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生活指導に関する話し合いはどこの職場でも行っているだろう。かつて、こうした話し合いは生活指導上困難な問題を抱えている子に対してどのように対応すべきかお互いに意見を出し合い、共通理解をしていく場だったと思う。しかし、最近は話し合いというよりも一方的な報告会になっているように思う。
そして、その内容は子どもたちの問題行動についてスクールカウンセラーに相談したところ「通常学級」では困難とのことなので保護者と相談するといったものが多い。私が教員になった頃は、先輩から「クラスの一人も切り捨ててはいけない」と教わったものだが、こうした考えをもつ教員は少ない。
この夏に行われた学習会で石川憲彦さんにこうした現場の様子について話すと、石川さんは、「子どもの指導に難しさを感じる教員がどう子どもに対応すればいいのか自信がないものだから専門家に頼って、その通りにしてしまう。こうした教員は東電の社員みたいなものだ。」などと話していた。
一方、参加者の若手教員が、「いろいろな子がクラスにいるのは当たり前のことだと思っている。」なとと発言するのを聞いて、こうした感覚をどうしたら職場の仲間に伝えられるのだろうなと思うのだった。(Weekly東京教組「プラザ」より)
(ゴーヤ)