オアシスが並大抵なバンドではないことを証明した作品である。デビューアルバムが大ヒットしてしまうと、中々、次が続かないケースが多い(冒頭、並大抵という言い方をしたが、無論、ファースト・アルバムがヒットすること自体、並大抵の事では無い)が、このオアシスも、実はそういう危険がかなりあった。なにしろ、彼らのアルバムは唯単にヒットしたという訳ではなく、再最初の作品で凄い内容のモノを作ってしまった。更に、 . . . 本文を読む
70年代から80年代にかけて、最も私が衝撃を受けたバンドが、このジャムである。この時代に一番影響を受けたのはポリスであり、刺激的だったのはクラッシュであるが、兎に角衝撃的だったのはジャムである。ジャムは僅か5年の活動期間で6枚のスタジオアルバムを発表したが、そのどれもが秀逸な出来であり、常に時代を一歩も二歩もリードしていた。そして、更にジャムはいつも走り続けていた。活動中の5年間は常に走って停 . . . 本文を読む
レッチリのファースト・アルバムである。私は勝手に、このレッチリと、R.E.Mとレディオヘッドの3グループを3Rと呼んでいるが、一応、オルタナティブ・ロックに分類(レディオヘッドは外されることが多い)されていることと、頭文字がRであること以外には共通点が無い。しかし、1990年代以降の、全く新しいロック音楽の騎手的存在であることは間違いない。そして、なにより、私が好きなバンドである。特にレッチリ . . . 本文を読む