イーハトーブ岩手の水ブログ

岩手の渓流や三陸の海、みちのく奥州の自然にまつわる出来事や話題を伝えます。更にFM岩手「水のラジオ」の情報も掲載。

メッセージポスターにやられました。

2011年04月15日 | 被災地から
被災地・釜石からのメッセージポスターは、今のところ9点あります。
今回は、第2弾。

そしてまた、優しいコメントを頂き重ねて御礼申し上げます。
更に・・・
被災者である田野畑の大泉君からのコメントも嬉しかった。
まだ携帯電話は通じないのでしょうか?
貴君の元気な声が聞けたらなお嬉しいです。

昨日は、地元奥州エフエムの番組の編集の後、
盛岡のFM岩手で4月から始まった新番組「焚き火の時間」の収録。
更に帰社後に、地元で産婦人科医院を営んでいる友人と
被災地の妊婦さんの受け入れなどについてのレクチャーを受けた。
なんでも・・・被災地の妊婦さんの出産などの受け入れは、
盛岡と花巻が中心となって受け持つそうだが、
希望があれば友人の医院でも受け入れるという。

彼は友情に厚く(?)新番組「焚き火の時間」の提供スポンサーにも
なってくれた。心から感謝!!
レクチャーとはいえ・・・二人で会うとなれば
どうしても飲む事になってしまうが・・・

ブログにコメントを頂いたツトムさんは、
本物のプロのギタリストで、僕の尊敬する先輩だ。
昭和55年5月5日にシングル5枚、同時発売で鮮烈なデビューをした
小柴大造&エレファントのギタリストだ。
その後、地元秋田に戻り音楽活動を続けている事は知っていたが、
隣の県とはいえなかなか連絡も取れず、ご無沙汰をしていた。
ツトムさん、後でメールします。(業務連絡)

そして、重ねてのお願いを記します。

僕の知る被災地、釜石と大槌の避難所などでは、
子供たちが見る、または子供たちに見せたい映画、ドラマ、アニメなどの
映像ソフトがあるといいな・・・という希望があります。
貴方の感性で「被災地の子供たちに見せたい」と思える映像ソフトを
支援物資として送っていただけないでしょうか。

できればDVDが良いと思います。
VHSなどの映像ソフトですと再生用のビデオデッキが現地に無い場合も
想定されます。
何卒よろしくお願い致します。

送り先は、僕の知り合いが役員を務める奥州市のNPO法人が
快く引き受けてくれましたので、そちらへお送り下さい。

【送り先】
〒023-0801
岩手県奥州市水沢区横町2-1 メイプル地下
0197-22-4200
NPO法人 奥州・いわてNPOネット
権ぞーの支援DVD 

何卒よろしくお願い致します。

貴方のコメントに救われました。

2011年04月14日 | 被災地から
ふぉ~くサン、ツトムさん、さなちゅんサン、
コメント、本当にありがとうございます。

貴方のコメントに心から救われました。
これまで、こんなブログで本当に良いのだろうか?
こんなブログが誰かにつながるのだろうか・・・?
と迷いながらも、一部の友人の支持だけを頼りに何とか続けてきました。
しかし、こんなふうにネットの向こうから応援して頂けるなんて・・・
思いがけない貴方の言葉に「僕にできること」を継続する
強い意志が固まりました。
本当にありがとうございます。

写真は、最近できた釜石市民からのメッセージポスターの写真です。
撮影は、写真家の馬場龍一郎さんによるもので、9点のシリーズです。
もうすでにご存知のむきも多かろうと思いますが、
現地では拡散を希望していますので、このブログでも紹介していきます。

さて、前々回の大槌の民宿「さんずろ屋」の女将からのリクエストに対して、
早速栃木のさなちゅんサンからDVD&ビデオ支援の声が届きました。
重ねてお願いを致します。

僕の知る被災地、釜石と大槌の避難所などでは、
子供たちが見る、または子供たちに見せたい映画、ドラマ、アニメなどの
映像ソフトがあるといいな・・・という希望があります。
貴方の感性で「被災地の子供たちに見せたい」と思える映像ソフトを
支援物資として送っていただけないでしょうか。

できればDVDが良いと思います。
VHSなどの映像ソフトですと再生用のビデオデッキが現地に無い場合も
想定されます。
何卒よろしくお願い致します。

送り先は、僕の知り合いが役員を務める奥州市のNPO法人が
快く引き受けてくれましたので、そちらへお送り下さい。

【送り先】
〒023-0801
岩手県奥州市水沢区横町2-1 メイプル地下
0197-22-4200
NPO法人 奥州・いわてNPOネット
権ぞーの支援DVD 

何卒よろしくお願い致します。

釜石災害エフエム開局

2011年04月13日 | 被災地から
被災地岩手では、既に災害エフエム放送局が
宮古と大船渡に開局している。
そこで遅まきながら、釜石にも災害エフエムを開局する事になった。

