東京教組(東京都公立学校教職員組合)

教職員のセーフティーネット“東京教組”

憲法記念日

2014年05月09日 | インポート
Photo 5月3日(土)「施行67周年 憲法記念日集会」が行われた。
 主催者の平和フォーラム共同代表の福山さんは「安倍は9条を投げ捨て、戦争のできる国へ、そして原発を推進し、沖縄に米軍基地を押し付け、格差社会をさらに深刻化させようとしている。そんな国づくりを絶対に許せない。安倍政権の暴走を止めるのは今、この時代を生きている私たちの責任なのだ。」と決意を語った。
 その後のシンポジウムで小室等さんは叔父の戦争体験を語り「雨のベラルーシ」を歌い、雨宮処凛さんは「戦争を伝える際に、その残酷さを伝えるようなものを撤去しようとする動きがある」と話し、鎌田慧さんは、労働組合をつくって闘った理由について、「学校教育の中で国民の権利というものが度々教えられた。そのせいで、基本的人権が体に染みついていた。個人として尊重されるということを憲法が保障したことで、この権利が体の中にあって、自信となってプライドとなったので不合理な事、理不尽なことを許せなくなった。」と語っていた。
 鎌田さんが言われるように、「基本的人権を体に染みつけられる」ような教育が学校でできているでしょうか。憲法を守り育てていくためには私たち教員が学校において憲法の理念を実現し、その大切さを子どもたちと共有化していくことの大切さを改めて感じた集会でした。
 雨宮処凛さんは「年収168万円などという基本的人権が保障されているとはとても言えないような人たちにどう憲法の大切さを伝えるのか。少しはましな暮らしを実現できるようにしなければ憲法について話す土台もできない。」と指摘していたが、多くの国民が憲法(25条)を実感できるために、労働組合が果たすべき役割は大きいことも再認識させられる集会だった。
 しめくくりに平和フォーラム事務局長の藤本泰成さんは「自分の愛する人、かけがえのない人、そして自分自身の命を守るために『戦争をさせない1000人委員会』の運動を広げてください。想像力をもって平和な日本の未来を切り開いていきましょう。」と述べ集会は終わった。
 戦争をさせない1000人委員会は、全国で署名運動を行っています。(署名用紙は、東京教組のホームページにあります。
 また、6月3日(火)18:30~には、講演集会(教育会館大ホール)
 6月12日(木)18:30~には、戦争をさせない全国署名提出集会(日比谷野外音楽堂)を予定しています。
 ぜひ、この運動を盛り上げ、安倍政権の暴走を止めましょう!
ミツマタ


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