イーハトーブ岩手の水ブログ

岩手の渓流や三陸の海、みちのく奥州の自然にまつわる出来事や話題を伝えます。更にFM岩手「水のラジオ」の情報も掲載。

カゲロウ舞う渓へ

2008年05月31日 | 釣り師の独り言
5月最後の土曜日・31日。
釣友の三上さんが愛娘のケイちゃんと一緒に気仙川に来た。
お嬢は小学4年生ながら、ルアーも餌釣りもこなす一人前の釣り師だ。
親父二人が、悪戦苦闘する中、チビヤマメだったが最初の一匹を釣り
上げたのはお嬢だった。
このお嬢、母上が魚嫌いにもかかわらず、川魚、とりわけ岩魚が好き
で、塩焼きで岩魚が食べたいと言う。
それならば釣りなさい…と言いたいところだが・・・・
この日の気仙川は、明日から川止めということもあり、大変な人…
本当に大賑わいで、大苦戦!

何とか魚を上げようと考え、二人と別行動で某支流へ一人で入り、
なんとか岩魚&ヤマメを1尾ずつキープ。
午後イチで盛岡に帰ると言う三上さん親子へわずかばかりの魚を
渡し見送った。

その後、雨も本格的に降り出し、そのまま奥州へ帰ろうかと
国道397号を種山に向かったが、大股川がどうも気になった。
雨降りではあったが、久々に「権ぞーポイント」へ入ってみた。
やっぱり雨の日の釣りは、よく釣れる。
しかも中型以上が竿を絞った。
よく見ると雨の中、モンカゲロウがしきりに飛んでいる。
大型のソラックスダンを投げると面白いように魚が出た。

ただ…午後5時から久々にラグビーの練習があったので、
4時前に竿を納め、帰路に着いた。
6月は、気仙川本流や盛川が川止めになるが、その他の川は
いよいよフライに最高のシーズンになる。
来週末には、東京の旦那も帰ってくるという。
さぁ~て、どこで慌てさせようか・・・・今から楽しみだ。


奥州エフエム放送㈱第2回定時株主総会

2008年05月28日 | 釣り師の独り言
今日午後、表記の株主総会があった。
第2回とはいえ、事業年度が一年経過して初めての実質最初の
まともな株主総会で、赤字決算報告ではあったが、予想以上の
健闘が評価され、和やかに総会は終わった。

取締役人事も全員再任+1名増員でシャンシャン。
平取の僕もそのまま・・・。とはいえ2年目のこれからが肝心。
普通なら総会後の懇親会が行われるところだろうが、
赤字決算の総会では、懇親会はナシ・・・ということで1時間半で
閉会となった。

さて、そちらも一段落したところで、本業に更に精進しよう。
週末に思いっきり釣りするためにも頑張りますか・・・・。

5月下旬雑感

2008年05月27日 | 釣り師の独り言
5月も下旬ともなると、森の緑は深く濃くなってゆく。
出来ることなら1日中、あるいは2・3日そんな森と川に我が身を
おいてみたいものだと思うが・・・今はまだ、かなわぬ夢だ。
故に、一仕事終わった後のオフィスで、PCを眺めながら
しばし、妄想にふけるしかない。

今頃、岩泉の大川界隈では、岩魚の静かなライズが始まって
いるだろうか?小本川のイブニングは、雨降りのようなライズ
になっているのだろうか・・・・などと思い巡らす。

6月に入って仕事が一段落したら、昨年と同じ場所でキャンプ
しようか・・・。金曜日の夜の仕事終わりで、車を走らせて
その夜のうちに岩泉の岸辺でキャンプして、そのまま朝を
迎えて、一日中釣り三昧・・・。できたらいいな・・・。

この季節は、まだ吸血昆虫は少ないから岸辺キャンプには
最高のシーズンだ。
川の瀬音と森の物音を聞きながら飲むウィスキーは、何故
あんなに美味いんだろう。
しかし・・・今日はちょっと妄想が過ぎるようだ。
少々くたびれたのかな・・・俺・・・・。

粉糠雨の気仙川でヤマメを釣る

2008年05月26日 | 釣り師の独り言
先週、S田君から電話があって
「久々に一緒に釣りに行きたい」というので、その心積もり
でいた。
しかし、天気予報では日曜日は一日中「雨」だというので、
当日朝に、S田君からドタキャンの連絡が入った。

そもそも25日は、和賀川水系で恒例の「バリバスカップ渓流
大会」があったのだが、その日の午後に仕事が入っていたの
で今年は参加できなかった。
午前中だけなら彼に付き合おうと考えていた。

