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最近(でもないかもしれないが・・・)どうもオールタイムアルバムベスト●●●というのが目につくようになった気がする。そもそもは「ローリング・ストーン誌」の企画がきっかけだったのかもしれないが、例えば、ポップミュージックがメインストリームになった1955年頃から丁度半世紀以上が経ったというのも、そんな企画物のきっかけかもしれない。で、私もそろそろそういう物を作ろうと考えた。
因みに私は実は1974年から1986年までと、1995年から2007年まではその年の年間ベスト20というのを発表している。さらに、ポップ系で私のコレクションしているアルバムは、LPとCDを合わせて大体25000枚くらいだが、その内、時期は区々であるが、2000枚くらいは10000点満点で得点をつけている。そこには「主観点数」と「客観点数」が7:3の割合で配分してある。従ってその点数記録も参考にしつつ、今回は1960年代から現代までの「ベスト500」を作成しようと考えた。
これは少し時間の係る作業なので、まず、一年毎の「ベスト5+α」を作成することにした。
今回は1965年である。
1965年は、所謂「アルバム制作」がミュージシャン音楽発表において重要視されつつあった時代の転換期でもあった。
1. マイ・ジェネレイション/ザ・フー 8704
2. 追憶のハイウェイ61/ボブ・ディラン 8693
3. ラバーソウル/ザ・ビートルズ 8689
4. ミスター・タンブリン・マン/ザ・バーズ 7859
5. ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム/ボブ・ディラン 7747
多分、一般的には、ディラン、「ラバーソウル」のどちらかがこの年の1位になるケースが多いのであろうが、私的に最もセンセーショナルなのはやはりフーのデビューに他ならない。この時代にこの音楽の格好良さというのが群を抜いている(いや、この時代ではなくても、こんな格好いいバンドは後世、ジャムくらいしか思い浮かばない)。また、ディランとビートルズの差は全くといってない。だがディランが上なのは、恐らく、初めてロックの比重が大きくなった作品だからなんだと思う。その点「ラバーソウル」は、初めて彼らの中でも洗練されたアルバムになったが、次作品ほどの衝撃はない。そういう意味で、僅差の得点もさることながら、私はディランをこの1965年を象徴しているという意味で上にしているのである。