音楽は語るなかれ

音楽に関する戯れ言です。

アヴァロン (ロキシー・ミュージック/1982年)

2010-10-31 | ロック (イギリス)
ロキシー・ミュージックというと、真っ先に「カントリー・ライフ」のジャケットを思い出してしまう私は年代が分かってしまう? でもこのアルバム・ジャケットは当時、全く音楽と関係ない深夜番組でも話題になっていた。特に邦盤は修正が加わっていたが、イギリス盤を現地で購入して税関を通り抜けるとなんていう放送ばかりで当時ロックを聴きだした私の中で、妙に特別なバンドになってしまった。 ブライアン・フェリー「ボ . . . 本文を読む

恋の平行線 (ブロンディ/1978年)

2010-10-29 | ロック (アメリカ)
パンク・ロックが隆盛したのはそもそもイギリスであるが、ニューヨークもひとつの拠点であり、特別にニューヨーク・パンクという言い方で分別しているのだが、パンクの歴史を考えると、逆にニューヨークが先でそれからイギリスに派生したという見方もできる。例えば、イギー・ポップやニューヨーク・ドールズは別段、ニューヨーク・パンクのミュージシャンには位置付けされず、所謂、パンクのミュージシャンとして、セックス・ . . . 本文を読む

愛しのキッズ (プリテンダーズ/1979年)

2010-10-28 | ロック (イギリス)
プリテンダーズはニューウェープ・ロックの中でも少し異質である。当時の分類では、パワーポップ系に属しているが、このパワー・ポップとはそもそもフーのピート・タウンシェンドが提言した自分たちの音楽の別称で、なるほどフーの音楽はブリティッシュ・ロックの中でも異質な程、パワフルで、そのあたりはツェッペリンのもっているパワフルとは質が違う。要するに、フーには当てはまっても他のバンドに当てはまるかはとても微 . . . 本文を読む

浪漫 (リッキー・リー・ジョーンズ/1979年)

2010-10-27 | ロック (アメリカ)
ポピュラー音楽の世界では、突然、鮮烈なデビューをする人が結構多いが、後にも先にも、リッキーほど鮮烈かつ衝撃的な登場をしたミュージシャンは居ないであろう。彼女はまさに彗星の如くメジャーに現れ、そしてあれよあれよと言う間にその年の賞を総なめにした。だから、実は本当の彼女のことを知るのは、賞に輝いてから後に色々な過去が顕かになったものの、だからといって彼女の人間性を疑うものではない。 リッキーが売 . . . 本文を読む

R.E.M

2010-10-26 | アーティスト ア行
このブログで取り上げているR.E.Mのアルバム マーマー レコニング~夢の肖像~ フェイブルズ・オブ・ザ・リコンストラクション~玉手箱~ グリーン アウト・オブ・タイム オートマティック・フォー・ザ・ピープル . . . 本文を読む

ライク・ア・ヴァージン (マドンナ/1984年)

2010-10-26 | 女性ヴォーカル
世界中の女性ヴォーカリストの中で彼女ほど成功した人間はいないであろう。いや、もしかしたらミュージシャンに限定しなくても、世界で最も成功した女性と言われるかも知れない。100年後の世界史の教科書がどうなっているかは全く分からないが、恐らく彼女はそこに登場し、クレオパトラやジャンヌ・ダルクと同じ次元で扱われるのではないか。そう考えても全く不思議でないのが、彼女が音楽界に、いや、この地球上に残した功 . . . 本文を読む