれで二度目ということで、何とか申し開きがつくだろう。
黒石市と平川市にまたがる八甲田山城ヶ倉側の入り口は、城ヶ倉大橋付近から紅葉の八甲田山ツアーの車でひしめき合っていた。9月26日に一度初雪の降った八甲田山はすでに紅葉が後半に入り、広葉樹の葉っぱの色合いもセピア色に変わろうとしていた。
八甲田酸ヶ湯温泉までは、我が家から車で約1時間で到着、ここで八甲田山の湧き水を水筒に仕込んだ。酸ヶ湯温泉一帯も紅葉が進み、観光客も平日と言いながらも、道路や駐車場にひしめき合っていた。更にそこから蔦温泉までは車で20分程度で到着。トレッキングシューズに履き替えて、蔦沼を目指した。二度目のトレッキングシューズはとても履き心地も良く、軽快に歩を進めることができた。
5,6分鬱そうとしたブナなど広葉樹の林の登り坂を歩くと、突然切り開かれた空間が出現する。蔦沼だ。木道が整備されており、記念写真を撮るには絶好の日和でもある。カミさんと写真撮影して、また歩を急いだ。これからは30分程度の登りが続く。鏡沼、月沼、そして長沼でちょうど半分。ここには東屋があり、昼食タイムです。どこからかキツツキなのか木を叩く音が沼を包む林にこだましていました。30分程度昼食タイムをとって、ゴールを目指しました。ブナや栃、そしてホウの木の巨木が連なる森の中は、小鳥の声が響き、整備された石畳と石段は苔むしていました。後半はほとんどが下り坂で、最後にもう一度軽く登ればひょうたん沼でゴールの蔦温泉に到着です。軽いトレッキングコースで、心地よい汗もかくことができました。二人で蔦温泉脇のお土産やさんのベンチで、温かいナメコそばを戴いていると、岩手からの観光客が話しかけてきました。岩木山からこちらまでめぐってきたようです。初夏の早池峰山の湿原も最高だと聞き、来年の初夏はそこに行こうという思いを募らせていました。
お腹も落ち着いたところで、汗で冷えかけている身体を蔦温泉に浸ります。入浴料は500円です。男性の浴室は入って直ぐ右下の階段を下りた場所にありました。
総檜づくりのこの浴室は、ひとりの入浴客が浴槽に身を置いているだけの静かなたたずまいでした。シャワーなどはありませんが、浴槽の洗い場に湯桶で汲み上げるお湯だまりがありました。透明で熱めの湯は、冷えた身体を温めてくれます。そしてこの蔦温泉の特徴はこの檜風呂の足下の板の間からも湯が湧き上がっていることです。時々ぼこぼこと空気の泡が湧き上がります。
こうして、この日の蔦沼巡りを満喫して、八甲田山を後にしたのでした。