音楽は語るなかれ

音楽に関する戯れ言です。

スタンド!(スライ&ザ・ファミリー・ストーン/1969年)

2011-12-30 | ソウル・アフロアメリカン・ヒップホップ等
私も、つくづくソウルミュージックが苦手だったなと今更ながら思い知ったのが、このグループの存在すら知らなかったことだ。正直、このアーティストの詳細を知り得たのは、お恥ずかしながら、ここ10年の事である。要はこのグループ、取分け、スライ・ストーンの存在を知らなくて、よくも偉そうに、やれマーヴィンだ、やれ、スティヴィーだなんて言っていたもんだと我ながら感心したり、卑下したりである。只、一方で、このス . . . 本文を読む

追憶のハイウェイ 61 (ボブ・ディラン/1965年)

2011-12-27 | ロック (アメリカ)
別に最高傑作特集をやっている訳ではないが、この作品はボブ・ディランの中でも素晴らしい出来上がりに入るのは当然である。私自身ボブ・ディランはどちらかと言えば苦手な部類のミュージシャンであったが、この作品と次の「ブロンド・オン・ブロンド」は彼の作品の中でも、また、ポップ音楽という部類においても大変な秀作だと思っている。また、私の場合は以前もこのブログで書いたが、ボブ・ディランに関しては全くの聴かず . . . 本文を読む

ジギー・スターダスト (デヴィッド・ボウイ/1972年)

2011-12-25 | ロック (イギリス)
1960年代の後半から、ポップ音楽の「アルバム」の多くは単なる「曲集め」ではなく、ある種のテーマを持って制作される様になった。そしてその最たるものが「ペット・サウンズ」だったり、「サージェント・ペパーズ」、そして「ベガーズ・バンケット」、「クリムゾン・キングの宮殿」という名盤を産んだ。しかし、私はそういう流れにあって最高の作品は1970年代においては、この「ジギー・スターダスト」だと今でも思っ . . . 本文を読む

フラワーズ (ローリング・ストーンズ/1967年)

2011-12-19 | ロック (イギリス)
1967年はポピュラー音楽にとって特別の年であった。この年には、ドアーズ、ピンク・フロイド、プロコレ・ハルムがデビューした。そして、モントレー・ポップ・フェスティバルが開催された。これには30組以上のミュージシャンが出演し、今日のロック・フェスティバルの源流という位置付けがされている。そしてこれは、「Summer of Love」と呼ばれたヒッピー・ムーブメントの真っ只中で開催され、なんと当時 . . . 本文を読む

スローハンド (エリック・クラプトン/1977年)

2011-12-14 | ロック (イギリス)
「461 オーシャン・ブールヴァード」と並び、エリック・クラプトンの中では名作だという評価の高い作品である。しかし、とても不思議なことであるが、この作品に関しては私の周辺では殆ど話題にならなかった。むしろこの作品が話題になったのはもっと後年、このアルバムに収録されている"Wonderful Tonight"中村雅俊・田中美佐子主演のドラマ「しあわせの決断」で主題歌に採用されてからであった。また . . . 本文を読む

エリック・クラプトン&スティーヴ・ウィンウッド JAPAN TOUR 2011 (2011年12月7日 日本武道館)

2011-12-08 | ライヴ・イベント・ニュース
先日のエアロスミス日本公演の興奮が冷めやらぬ昨今、また、友人の骨折りのお陰でこのコンサートを鑑賞することが出来た。まず、エリック・クラプトン、彼のコンサートは過去に、あの伝説でもある最初の1974年日本初来日以来3回、いずれも70年代に鑑賞したが、いずれのコンサートも「なんで日本人はこんなにLaylaが好きなんだろう」と半ば呆れてしまった(私も若気の至りだったから)。だってご存知のようにLa . . . 本文を読む

安息の地を求めて (エリック・クラプトン/1975年)

2011-12-05 | ロック (イギリス)
私はあんまりないが、レコード(が主流だった時代)の「ジャケ買い」をする人というのも結構多い。特にJAZZのレコードというのは独特の雰囲気がある。例えば、これは「ジャケ買い」とは言わないが、私もJAZZに関してはそんなに詳しい方ではない時分にレコードの選択に迷ったときに、ジャケットの格好いい方、気に入った方を買った記憶がある。で、実は、殆ど失敗した。だからここでは敢えて何を買ったかは言わない。ジ . . . 本文を読む