岩波新書、シリーズ日本近代史の「満州事変から日中戦争へ」を読んでいます。
この本は、歴史学者加藤陽子氏が著わした本です。著者は明治時代以降の近代史の学者です。テレビにもよく出演しています。
さて、この本ですが、1931年(昭和6年)の満州事変から1937(昭和12年)の日中戦争開始までを中心に書かれています。
いわゆる満州事変の端緒となったのは柳条湖事件でした。この柳条胡事件の始まった日は、現在、尖閣諸島の日中問題で反日の記念日として問題が先鋭化することが懸念されたのも記憶に新しいところです。
尖閣問題で、国連という場で日本と中国が主張の違いを言い争っていましたが、なぜこのように主張が衝突するかは、歴史を振り返えらなければわかりません。
現代を知るには、日本の近現代史を知ることは不可欠ではないでしょうか。しかし、現実の学校教育では、日本の近現代史は時間切れで教えてもらえることがないのが現実です。隣の国、韓国では自国の歴史の教科書が2冊あると聞きました。1冊は近世まで、そしてもう1冊は近現代史だそうです。日本はなぜ近現代史をないがしろにするのでしょうか。
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