朝7時の時点ではまだ小雨が降っていたが、そもそも雨の日の
釣りが好きな性分なので、だめもとで気仙川を目指した。
気仙川上流のイヤハヤPは、少々増水気味だったが何とかなる
だろうと川を横切り、岸辺でライズを待った。
粉糠雨の中でカッパをかぶり、タバコを吸いながらライズを
待つ・・・
川辺に暮らす獣のように自然に同化してゆく錯覚に陥る。
小さなライズを見つけて#16番のソラックスダンを流すと・・・
写真のヤマメが素直に出た。
ほんの1時間半の釣りだったが、岩魚とヤマメを数尾釣って
竿を納めた。

これ増水が収まれば、きっとここのコンディションも
最高だろう。
週末には東京の万渓巌氏が帰ってくる予定だが・・・
一緒にここに立てると良いんだが・・・

土曜日は、ラジオ番組【わけ:あり】収録

2008年05月25日 | 釣り師の独り言
5月24日の土曜日は、FM岩手で毎週木曜日の午後7時から放送して
いる【わけ:あり】ナイトクルーザーの番組収録を久々にFM岩のスタジ
オで収録した。
ナレーターの小笠原佐弥君がほぼ一ヶ月ぶりに岩手に帰っていた
ので、ようやく貯め録りができた。
彼女は、現在東京でCSやらBSやらのナレーションの仕事が多く、軸足を
東京においている。だから普段は、原稿をメールで送って、
東京の某所で録音し、その音声データをファイルバンク経由で
受け取り、僕が会社のPCで編集して局に搬入する・・・
という案配で進めている。

本当に久々のスタジオ収録だった。
やっぱりスタジオで、ああしようこうしよう・・・とコミュニケーションし
ながらの番組制作は楽しい。
特に今回収録した5月29日&6月5日放送分の原稿は、
かなり面白い。選曲もかなりこだわってみた。
岩手県内の方々にしかお聴き頂けないが
是非ともお聴き頂きたい。


FM岩手 毎週木曜日 午後7時~7時30分
【わけ:あり】ナイトクルーザー
ご案内:小笠原佐弥

「昆虫楽園」澤口たまみ・著

2008年05月22日 | 釣り師の独り言
昨日紹介した澤口たまみさんが、今年3月に、
山と渓谷社から出版された「昆虫楽園」。(¥1,680)
虫の声に耳を傾けて、虫の代弁者として書かれてある。

なんでも、若い頃は虫が嫌いな人の気持ちが分からなかったそうだ
が、最近になってそういう一般の人々の感覚が理解できるようになっ
たという。
だからこそ、嫌われる虫達の代弁者として書いたと言う。

是非手にとって読んでいただきたい一冊だ。

《本の帯から》
虫は好きですか? 嫌いですか?
第38回日本エッセイストクラブ賞受賞のエッセイスト澤口さんが書き下ろす、たまみワールド「昆虫楽園」。「なぜ、子どもは虫が好きなのか?」「なぜ自然・生き物が大切なのか?」「虫たちの本当の姿とは」心優しい文章でつづられたエッセイ。子どもを持つ母親や、これから幼児教育に携わろうとする人の必読書。

エッセイスト・澤口たまみサンは、やっぱり面白い!

2008年05月21日 | 釣り師の独り言
毎週の金曜日午後7時から放送のFM岩手「野遊び倶楽部イーハトーヴ」。
今週と来週放送分の番組収録を昨日完了した。
今回のゲストは、紫波町在住のエッセイストで絵本作家の澤口たまみサン。
約1年ぶりの番組出演だったが、やっぱり彼女は面白い。

澤口たまみサンといえば、岩手大学農学部時代から昆虫を研究し、エッセイ集「虫のつぶやき聞こえたよ」でエッセイスト・クラブ賞を受賞した経歴を持つほどの昆虫博士だ。
一般的には、毛虫や蛾などの昆虫は忌み嫌われているが、彼女はそれらを
「愛しい」と心から思っている。昆虫を愛している。
だから昆虫や自然界の様々に詳しい。
番組パーソナリティの村田久さんも小田加代子さんも、もちろん僕もそんな彼女が
頼もしくて大好きだ。
放送される番組のトーク部分は、釣り師.comの「野遊び倶楽部イーハトーヴ」
のサイトにアーカイブされているので、そこで聴く事も出来る。
また、iTunesストアのPodcastの「スポーツ&レクリエーション」の
ジャンルからダウンロードすることもできる。
是非、彼女が語る昆虫のお話をお聴き頂きたい。

23日金曜日のお昼頃にアップする予定。
放送は、23日&30日午後7時から!

