TSUNODAの経営・経済つれづれ草

身近な経営に関すること、経済に関することを思うままに

企業掲載記事を読んで思う

2007-10-12 23:43:48 | 経営全般
 今日は、「あなたの年金ダイジョウブですか」という講演を聴講してきました。内容は年金の話で、聴講したことをブログに書こうと思ったのですが、わからないことが多く書くことができません。唯一、講師の方の話で印象に残っているのは年金の話は個々人によって要件が違うので、本来は1対1で相談対応するものである。年金は改正が多く制度が複雑になってしまっており、講演では最大公約数の内容になってしまうということでした。私は年金に関する基礎知識がなく正直、退屈でした。それで、企業掲載記事を読んで最近思っていることを思うままに書きます。

 私は、経営・経済記事を読むのが好きです。新聞の経営・経済記事はかかさず読んでいます。日経ビジネスと週刊東洋経済もかかさず読んでいます。この2誌の特集記事はおもしろいです。今週の日経ビジネスの特集記事「モノ作り再興」は新しい視点からの製造業のあり方を示唆くれています。先々週の週刊東洋経済の特集記事「電機超再編」もタイムリーな記事で興味深く読みました。

 それから特に、「個別の企業掲載記事」が好きです。この掲載は①個別企業の動向記事、②個別企業の経営者インタビューで構成されます。どちらも読んでいて面白いです。最近この「個別の企業連載記事」を読んでいて思ったことがあります。
 
 まず、個別企業の記事には経営数値がでてくることです。売上高、粗利益、営業利益、当期利益、営業利益率はかならずでてくる経営数値です。経営者のインタビュー記事でも経営実績、経営目標が必ず話題になり、これらの経営数値がでてきます。この経営数値がでてくる記事を理解するには会計の知識が必要です。損益計算書の構成が理解できてこの経営数値の意味を理解できるのです。ということは「個別の企業掲載記事」を読むには会計の知識が必要だということです。

 次に、経営者インタビュー記事を読みこなすには、経営管理、経営戦略の基礎知識があるとたいへん興味深く読めるということです。経営者インタビューでは経営者に企業の生き残りや成長の経営方針を聞くものが多いです。基礎知識として、アンゾフの成長ベクトル、企業の生存領域(ドメイン)の構成要素、PPM企業理論などがあると、経営者の考え方の理解が深まるのはないでしょうか。

 いろいろな記事を読んだり、講演を聴いたりするにしても基礎知識を持っているのといないのでは、理解の深さに格段の差が出てくるわけです。今日、年金に関する基礎知識をほとんど持たない私が講演を聴講しても退屈してしまったは勉強不足が原因だったのです。


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