バッハの曲で何を知っているかというアンケートを遍く色々な人に取ったとしたら、恐らくこの曲がダントツでトップになるだろう。更に言えばバロック音楽の名曲(有名という意味の名)中の名曲であるだろう。私自身は余りこの曲に関しての思い入れはないが、一般にはバッハというとこの曲しか知らないという人もいるだろう。
この曲を最初の聴いたのは、なんと、小学校時代に、チャペル(ミッションスクールだったので)が改 . . . 本文を読む
シューベルトというと、やはり殆どの人は「未完成交響曲」と同時に「歌曲」を思い出すのだろう。クラシックの音楽家の中でも、とても短命であるが、これだけ多くの曲を残した人はいないが、圧倒的に歌曲が多いからそれが可能であったということも言えよう。「音楽遍歴」ても書いているように、私が通っていたピアノ教室は、ピアノを習うために声楽も必須だったので、歌曲も少しは分かる。だが、本当のところは余り好きではない . . . 本文を読む
「のだめカンタービレ」の映画版前編が公開されていて、映画好きの私は残念ながらまだ鑑賞していないので映画ブログにも記事をあげていないが、実はこのドラマを特別編も含めて鑑賞した中で、兎に角、この漫画の作者のクラシック度に驚いたのが、モーツァルトの「オーボエ協奏曲」と、このR.シュトラウスのこの交響詩を扱っていことであった。ブライチなんかは別にクラシック素人でも知っていることだから驚かない(というより . . . 本文を読む
誰がなんと言おうと、今年のクラシックのメモリアルはメンデルスゾーンの生誕200年なのであって、ハイドン没後200年ではない。いや、別にそんなことはどうでも良いのだが、年末になってそんなことが叫ばれているようである。メンデルスゾーンの生誕日は2月3日なのに・・・。というか、私の中では昨年からそういう方針だったので、結構この人の音楽を例年に比べ意識的に沢山聴いたと思う。そして、彼が、ベートーヴェン . . . 本文を読む
私の場合、バッハの曲を聴くときのステュエーションの殆どは、取り敢えず「音が欲しい」という時や、ライブラリーを眺めていて、中々聴こうと思う曲が決まらない時である。だから、例えば、SDメモリーに持ち歩きように入れてある音源も、そのメディアの最初の方はずっとバッハが続いて録音されている。その中でも、この「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」全6曲は、実に聴く機会が多い。ここではパルティータ . . . 本文を読む
リヒャルトワーグナーという音楽家は、実は、私から最も遠いところに存在している。
こういう訳のわからない発言をする度に、私を良く知る友人たちは皆、揃って怪訝な顔をする。「あんたがワーグナーから遠いというのならこの中で一体誰が近いんだ?」と。ワーグナーの生き方、又、求めた物、後世に残した影響、不思議な程の自信という辺りは職業は違うが、私が最も近いところにある、らしい…。しかし、実はワーグナーが遠 . . . 本文を読む
この頃、父が買って来てくれたレコードに、タイトルは忘れたが、クラシックのオムニバス盤があった。2枚組で、いわゆる、誰でも知っているクラシック名曲かきあつめである。
現在はCDになり、クラシックベスト100みたいな内容が3000円以下で買えたりするが、当時は2枚組レコードでも結構値段が高くて、曲数は25曲程度である。だが、名曲集であったので結構擦りきれる程聴いた。
当時は、オムニバスシングル盤( . . . 本文を読む