シドケは、山菜の王道だとか・・・

2008年05月20日 | 釣り師の独り言
日曜日の朝の山菜採りは、友人のお陰で納得のいく収穫だった。
午前8時前に山に入り、息を切らせながら10時までひたすらシドケだけを
収穫した。大きなレジ袋一杯にシドケを詰め込んで、ふもとの車まで戻る途中
友人・光男君はおもむろにワラビを探し始めた。
足元の良い平場には、あちこちにワラビが顔を出していた。
一緒に30分ほどワラビ採りに興じた。

僕は、午後から水沢競馬場で「勝ちそーリベンジ」の仕事があったので
その場で解散することにしたが、彼はその後場所を移して、
午後まで山菜採りを続けるという。流石タフだ・・・・。

帰りに種山高原の道の駅の片隅に車を止めて、珈琲を一杯。
これがまた、甘露!

レジ袋一杯のシドケを親父に見せると、
「シドケは良い!山菜の王様だからな」とご満悦。
その夜は、早速シドケのおひたしを肴に美味しく酒を飲んだ。
当分、ほろ苦い森の香りを楽しめそうだ。

山菜達人の友人と山菜採り

2008年05月19日 | 釣り師の独り言
土曜日の午後に、同級生で山菜採りに詳しい友人の佐々木光男君から電話が
入った。「明日、良かったら一緒にシドケ採りに行かないか・・・」という。
一も二もなく、「頼む!連れてってくれ。」と即決した。

山菜シーズンになると光男君は、ワサビ、タラの芽、コシアブラ、コゴミ、
シドケなど自分で採った山菜を必ずおすそ分けしてくれる。
いつもいつも貰ってばかりで、恐縮してたのだが・・・
先週、彼がシドケを持参してきてくれたときに、いつか連れてってくれ・・・
と頼んだばかりだった。

朝7時に彼の家を車2台で出発し、種山高原の大股川沿いに車を止めて、
そこから沢を横切って山に入った。
当初は、ワラビ採りのような緩やかな山を予想していたが・・・
想像を超える急峻な山道を登って行く。しかも彼は、早い!
ラグビーと川歩きで、多少山歩きには自信があった僕だが・・・追いつけない。
早速、息が上がってしまった。
同い年の光男君は、息も乱れることなくサクサクと急なソマ道を登ってく。
流石は、山菜の達人。参りました。

とはいえ、シドケの群生している場所に着くと息も整い、
何とか彼に付いていけるようになった。
彼は僕をその場に残し、今度は道の無い山の斜面を登っていった。
鬱蒼とした森をまさに「自分の庭」のように登る姿に、頼もしさを感じた。

鳥の声と風のそよぎだけが聞こえる森の中で一人山菜を採る・・・。
しかし・・・なんとなく何者かに見られているような気配・・・・
獣達の領域に入るということは、こういうことなのか、と実感する。
けして川の釣りでは味わうことのできない新鮮な感覚だった。

さて、そこで写真は、山菜取りのベテラン佐々木光男君のいでたち。
作業着にヘルメット、背負っているのは中学時代のザック。
最初は異様なスタイルだと思ったが、山に入るとこれが実に実用的で合理的。
僕のスタイルがとても軟弱に見えた。トホホ・・・

和賀川水系を久々に一人釣り歩き

2008年05月18日 | 釣り師の独り言
土曜日の朝、自宅近くの草刈を済ませた後に釣りに行こうと決めて
いたが、時計を見れば午前10時。これから気仙川は遠いかも…。
てなわけで、自宅から30分以内の和賀川水系に出掛けた。

先週とは打って変わって暖かな日和の中、最初に尻平川を覗いたら、
すでに先行者があったが、駄目もとで2時間釣りあがったら、
5尾ほどのイワナが釣れた。まぁラッキーだったと思う。
その後、夏油川に移ったが、濁りがひどくブログ仲間のゆんぼ君の
コメントどおり、川が大変貌していて・・・・
釣りする意欲もなくなり別の川へ。
鈴鴨川も釣り荒れて、反応も鈍くヤマメ2尾どまり。
こんなものだろう。

魚は釣れなくても地元の新緑の川に立っていることが嬉しかった。
鈴鴨川で竿を納め、珈琲を煎れていると近所のおばさんがやって
きて川のほとりの畑にウドとミズを植えているんだけど・・・・と
僕を睨んだ。
僕は、そもそも山菜に詳しい方ではないので、「そうですか…」
と言うだけだったが、たぶん疑われたのかなぁ~。

しかし、釣りのスタイルを解いて川のほとりで飲む珈琲は、
なんて美味しいんだろう。村田さんの気持ちがよく分かった。