第4回ぐんま絹遺産推進委員会(高木賢(まさる)委員長)が12日、県庁で開かれ、県が登録を進めている「ぐんま絹遺産」の追加候補6件を審議し、いずれも登録が適当と認め、答申した。
下仁田町重要文化財(重文)の春秋館文書や甘楽町重文の富岡製糸場絵馬などを審議した。春秋館文書はユネスコの世界文化遺産候補「富岡製糸場と絹産業遺産群」を構成する蚕種貯蔵施設、荒船風穴に関連する入穴帳や営業案内など1081点からなる。甘楽町の養蚕・製糸・織物道具や、養蚕信仰に関連した沼田市白沢町の石宮、安中市原市の絹笠神社、同市松井田町の雲門寺の馬鳴菩薩(めみょうぼさつ)像も登録される見通し。