音楽は語るなかれ

音楽に関する戯れ言です。

ピアノ協奏曲第5番変ホ長調「皇帝」 (ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン)

2009-05-29 | クラシック (協奏曲)
自由研究レポートのベートーヴェンで選んだ曲は、「英雄」とこの曲であるが、この曲フルコーラスで聴いたことがそれまでになく、このレポートを書くために当時新しくレコードを買った1枚であり、しかし、針を落とすまでは全く違うメロディを想定していたという選曲の際に「勘違い」をしていた、私にとっては曰く付きの曲である。当然のことながら、暫くは呆然と聴いていたのも事実である。私が「皇帝」だと思っていたのは、実 . . . 本文を読む

ヴァイオリン協奏曲ホ短調 (フェリックス・メンデルスゾーン)

2009-05-25 | クラシック (協奏曲)
4大ヴァイオリン協奏曲とか、3大ヴァイオリン協奏曲とか言われるが、3大になると、時代的にベートーヴェンが外れるか、後の3曲はニ長調なのでこの曲が外されるか、或いはチャイコを外している記述や評論もあり、個人によってその解釈は様々であるが、いずれにしてもヴァイオリン協奏曲といわれる分野で、この4曲(前述にブラームスが加わる)が、他を抜きん出ているのは誰の耳にも確かなことであろう。レポートを書いた当 . . . 本文を読む

ディヴェルティメント第17番ニ長調 (ウォルガング・アマデウス・モーツァルト)

2009-05-24 | クラシック (室内音楽)
いま始めて気づいたが、このブログでモーツァルトの楽曲を取り上げるのは初めてのことである。過去に何度もチャンスがあったし、幾ら、ベートーヴェン、ブラームス好きであっても、如何せん作曲の絶対数が違う訳だから、私のライブラリーも、レコードも入れて100枚を越えているのは、クラシックではこの3人とバッハくらいのものだし、モーツァルトに関して言えば、300枚は越えていて断トツであると思う。しかし、逆にそ . . . 本文を読む

12の合奏協奏曲 「四季」 (アントニオ・ヴィヴァルディ)

2009-05-23 | クラシック (協奏曲)
余りにも有名なこの曲であるが、私にとって曲名とメロディが一致したのは、この時が初めてであった。勿論全曲を通して聴いたのも初めてで、成程、どの楽章もどこかで一度は聴いたことのあるような親しみやすい旋律にまだ子供ながら感激した記憶が鮮明に残っている。でも、実は家族もこの楽曲の事はとても詳しく、しかも至ってポピュラーだという。私の発見とは独りよがりで、相変わらずクラシックといってもただのピアノ馬鹿な . . . 本文を読む

弦楽四重奏曲第17番 「セレナード」 (フランツ・ヨーゼフ・ハイドン)

2009-05-10 | クラシック (室内音楽)
近年、ショックだったのが、ハイドン絡みの2曲に関して、まず1曲は「おもちゃの交響曲」がモーツァルトの父レオポルド作曲だったという事実と、この17番がハイドンの作品ではなく偽作であるということ。勿論、この曲をレポートに選んだ当時はそんな究明がされていなかった。 本年2009年は没後200年になる「ハイドンイヤー」であるらしいが、然程盛り上がってないし、「熱狂の日」もハイドンでなく、バッハがテー . . . 本文を読む

「管弦楽組曲第3番」 (ヨハン・セバスチャン・バッハ)

2009-05-09 | クラシック (管弦楽曲)
「音楽遍歴 音楽小事典」のところで書いた、「大クラシック音楽家レポート」で取り上げた楽曲の鑑賞記に関して(勿論、当時ではなく現在の感覚で)書いてみようと思う。安易な企画をすぐ思いついて申し訳ないが・・・。 まず、バッハであるが、なぜこの楽曲を選んだかは凄く単純で、第2曲が別名「G線上のアリア」という名曲で知っていたということだ。この曲は既に別のオムニバスアルバムで聞いて知っていたが、実はこの . . . 本文を読む

音楽遍歴10 音楽小事典

2009-05-07 | 音楽遍歴
  ピアノ教室の設立記念か何かの際に頂いたこの「音楽小事典(小辞典だったかもしれない)は、後々の私の人生に大きな影響を与えたと言っても過言ではない。 というのは暫くの間、この本が私の愛読書になった。本来、辞書とか百科事典などを読んでいる(調べるのでなくひたすら読む)のは好きで、だから雑学は得意なのかもしれないが、なぜか、辞書や事典は飽きることがない。そういえば実家にはブリタニカなんていうシリー . . . 本文を読む