東京教組(東京都公立学校教職員組合)

教職員のセーフティーネット“東京教組”

沖縄県知事選

2014年06月06日 | インポート

Photo_2  今日の新聞で、沖縄県知事選に翁長那覇市長が立候補を表明した記事が掲載されていた。翁長さんは、自民党だった人だが、日本政府の辺野古基地押しつけに反対し、オスプレイ配備に反対するオール沖縄の中心的な存在として、安倍首相に建白書を提出するなどの活躍をした人だ。知事選では、自民党以外の沖縄の各党がすべて推薦する予定だ。ぜひ、沖縄の人々の気持ちを代弁する知事として活躍してほしいと思う。
 米軍基地を押付けられ、中国との軍事的緊張を強いられ、その前線基地にされている沖縄は、そのまま私たち東京の問題でもある。今、沖縄は党派や立場を超えて県民の総意、オール沖縄として米軍基地撤去による沖縄の再生に向かっている。その総意に応えて東京でもオール沖縄をつくることが喫緊の課題であることを4月22日に開催された「沖縄と連帯する東京集会」で仲里さんと山城さんが私たちに問いかけた。
 大震災も福島原発事故もそうだが、東京が地方を食い潰して成り立つ経済も、政治も終わりを告げつつある。かつて、沖縄を捨て石とした日本は、軍事的、政治的、外交的に破綻し、国内外に数千万の犠牲者をだして敗戦した。東京・日本が再び、東北、沖縄を捨て石にして生き延びることは出来ないのは、歴史が証明するところだと痛感した。沖縄が島ぐるみで日米両政府と対峙していることは、日本を救うことに他ならない。「島ぐるみ」を東京・日本で共有することを問われた集会だった。
そして、沖縄知事選挙は、沖縄の総意を本土に突きつけることになるだろう。
   (クロツラヘラサギ・朝鮮大学校にて)