イーハトーブ岩手の水ブログ

岩手の渓流や三陸の海、みちのく奥州の自然にまつわる出来事や話題を伝えます。更にFM岩手「水のラジオ」の情報も掲載。

混沌と波乱の平成20年度が閉幕・・・

2009年03月31日 | 釣り師の独り言
岩手の渓流が解禁してちょうど一ヶ月。今日は3月31日、年度末。
今年の3月は、昨年よりは川に出向いた時間は長いと思うが、
様々な課題や問題や迷いを抱えての釣りは充分に楽しめるもので
はなかった。
年度内に仕上なければならない仕事もいくつかあったし、年度内
に答えを出さなければならない案件もいくつかあった。
しかしこの一ヶ月だけでなく、この一年を振り返ればまさに混沌
と波乱に満ちた問題&課題に揉まれた一年だった・・・。

景気の低迷や国の失政で僕だけでなく多くの方々も迷い、悩み、
苦しんだ一年だったと思う。
年度末の今日この時、しみじみ想えば本当に酷く辛い一年だった。
そして明日から始まる平成21年度もけして明るい未来を予感させ
る要素は何も無い・・・。
ただ・・・過ぎた時間はともかく新しい時間がこれまでよりは、少し
だけでいいから明るい出来事がありますように・・・と祈るばかりだ。

地域のために良かれと思い始めたことが、いつの間にか誰かの
思惑に利用され、町おこしの仲間達のためにと動けば、我田引水と
誤解され揶揄された。あらぬ噂を立てられた・・・。
しかし、それでも町おこしで悩む仲間達の手助けをしたい。
地域の新しい文化を創ったからには、より良いものにに育て守り
たい。僕は間違っているんだろうか?

時々ブログに愚痴めいた事を書くのは、僕の悪い癖だ・・・。
ご勘弁を・・・・。
まさに暗澹たる平成20年度の最後に、落とし前を付けたいと想って
こんな事を書いたが・・・ただの愚痴になりました。
ごめんなさい。

甲子川の幸福な2時間

2009年03月30日 | 釣り師の独り言
前夜、盛岡での「百物語の会」で痛飲し、その後自宅でまた
飲んだせいで少々寝坊した。
慌てて時計を見ると午前8時30分・・・これは不味い!
そうそうに釣り支度を整えて次男のハイラックスを借りて一路
釜石の甲子川を目指した。
江刺の町外れで時計を見ると9時30分を過ぎようとしていた。
曇りがちながら風も穏やかで、まさに釣り日和な日曜日。
これは一級のポイントはきっと誰かに先を越されているだろう。
そう疑心暗記しながら、釜石のとある場所に着くと・・・・
餌釣りの方が一人だけ。フライマンの姿は無い。

早速スタイルし、餌釣り師の対岸に下りて挨拶しご了解を頂き
ゆっくりと流れに入ると・・・バシャリとライズ!
時計を見ると午前11時。そこからライズの釣りにはまった。
餌釣り師は釣果がイマイチのようで、竿を置いて僕の釣りを眺め
ていた。面白いようにそこそこサイズのヤマメが釣れた。
餌釣り師は「今日は毛鉤の日だな・・・」と言い残して上流に消えた。

そこに今度は仙台ナンバーのフライマンが二人、下流に入った。
最初「挨拶もナシかよ・・・」とむっとしたが、川全体でライズして
いたのでなんとなく一緒に釣る塩梅になった。しかも対岸から遠慮
しながらフライを流しているので気の毒になった。
それにライズの釣りに夢中になって、誰が入ろうが気にならなく
なっていた。
午後1時・・・計ったようにライズが止まった。
その間2時間、久々に幸福な川の時間を堪能した。

その後は、早々にスタイルを解いて帰路についた。
その途中、遠野食肉センターでジンギスカン用の「上ラム」を購入し
本当に久しぶりに家族全員で晩飯にジンギスカンを楽しんだ。
その後、酒の肴にとキープした中型のヤマメを今シーズン初めて
塩焼きで頂いた。
これが実に美味かった。ありがとう甲子川!

