すべての頂の上に安らぎあり

今日はぼくに残された人生の最初の一日。ぼくは、そしてぼくたちは、この困難と混乱の社会の中で、残りの人生をどう生きるか?

光・光・光

2020-01-01 11:53:40 | 近況報告
(私の詞華集 32 黒田三郎詩集「もっと高く」より「紙風船」)

落ちてきたら
今度は
もっと高く
もっともっと高く
何度でも
打ち上げよう
美しい
願いごとのように

  謹 賀 新 年

 昨日は夜の高尾山・城山を歩いてきました。風はなく、暖かでした。
 若い頃、始めて夜の山を一人で歩いた時、臆病なぼくは、ヘッドランプの光の外側に魔が潜んでこちらをうかがっているような、気を抜くとそちらに引き込まれてしまうような、恐ろしさを感じたのですが、昨夜はそのランプの光の外、人のいない山の自然全体に、不思議な親和感のようなものを持ちました。ぼくがそこから来て、また帰っていく場所のような。
 50年かけて辿り着いた、心境の変化でしょうか。
 尾根筋から見える、とくに城山の山頂から見える、町の夜景の小さなまた大きな、明るいまた微かな、光の粒にも親和感を持ちました。ぼくのライトに反応して光る、茂みの中の小動物(ウサギ?)の赤い目の光にも。
 街の灯りと明るい三日月で、視力の落ちたぼくには星はあまり見えなかったけれど、カシオペア座のWの形はかすかにわかり、それを辿って北極星もわかりました。
 今年は、遠くを見る専用の眼鏡を(そういうものがあったら)買おう。

  今年一年の、皆様の健康と幸福を祈ります。
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