イーハトーブ岩手の水ブログ

岩手の渓流や三陸の海、みちのく奥州の自然にまつわる出来事や話題を伝えます。更にFM岩手「水のラジオ」の情報も掲載。

フライタイヤー保科君からフライが届いた。

2010年02月28日 | 釣り師の独り言
月刊フライフィッシャーでもお馴染みのフライタイヤーで神奈川に暮らす
釣友・保科真穂君から彼が僕のために巻いてくれたフライが届いた。
感謝感激!!
まさに僕が望んでいたフライパターンだ。

僕が暮らす岩手県南部の沿岸河川、特に気仙川や盛川では、
早春のヒカリ(サクラマスの子)釣りが盛んで、このライズを
釣る為に昔から「盛岡毛鉤」(流し毛鉤)などの釣法が生れた。
また、餌釣りの世界では一関市東山に暮らす名人・伊藤稔さんが考案した
「ゼロ釣法」やら「餌テンカラ」などで早春から秋までコンスタントに
山女魚、ヒカリを釣っている。

早春のドライフライなら、ミッジやピューパなどの極小パターンで釣る・・・
と言うのが常識とされている。
僕もフライを始めた当初は、#20~#18のミッジパターンを中心にして
そこそこの釣果を得ていたが、それでもライズのピークで見向きもされない
事が何度もあった。本当に悔しい思いをした。
土砂降りのようなライズのピークで、1投1尾のフライは無いのか・・・
そんなふうに悩んでいる時に3月中旬から下旬に掛けて、やや大型の
カゲロウが流下しているのを見つけ、この羽虫のパターンはナンだろう?
ということで、東京の釣友・万渓巌氏に相談したところ、
保科君がそれを聞きつけて、今回こんなに沢山のフライを送ってくれた。
本当にありがとう。

その流下していた羽虫は「マエグロ」と言っているが、正式には
ヒメフタオカゲロウというらしい。
3月中旬から下旬の日中に、約1時間くらい集中して羽化する。
すると気仙川あたりでは、一斉にヒカリ&山女魚がライズする。
このフライなら、きっとあのライズを攻略できるだろう。

さて、岩手の渓流はいよいよ明日解禁だ。
たぶん最初の釣行は、土曜日頃になるだろう。
土曜日の夜には、このフライの実釣を報告したい。


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解禁直前【川下見情報】 甲子川の巻

2010年02月27日 | 釣り師の独り言
いやはや、2週間前の寒波と吹雪が嘘のような昨日今日の陽気。
庭や道路脇にうず高く積まれた雪が、今朝はすっかりと融けて
僅かに日陰に残る程度だ。
そして、庭には様々な羽虫が飛び交っている。
これなら明後日の解禁は、沿岸河川を中心に盛んなライズが
期待できそうだ。

さて、21日の川下見で最後に行った甲子川の様子を報告する。
24キロオーバーで切符を切られて気分もブルーなまま釜石に
到着したのは午後2時過ぎ。
早速、昨年カムパネラの宇田さんに教えてもらった下流域の
大場所を覗いてみると・・・あちこちでライズしている。
続けざまに大場所のあちらでもこちらでもライズ&ライズ!
時間帯も良かったのだろうが、ときどき大きなライズもある。
流石、甲子川!!!

その後、川沿いに住宅街の裏手の道をゆっくりと走り、
トロ場を見つけては覗いてみるが、その度にライズを発見。
案外深場よりも浅場の方がライズしているようだ。
ということは、やっぱりヒカリなんだろう。

支流も数箇所覗いてみたが、支流域はあまり目立ったライズは
見当たらなかった。まぁ、上流部なので仕方ないが・・・
そんなこんなで、約1時間上流から下流、更に中流を下見したが
やはり解禁当初は、下流域が有望だろう。

しかし・・・気仙川、盛川、熊野&片岸川、甲子川・・・
どの川も魅力的なんで、シーズン最初の一歩をどの川にするか・・・
ほんとうに悩ましい・・・。
やっぱり盛川なのかなぁ~。

まぁ、この陽気ならどの川もライズは期待できそうなので、
解禁から楽しい釣りが出来そうだ。
先輩、後輩、ご同輩、今シーズンも一緒に岩手の川を潔く楽しもう。

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遅まきながら「にほんブログ村」に参加

2010年02月27日 | 釣り師の独り言
遅まきながら「にほんブログ村」に試しに参加することにした。
しかし、勝手が分からないので少々手こずっている。
ランキングにも参加したので、よかったら試しにボタンをクリックして下さい。

さて、どうなることやら。
まぁ新しい試みはやってみない事には何も始まらないので・・・
よろしく。

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解禁直前【川下見情報】 片岸川の巻

2010年02月25日 | 釣り師の独り言
今日、25日の最高気温は、なんと13℃!
この調子なら、解禁当初からかなりのライズが期待できそうだ。
最高気温4℃だった日曜日の下見でも、片岸川ではそこそこのライズがあった。
下見した時間も、午後1時過ぎのベストなタイミングだったせいもあるが、
写真のように河川改修をしたばかりにも関らず、ここぞというポイントで
散発ではあるが、確実にライズを確認できた。

この上流にも下流にも、トロ瀬平瀬があるので、片岸川は侮れない。
但し、熊野川と片岸川は、岩手県共通遊漁証の対象河川ではないので
腕章とは別に、日釣り券なりここの漁協の年券が必要となる。
初心者の頃にそれを知らずに釣りをしていたら、現場で遊漁券を買わされた
苦い経験がある。
くれぐれも注意してほしい。
国道から川沿いに下りたところに商店があり、そこで日釣り券を取り扱っている。
ただ、片岸川&熊野川の両河川で有効なので、他の単独河川よりはお得感がある。
5月下旬から6月の最盛期には、朝からイブニングまで一日中この2河川を堪能
できる。
それに、沿岸河川だから泊りは、海辺の民宿で三陸の海の幸も堪能できる。
このプランはお奨めだ。
日釣り券800円、年券3,500円で鮎を含む全魚種を釣れる。