開局に当っては、エフエム岩手が協力することになった。
県域エフエム局が、将来コミュニティ・ラジオ局につながる
災害エフエムの開局に協力することは、ちょっと珍しい。
しかし、その開局に当って機材や陸上無線技師の協力はできても、
アナウンス指導や運営の指導にあたるディレクター的な立場の人材までは
手が回らない・・・という事で、放送部長が困っていた。

そこで、なんだったら僕が手伝いましょうか?
などといってしまった。
たぶんそれなりに経費ぐらいは面倒を見てくれるだろう・・・
と甘く考えていた。しかし、ボランティアでお願いできるなら・・・
という話になり、まぁ乗りかかった船という事もあるし、
釜石支局の開設にもかかわった経緯もあるので引き受けた。
いずれコミュニティラジオ局の開局という事になれば、
当然その後にも係ることになるだろう、という考えもあった。

4月5日の「ふるさと元気隊」紫波支局の第1回の放送を終えた後、
今後の運営を3名の支局女性スタッフに託し、
4月6日から釜石に日帰りで4往復する事になった。

それから特設スタジオの設営やらアナウンサー役の臨時職員さんの
アナウンスしどうやら、機材の操作方法の指導など開局準備を重ね
4月11日【月】から「かまいしさいがいエフエム」が放送を開始した。

放送内容は、釜石市災害対策本部が発表する市民生活に関する
あらゆる情報を3名のアナウンス・スタッフが交代で読み上げるもの。
正味90分の内容を、午前10時30分~、と午後3時30分~の
一日2回放送するもの。
この対策本部からの情報は、10時と3時に最新の情報が届く。
当面は、この内容で放送するが、
この内容では早晩市民に飽きられるだろう。

せっかくの臨時エフエム局なのだから、
放送展開はもっと工夫したいものだ。
それに・・・被害の大きかった鵜住居地区には、
残念ながら電波が届いていない。
更にその北にある大槌町にまで情報を届けるには、
大船渡のように岬の高台に第2送信所を設置するべきだろ思う。
そうすることで、被災地のより広いエリアをカバーしたいと考えている。

しかし、僕がそう考えたとしても釜石市の災害対策本部から
要請がなければ、ただのおせっかいになる。
今後、釜石市からの要請を待つだけの身だ。
うぅ~む、少々歯がゆい想いだ。

民宿「さんずろ屋」女将、無事でした。

2011年04月12日 | 被災地から
先週から今週にかけて、釜石市の臨時ラジオ局の開局準備で、
釜石へ4往復していた。
その災害エフエムの話は、次回にするとして・・・
まずは前回の訪問の際に会えなかった大槌の民宿「さんずろ屋」の女将に
ようやく逢えたお話を。

前回のブログに、栃木の「さなちゅん」サンからコメントを頂いた。
なんでも5年前にさんずろ屋に泊り、あの料理と海の美しさが
鮮やかに記憶に残っているという、その方も女将の安否を案じていた。
そのことも伝えたくて、今回も会えないかもしれない・・・と思いながらも
まずは、さんずろ屋に向かった。

すると・・・海の見える食堂の窓際で、女将は海を見ていた。
店の外から手を振ると、女将が駐車場まで出てきて、
思わず二人でハグしてしまった。
相変わらずのおおらかな表情だったが・・・
「毎日泣いて暮らしたさぁ。」という言葉に何も言えなかった。

店を手伝っている女性従業員が、九死に一生を得た話が凄かった。
地震後の津波第1波は、比較的低かったようだが国道を越える波だったそうだ。
その波が引いたところに、近所の人々が引いていく波を見に集まっていたという
40~50人はいたらしい。
そこをクラクションを鳴らしながら、自宅のある大槌方面へアクセルを
思いっきり踏み込みながら坂を上ったそうだ。
坂を登りきる直前(吉里吉里トンネル手前)で、
男性に「トンネルの向こうは危険だ!」と止められ、後ろを振り向くと、
すぐ目の前に、あの第2波の津波が押し寄せていたという。
その瞬間、彼女はあの国道にいた沢山の人達の事を思い出し、
愕然としたらしい。

女将さんの親戚、友人、知人も沢山亡くなった。
「泣き疲るってことを初めて知った。」と彼女は言った。

電気は三日前に復旧したが、水道がいまだに断水らしい。
それでも彼女の家は、井戸が仕えるので暮らしに不自由はないが、
店の営業には、もう少し時間が掛るようだ。
「やることもないから、店を営業したい。」とも言っていた。

何か必要なものはないか?と聞いたが、
生活に必要なものはだいたい揃ってきたという。
しいていえば・・・子供たちが見る映画などのDVDがあると嬉しいと言っていた。

このブログを読んでいただいた方で、
もしも被災地の子供たちに見てほしいという映画のDVDを寄贈頂ける方がいたら
コメントを頂ければ幸甚です。
さんずろ屋の子供たちだけでなく、避難所にも届ける事ができれば
きっと喜んでもらえると思う。
ただ・・・こんな時だからこそ、子供たちに見せたい映画とか映像・・・
案外難しいことではありますが・・・。

前回のブログから更新が滞っていた分、
実は書きたいこと、書くべきことが沢山たまっているので、
随時更新していきます。