今週号の日経ビジネスに、ソフトバンクアカデミヤのことが記載されています。このアカデミヤは孫ソフトバンク社長が主催する社内大学です。
この社会大学の設立趣旨は、若い社員に「自分が会社を代表する一員」という高い当事者意識を植え付けるものです。そしてその内容は極めて実践的です。アカデミヤで出題される課題は、孫社長が日々抱えている経営課題そのものです。
たとえば、「形態電話のネットワークで日本一になるためには、どうすべきか」等。現実の課題の解は簡単に見つからないし、正解もありません。受講生はもがき苦しみます。
孫社長は「脳みそがちぎれるくらい考えろ」と話します。必死で考えることで経営者としての感覚を養っていくわけです。
昨今、創業塾などが流行っていますが、ソフトバンクアカデミヤの真剣さとはまったく比較にならないのではないかと思います。
行政の行う研修会などの生ぬるさを感じさせる今週号の記事でした。