作家・平谷美樹氏を囲んで

2009年03月29日 | 釣り師の独り言
土曜日は、かねてより盛岡の元ふうらい編集長・高橋政彦君から
お誘いのあった「作家・平谷美樹氏を囲む会」があったので、
2ヶ月ぶりにJR東北本線で盛岡に行ってきた。

平谷さんはSF作家としてデビューしたが、今では歴史小説あり
「歌詠川物語」などの釣り小説ありで様々な分野の小説を沢山
出版している。
この会は平谷さんの代表作の一つである「百物語」という不思議
な話、恐ろしい話などの短編集シリーズの「第8夜」のための
取材の会でもある。

大館町の高橋君の実家「海ごはん・しまか」の奥座敷(4畳半)
になんと15人が集まり、しまか自慢の大船盛りの新鮮な海の幸
を肴に日本酒と焼酎を飲みながら、それぞれの不思議体験談を
語り聞いた。

中には岩手朝日テレビの人気番組「楽茶間(らくてぃま)」の
司会を務める小山羊右(ようすけ)君や【わけ:あり】のナレーター
小笠原佐弥君の姿もあった。

午後6時スタートの会だったが、あっという間に終電の時間にな
り残念ながら僕は泣く泣く途中で中座した。
電車に揺られ金ヶ崎に着いたら、長男が迎えに来ていてそのまま
帰宅。時計を見れば午後11時20分。
もうお開きの頃だろうと佐弥に電話すると・・・
「まだまだ奇妙に盛り上がってる」ということだったが・・・
その後の話が気に掛る。
何はともあれ、平谷美樹さんの「百物語~第8夜」に乞うご期待!

甲子川をしみじみ想う

2009年03月27日 | 釣り師の独り言
先日、釜石の甲子川で録音した村田さんと宇田さん&小野寺さん
のインタビューが、今日27日と来週4月3日放送分の「野遊び・・・」
でオンエアされる。
このブログにリンクしている「野遊び倶楽部」のサイトのWEB
ラジオでも聴くことが出来るのでお時間のある方は是非!

その音声の編集をしながら、改めて考えたのだが・・・・
甲子川には漁業権を持つ漁協が存在しない。
だから漁協による恒常的な稚魚放流は行われていない。
にもかかわらずヤマメ、岩魚、鮎が釣れる。
天然遡上もあるが、それはほんの僅かなものだろう。
ならば「誰か」が魚を放流している・・・ということになる。

そこには、地元に暮らし甲子川を愛する多くの市民がいのだ。
そしてその有志達が市民や釣り人から浄財を募り、それを資金に
毎年ヤマメや鮎の稚魚を放流していると聞く。
中心になっているのは、地元釣具店の久能さん&オヤマさん。
そして釜石といえば、あの陽気な飲兵衛名人・鈴子陽一さん。
今更ながら、頭が下がる。

前回、甲子川取材のブログにコメントを頂いた甲子川好き男さん
がアイデアとして、甲子川オリジナル・キャップでも作って販売
し、その収益から放流資金を募金するというのも素敵だ。
そのキャップも年券の腕章のように毎年色を変えれば、毎年買っ
てもらえる・・・かも。なるほどなアイデアだ。

他にも甲子川の放流資金に協力できるアイデアがあれば聞かせて
欲しい。ラジオ番組「野遊び倶楽部イーハトーヴ」としても、
「釣り師.com」としても取り組みたいと考えてる。
もちろん村田久さんも小田加代子さんも賛同してるし、参加する。

こんなふうに甲子川の事を考えていると、明日あたり又あの川に
行ってみたくなった。
でも・・・明日も風は強いんだろうなぁ~。
まぁ、明日は明日の風が吹く・・・・ということだろう。

3連休顛末記 22日版(完結)

2009年03月23日 | 釣り師の独り言
3月の最大の山場である3連休の釣りではあったが、2日間をも
まったく納得のいかない釣りだった。
そこで前日の宇田さん情報を頼りに砂鉄川に行ってきた。
前日までの反省もあり、あまり早く川に行ってもこの季節は徒労
に終わることも多いので、この日は少し遅く午前8時半に出発。
砂鉄川は比較的家から近いので、9時過ぎには川に着いた。

大原の町裏のトロ瀬で小さなライズを見つけて俄然やる気が出た
が、この川もやはり魚のサイズは小さい。
立て続けに釣れるのだが、どうしてもチビヤマメしか釣れない。
2時間ほど釣り上がったが、人気の川だけに釣り人も多く、
ここぞと狙った場所には餌釣り師が入っている。

あちこち場所を変えながら、12時過ぎにようやくライズを発見。
そこでライズを拾うが、やはりチビヤマメ・・・
そのうち雨も降り出しライズも止まったので、2時には竿を納め
帰路に着いた。

砂鉄川は魚が濃いことは分かったので、この魚が大きく育つ5月
頃がベストだと感じた。
台風被害やら河川改修でポイントも昔とは大きく変わっているが
なんとなくフライポイントもめぼしがついた。
新緑の季節に再度ここを釣ってみたいと思った。

この3日間の感想として、とにかくフライにはまだ時期が早い。
増水している気仙川のヒカリ釣りも後2週間程度の時間が必要。
盛川も同じく4月に入ってからが本格的なフライ・シーズンだ。
来週の日曜日は、ちょっと釣りを休んで葉ワサビ採りにでも
出掛けようかと考えてる。

