音楽は語るなかれ

音楽に関する戯れ言です。

ゲット・ビハインド・ミー・サタン (ザ・ホワイト・ストライプス/2005年)

2013-06-30 | ロック (アメリカ)
バンドの存在と作品は既に聴いていたものの、ジャック・ホワイトという人を最初に知ったのは、勿論、映画「コールド・マウンテン」に出演していた姿だった。映画とは、現在休眠中の別ブログでも散々書いて来たように「総合芸術」であって、だから、その時の旬な芸術として最新の音楽も欠かせないが、このときの出演はこの映画作品の主題に関わる部分のシーンでもあったために大変印象が強かったし、全体的にも作品の中で一息つ . . . 本文を読む

ザ・スミス (ザ・スミス/1984年)

2013-06-18 | ロック (イギリス)
スミスが英国ロック・ファンの中において、共通して語られていることに「1枚も駄作を出さなかったアーティスト」という認識がある。無論、筆者もそう思う。ただ、筆者が残念だったと思うのはスミスの出た時代であった。この作品は彼らのファースト・アルバムとして1984年に発表になっているが、この時代、ニューウェーヴは収束していた。そして次の大きなムーヴメントであるオルタナティヴが発生するまでの間、ロックは絶 . . . 本文を読む

アクシス:ボールド・アズ・ラヴ (ジミ・ヘンドリックス)

2013-06-13 | ロック (アメリカ)
なにかの評論で読んだことがあるのだが、ロックミュージシャンをパート毎のベストワンを選ぶのはたいへん難しい作業だが、ギタリストは、ジミ・ヘンドリックスがいるから楽だといった人が居た。まさに、これは蓋し名言だと思う。ジミ・ヘンの前にジミ・ヘンなく、ジミ・ヘンの後にジミ・ヘンはない。まさに彼はロック、いや、ポップギタリストの、ということは、こと、ギターという楽器の演奏者としての頂点に位置する存在であ . . . 本文を読む

ロキシー・ミュージック (ロキシー・ミュージック/1972年)

2013-06-09 | ロック (イギリス)
たいへん恐ろしいことに、筆者はこのブログに於いて、このバンドに関して過去に「アヴァロン」のレビューしか書いていないことに先日気がついた。しかもこのレビューはかなりいい加減な内容だ。だから、この「アヴァロン」を書き直すことを念頭に、ロキシー・ミュージックの歴史を辿りつつ彼らの作品を振り返ってみようと思った。とはいうものの、このバンドほど、作品を出すたび、いや、中には作品も出さなく、ツアーのためだ . . . 本文を読む