ホタルが舞う頃
(カマキリから蛍に変わりました)
ホタルを見たことがありますか?
都会では勿論みられません。
6月10日〜15日頃は、ホタルが光りだす時季です。
ホタルは別名『朽草(くちくさ)』
昔の人は、腐った草が蒸(む)れて、蛍に生まれ変わると信じていたそうです。
浮世絵にもよく描かれてきた『蛍狩り』。
日本のホタル鑑賞の文化は、世界でも類がないものだそうです。
ゲンジボタルの出現時は、夜間に浴衣ででかけるには、まだ寒い時季なのですが、
日本のホタル鑑賞の文化は、世界でも類がないものだそうです。
ゲンジボタルの出現時は、夜間に浴衣ででかけるには、まだ寒い時季なのですが、
夏のように蚊がいないので優雅に「光るゲンジ」を鑑賞できそうですね。
少し昔までは、夏祭りの夜などにホタルをつかまえて帰り、蚊帳の中に放して、
その光を楽しんだ思い出が昨日のように感じられる。
螺旋状に麦わらを編んだ「ホタル籠」は、なぜか上部の入り口も底もなく、
ホタル狩りの獲物がすぐ逃げ出せそうな作りになっています。
「一緒につれて帰る」くらいの感覚だったのでしょうか。
子供がホタルを入れて遊んだことからその名がついたという『ホタルブクロ↓』という花。
もし提灯のようにして確実に持ち帰ろうとするなら、花の先を草などで縛って
塞がないと逃げられます。
けれどなんとなく、たいていはそのまま筒状の花に
ホタルを入れて、透かしてみたり手で包んだりして、つかの間の光を
楽しんだのでは・・・と思えてしまうのです。
ホタルの時期になるとそんな昔の夢を見ます。
紹 介
蛍のことは、この方に聞いてください。
blogerの「自然を尋ねる人さん」 です。
長年ホタルの里作りから、ホタルの育成に努め、秋は彼岸花を咲かせる。
地元の蛍保存会や、小学生をも巻き込んで、
ホタルの里作りに励んでいます。