音楽は語るなかれ

音楽に関する戯れ言です。

追悼 ~ホイットニー・ヒューストン~

2012-02-12 | ライヴ・イベント・ニュース


まだ信じられない。
死因がどうこう言われているが、私は記者ではないので詮索しない、しかし、只々残念だ。

彼女は恵まれていた。音楽一家、母も歌手で一緒に歌っているところをスカウトされている。また、ディオンヌ・ワーウィックが従姉ということも、デビューの際にも、ヒットチャートに顔を出してからも後押しした。だが、本当に彼女がすごかったのはデビューしてからの数年間で、ポップ音楽の女王になってしまったことだ。勿論それまでも女王に近い存在のアーティストは何人かいた。ダイアナ・ロスが一番近かった。ドナ・サマー、ティナ・ターナーはなりそこねた。マドンナやバーブラ、ロバータ・フラックは最初から目指しているものが違った。だが、ホイットニーは、至って正攻法で、その女王に座に、いとも簡単に君臨できた。それは、デビューから3年の間に、7曲連続シングル全米No.1ということをやってのけた。これはプレスリーも、ビートルズもやってなかったし、その後、マライヤでさえも5曲連続が最高である。

そして、あの「ボディ・ガード」でハリウッドと全世界をも虜にした。彼女は黒人という枠ではなく、世界に発信することの出来る最高のアーティストになった。彼女が開いた道は大きい。その後、音楽界、ショウビズ界において、マイノリティーが躊躇せず、堂々と世界へ打って出れるようになった。そしてそれは女性シンガーという枠をも取っ払った。彼女の後はマライヤ・キャリーが、ブリトニーが、そしてレディー・ガガが継いでいる。
そして勿論、まだまだこれからが彼女の活躍が期待できる。そんなことを思っていた矢先であった。

偶然であったが、私は感慨深かった今年に成人の日の夜、夜一人になったときにとにかく素敵な曲が聴きたくなって、20000枚のCD棚から選んだのは彼女のファーストアルバムだった。そして、昨年復帰に向けてのプログラムを開始して、きっとホイットニーがまた元気でパワフルなあの声をきっと聴かせてくれるんだろうなと、その未来を期待した。本当に、本当に残念だった。

慎んでご冥福をお祈りする。

天国でも美声を。


ホイットニーの映像を幾つか・・・。

You Give Good Love
Saving all my Love for You
How Will I Know
All At Once
Greatest Love Of All
I Wanna Dance With Somebody
I Will Always Love You


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