東京教組(東京都公立学校教職員組合)

教職員のセーフティーネット“東京教組”

スクール・セクハラ

2012年08月15日 | インポート
Photo_2
 東京教組の元女性部長の徳永恭子さんが「なぜ防げない?スクール・セクシュアル・ハラスメント―アンケート調査に見る教職員の実態―」(ひろしま女性学研究所発行)を上梓した。
 退職後、現場での体験や、「スクール・セクシュアル・ハラスメント防止関東ネットワーク」の相談員としての活動、教職員へのアンケート調査などを修士論文としてまとめた労作である。
 その中で徳永さんは、セクハラの防止と解決には、①教職員の研修の必要性 ②児童生徒への人権教育としての性教育の必要性 ③保護者へのセクハラ防止に関する啓発の必要性 ④子どもの権利条約とセクハラ防止教育の関連性 ⑤二次被害の防止 ⑥管理職や教育委員会の役割 ⑦障害児へのセクハラ防止と解決などについて具体的な提案と課題を明らかにしている。
 読んでいて、私たちが学校で同僚、児童生徒のSOSに気づく感性と解決に向けて踏み出す勇気が、いかに大切か痛感した。
                 (オシロイバナ)