東京教組(東京都公立学校教職員組合)

教職員のセーフティーネット“東京教組”

せかいはどうすればなかよくなれますか?

2014年06月16日 | インポート

こんにちは。ぼくは6さいの男のこです。
パパとママから「世界にはお水がなくて死んでしまったPhoto り、せんそうでお家がなくなったり、おべんきょうもできない子どもたちがたくさんいる」ってききました。
ぼくはビックリしてかなしくてこわかったです。
「せかいはどうすればなかよくなれますか?」
なつやすみに「どうすれば世界はなかよくなれるなれるの?」っていうえほんをつくりたいです。
ぼくはいっぱいべんきょうをして、大人になったらドクターになって、くるしんでいる人たちをなおしてあげたいです。おへんじください。よろしくおねがいします。

 これは、大阪の出水眞輝君(6歳)から「国境なき医師団日本」に寄せられた手紙だ。
 国境なき医師団の活動をご存知の方も多いと思う。約70の国と地域で、医師や看護師をはじめとする3万5000人のスタッフが、非営利で国際的な民間の医療・人道援助活動を行っている。日本からは19か国38人が医師団として派遣され、凄惨な暴力の応酬が激化してしまった中央アフリカ共和国や南スーダン。戦闘がやまないシリア、アフガニスタンなどで医療活動をしている。

出水君への医師団からの返信の一部を紹介する。

このお返事では、私たちが日頃から皆さんにお願いしていることを一つお話させていただきます。
 それは『医療がなくて困っている人たちのことを知ってください』ということです。そしてもしできたら、「知ったことを周りの人にも話してください」とお願いしています、「知る」と「知らない」には、とても大きな違いがあります。「知ったら」そのことを考えることができますが、「知らなかったら」それはその人にとっては″ない″ことと同じなのです、困った人たちのことを知ると、その人たちがどんな気持ちでいるだろう、どんなふうに苦しいのだろうと想像することができます。ほかの人の痛みを想像すると、少し優しい気持ちになって、助けてあげたいという思いが出てくると思います。
 こんなふうに思う人が世界に少しずつでも増えていくと、世界の人たちはいまよりも優しく仲良しになれると私たちは考えます。仲良しになって助け合うことができるようになると考えています。

ぜひ、国境なき医師団日本の活動を知ってほしい。http://www.msf.or.jp/