日々是好日・スローライフ(寅さんの柴又から発信)

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72候・芒種・次候

2018年06月11日 | 総  七 二 候

 ホタルが舞う頃

(カマキリから蛍に変わりました)

 

 

ホタルを見たことがありますか?

都会では勿論みられません。

6月10日〜15日頃は、ホタルが光りだす時季です。

ホタルは別名『朽草(くちくさ)』

昔の人は、腐った草が蒸(む)れて、蛍に生まれ変わると信じていたそうです。

 

 

 

浮世絵にもよく描かれてきた『蛍狩り』。
日本のホタル鑑賞の文化は、世界でも類がないものだそうです。

ゲンジボタルの出現時は、夜間に浴衣ででかけるには、まだ寒い時季なのですが、
夏のように蚊がいないので優雅に「光るゲンジ」を鑑賞できそうですね。
 

少し昔までは、夏祭りの夜などにホタルをつかまえて帰り、蚊帳の中に放して、
その光を楽しんだ思い出が昨日のように感じられる。

螺旋状に麦わらを編んだ「ホタル籠」は、なぜか上部の入り口も底もなく、
ホタル狩りの獲物がすぐ逃げ出せそうな作りになっています。
 
「一緒につれて帰る」くらいの感覚だったのでしょうか。
 
 
                         
 

子供がホタルを入れて遊んだことからその名がついたという『ホタルブクロ↓』という花。

もし提灯のようにして確実に持ち帰ろうとするなら、花の先を草などで縛って

塞がないと逃げられます。

けれどなんとなく、たいていはそのまま筒状の花に

ホタルを入れて、透かしてみたり手で包んだりして、つかの間の光を
楽しんだのでは・・・と思えてしまうのです。
 
ホタルの時期になるとそんな昔の夢を見ます。 

 

      

 
 紹 介

蛍のことは、この方に聞いてください。

blogerの「自然を尋ねる人さん」 です。

長年ホタルの里作りから、ホタルの育成に努め、秋は彼岸花を咲かせる。


地元の蛍保存会や、小学生をも巻き込んで、
ホタルの里作りに励んでいます。
 
 
 
 
コメント (12)
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