この年度末の山場を過ぎれば、新しい始まりがあると予感する。
仕事的にもそうなのだが、釣りも山菜採りもようやく本格的な
シーズンになる。
待ちかねた春が、やっと訪れるような気がする。

3連休顛末記 21日版

2009年03月22日 | 釣り師の独り言
21日土曜日、午前7時半起床。
次男の車を借りて一路気仙川へ。
20日は前日の陽気と雨のため大増水の気仙川だったが、
21日の朝は冷え込みも厳しく雪解けも少ないと踏んで気仙行き
を決めていたが、やはりこの時期は水量も多く、どのポイントも
全く釣りになりそうになかった。
そこで昨日のリベンジを期して再度盛川へ向かった。

午前9時半盛川鬼越公園到着。
昨日と同じように岸辺にコンロを持ち出し珈琲を煎れて、
呑気にライズを待った。天気予報の通り空は雲一つ無い快晴。
しかし・・・気温6度。嫌な予感がした。
前日同様、まったくライズの気配が無い。
そこで、昨日のライズポイントへ移動し、今日も10尾くらいの
キープでいいや・・・などと甘く考えたが・・・前日とは打って変わっ
てまるで素っ気無い。フライで誘いを掛けてもウンともスンとも
言わない。
後で気付いたのだが、水温が5度しかなかった。
これじゃ虫も飛ばないし、魚も食い気など出るはずも無い。
12時近くまであちこちライズを探したが、どうにも素っ気無い
ので泣く泣く盛川をあきらめた。
この時点でまだ「BOSE」・・・

その後45号線を北上し、釜石へ向かった。
甲子川に着いたのが午後1時前、2週間前にそこそこ釣れた場所
へ勇んで入ったが、水面に変化は無い・・・・。
あきらめ気分で#18のクラスターミッジを流したら・・・
その日初めてのチビヤマメが釣れた。
しかしその後は、チビだけ2尾針に乗っただけでお終い・・・。

場所を変えたが、またしても強風でやる気も吹き飛ばされ納竿。
帰りに地元のスーパーで殻ホヤとマツモと生ワカメを買って
クーラーを埋め気を紛らわした。

天気予報でも快晴の一日、ということで期待した分、落ち込み
も大きかった。
家に帰り発泡酒を飲みながら一日を反省したが、どうにも納得
出来なくて、仲間達はどうだったのか・・・話を聞きたくて、
カムパネラの宇田さんに電話してみた。
宇田さんは仲間と砂鉄川に行ってきたそうだ。釣果はイマイチ
らしかったが、それでもライズはポツポツあったらしい。
この季節にしては川の状態も良いと言う。
そいうことで、22日の日曜日は砂鉄川に行く事を決意した。
のだが・・・・

3連休顛末記 20日版

2009年03月21日 | 釣り師の独り言
この3連休、とりあえず連チャンで川に行ってきた。
まぁ、大変な三日間だった。
というわけで、釣行報告。

3月20日・春分の日
朝7時起床で盛川へ。盛川沿いの鬼越公園に着くと先行者の車2台。
それに完全装備のフライマン6名。「これは先を越された・・・」
と思ったが、なんと僕の目指すポイントとは逆のポイントへ全員
歩いてゆく・・・。これはしめた!と浮かれてヒカリの溜まり場へ
入ったが・・・ノーライズ。時間は午前9時30分。まだ早いのか・・・
それからおもむろにお湯を沸かし珈琲を煎れてのんびりとライズ
を待つ事に・・・、ところが・・・・午前10時を過ぎ、10時半を過ぎても
ノーライズ!
それならばと、ノーライズの水面を叩いてみるが、愛想無し。
これはしくじった、と焦った。
慌てて下流に場所を移動しライズを待った。午前11時。
そろそろライズが始まってもいい頃だろうと思ったがノーライズ。
あきらめ半分でフライを流したらいきなりチビヤマメが出た。
それから12時半まではまり、10尾のキープで上がった。

この時間ならそろそろライズも始まっているだろうと、最初の
ポイントへ移動したが、またしても愛想無し!
その後も場所を代えてみたが、ノーライズで風も強くなってきた
し、夕方仕事もあるのでその日は、午後2時で竿を納めた。

それからが大変。
残り2日の休みを釣り三昧するために、仕事に集中した。
午後4時から完成間近の歴史公園えさし藤原の郷PVの最終試写会
を午後6時まで。その後は、会社で奥州FMの番組の編集を完了し
更にFM岩手「家族の絆」3回分の編集を午後11時まで掛けて完了。

心置きなく残り2日釣りに行ける・・・とほくそ笑んだ。のだが・・・

釣友病に倒れる・・・の知らせ

2009年03月19日 | 釣り師の独り言
更新が滞り、反省している。
何しろ年度末なもので・・・・

昨日18日に、東京の釣友で通称クラブママこと川西女史から久々
の電話があり、今年の岩手釣行の話かと思いきや、なんと・・・
釣友で医師の丸岡先生が11日に三度目の病に倒れたという。

これまで二度脳卒中のような病に冒されたが、不屈の精神で
二度とも復活し、片腕は思うように動かせなかったが、それでも
使える腕でロッドを握り、一緒に気仙川を釣り歩いた事がある。
二人だけで気仙川の上流を釣ったときには、片腕で泣き尺の岩魚
を釣ったものだ。あの時は片腕だけでも釣りは楽しめる事を実感
させられた。
後遺症で少々言葉が出ず、もどかしいようだったが、川に立てば
そんなに多くの言葉は必要なかった。
ここ2年ほどご無沙汰だったが、そろそろ今年あたりは岩手に来て
くれるだろうと考えていたのだが・・・・

川西女史の話によると、現在はICUに入れられているらしい。
仲間もまだ見舞いにもいけないという。
何故彼だけ、三度も同じ病に・・・・

今はただ、丸岡先生の一日も早い回復を祈るだけだ。

天気予報なんて信じない!

2009年03月16日 | 釣り師の独り言
土曜日夕方の天気予報では・・・
15日日曜日の岩手県沿岸南部は「曇りのち晴れ」で予想気温
最高9℃最低-2℃だった。
風は、「南西の風やや強く」12時頃には風速4程度とあった。

ところが、日曜日の朝7時に起きて外を見ると・・・雪!
しかもシッカリと積もっている。
それでも僕は天気予報を信じ、一路盛川を目指した。
途中、種山高原付近は一面の銀世界で、道路は圧雪凍結。
下りの峠道はやっぱり怖いので超ノロノロ運転。

午前10時前に盛川に着いてみると、前日の増水はやや収まって
いたが、それでも通常より水位は高い。
いつものトロ瀬でライズを待ってみたが、一向にその気配なし。
とりあえずブラインドで#18のミッジを流してみたが、まるで
素っ気無い。誘ってみてもなしのつぶて。

時間が早いのだろうと考え、昨日のヤマメのライズPへ移動して
みたが、こちらも昨日のライズがうそのようにダンマリ・・・
そりゃそうだ。午前11時で気温4度。
それからしばらく場所を代えてみたが・・・ノーライズ!
12時を過ぎても気温は4度。しかも風が強い。
なにが風速4mだ。こりゃ10mはあるだろう。
釣りになんかなりません!

その後、気仙川に移動したり、遠野の川に移動してみたが・・・
雪はふるは、風は強くなるは・・・何が「曇りのち晴れ」だ!
青空なんかどこにあるんだよ。

とにかく「参りました」。今季初のボーズでした。
これ以上書くことはありません。
20日(祝)からの3連休は、1日くらいは朝から釣りに行って
昨日の借りを返したい。


またしても増水の土曜日

2009年03月14日 | 釣り師の独り言
今週もまた金曜日に忌々しくもまとまった雨が降った。
さらに天気予報では、土曜日も雨の予報・・・。
天気予報は結構当たると信じながらも、土曜日の朝7時半に起き
外を見ると・・・曇天ながら雨は降っていない。
しめた!と思い、急いで釣り支度を整え次男の車を借りて、
気仙川に向かった。

途中、種山高原あたりで小雨が降ってきたが、この程度の雨なら
むしろおあつらえ向き。勇んで大股がと本流の合流点に着いてみ
れば・・・気仙川は「大増水」!
ならば、と祈るような思いで、もう一山越えて盛川へ向かった。
案の定、盛川本流も同様に増水・・・・。

そこで、大船渡の日頃市から盛川の源流沿いに峠を越えて気仙川
の上流を経由して仙人道路に上がろうと考えた。
そして、先週行った釜石の甲子川なら何とかなるかも・・・、と
淡い期待で車を走らせた。

ところが・・・日頃市の盛川上流は、それほどの増水でもなく、
濁りもない。どぉ~れ、と平瀬を眺めてみると・・・ライズ!
なんと、そぼ降る雨の中で散発的なライズを発見!
しだいに強くなる雨にも関らず、そこに2時間もはまった。

ただ・・・やはりサイズは小さくて、キープは5尾だけだった。
それでも、こんな日にライズの釣りが出来た事が嬉しかった。
その後、気仙川の上流に回ってみたが、やっぱり大増水で
竿を出す気にもなれず、竿を納めた。

明日こそは、天気も良さそうだから再度盛川本流へ行こう。
今日はヤマメだったが、明日はヒカリだろう。