さて、明日はいよいよ釜石の甲子川の報告をしたい。
なかなかだったよ。

解禁直前【川下見情報】熊野川の巻

2010年02月24日 | 釣り師の独り言
盛川の下見を終えて、国道45号を北上し、熊野川&片岸川へ。
途中、道の駅さんりくで給水し、珈琲を炒れホットドッグの昼食。
起喜来から吉浜へ向かう途中、なんと運悪く覆面に追跡されて・・・
24キロオーバーで御用・・・・。嗚呼ほんとにツキが無い!
陽気につられてついアクセルを踏んじまった。みんなもご用心を。

気を取り直して、国道から熊野川沿いの道へ。
中流域まで見て歩いたが、かなりの渇水状態だ。
釣りになりそうなのは、かなり下流の国道下トロ場あたりだろう。
岸辺の石に座って眺めていると・・・散発的なライズを発見。
たぶんヒカリだ。

昨日今日の陽気が続けば、ライズも盛んになるだろう。
もう少し雨が降って川の水が上がれば、かなりコンディションは
良くなるだろうと思う。
しかし、この辺の川はどこもとっても綺麗な透明な水の流れだ。
やっぱり三陸沿岸河川は、惚れ惚れとするほど良い川だ。

次は片岸川の報告で。

解禁直前【川下見情報】 盛川の巻

2010年02月23日 | 釣り師の独り言
気仙川を後に、峠を越えて盛川へ。所要時間15分程度。
最初に覗いたのは、昨年雨後の増水時にお世話になった上流域のトロ瀬。
明らかに小型とわかる山女魚のライズがポツポツ・・・。
渇水気味で、雨が降るか、雪解けが進むかしないと駄目だろう。

そこから1kmほど下流の淵を覗いたが、ノーライズ。
更に1km下流の平瀬で、珈琲を飲みながらしばらくライズを待とうと考えた。
時間は正午過ぎ。いつもの水道から水を汲もうとしたら・・・
元栓が締められていて、給水不能。
仕方なくタバコに火をつけて平瀬を眺めていたが、強風ということもあり
なかなかライズを見つけられない。
風が止んでもノーライズ・・・と思いきやポツリとライズリング・・・
しかし、そのライズはたぶんウグイだろう。
以前に同じ場所でライズを狙って大型のウグイでガッカリした記憶がある。

その後高速道路下のポイントに移動。車で岸辺まで入れない場所なので、
土手下に車を止めて、長靴に履き替えて歩いた。
水面は静かだが、ときどき散発ながらもライズがある。
サイズはあまり大きくはなさそうだが、明らかにヒカリだ。
確か去年もライズのピークは3月下旬だったと思う。
解禁直後は、どうだろう・・・・?
(昨年3月の当ブログを見てほしい)
時計を見ると12時半。気温は4度。
週間予報では晴れの日が続くという。
この調子で気温が上がれば、ここだけでなく気仙川も期待が持てそうだ。

そこで一旦川を上がり、盛のスーパーで夕食の買出し。
寄せ鍋の材料にタラ、白子、牡蠣、秋刀魚のすり身を仕入れ、更に刺身用の
大き目のイワシを6尾、更にシメサバにできるというゴマサバを3本。
なんとイワシ1尾68円、ゴマサバ1尾198円でした。
イワシは手開きで刺身に、そしてシメサバも日曜の夜中に仕込み美味しく頂いた。

その後、1時頃に大船渡市盛から国道45号で熊野川&片岸川へ向かった。
その報告は、また明日。

解禁直前【川下見情報】気仙川の巻

2010年02月22日 | 釣り師の独り言
前日の雪模様が嘘のように晴れ上がった日曜日の朝。
これならきっとライズも期待できるだろう・・・と予定通り川の下見ドライブに
出掛けてきた。出発は午前9時。庭の温度計は「マイナス2℃」。

種山高原の峠道は、予想通り圧雪凍結で、さすがに慎重になった。
しばらく来ない間に「津付ダム工事」は、着々と進行していた。
取り付け道路は、かなり工事が進んでいた。
確かにこれで、峠越えの道のりは楽になるだろうが・・・
ダムが出来る事で、おそらく大股川は大きく変わることだろう。
それはとりもなおさず、気仙川本流へも大きな影響を与えるのだろう。
もうダム工事は止められないのだろうか・・・・??

などと考えながら大股川・本流の合流店に着くと、かなり風が強い。
久々に春の強烈な川風に打たれ、目が覚めた気がした。
午前10時半、最初にいつもの中流域を覗く。
強風に耐えながらしばらく川面を見つめていたが、15分たっても
一向にライズの気配もないので、場所を移動することにした。
11時前では早いのか?・・・水温計忘れたので水温は図れなかったが、
川に手を入れてみても、そんなに冷たくは感じなかった。

午前11時、世田米の町裏の人気の場所もライズは無い。
更に下流の瀬音橋上流の大トロ場のスローウォーターを何気なく見ると、
散発ライズがある。風で水面が波立つと止むが・・・・
風が止むと・・・・パシャりパシャリと散発ライズ。
羽虫は飛んでいるようには見えなかった。
その後、下流域の大場所にも行ってみたが、目立ったライズは無い。

午前11時30分、気仙川の下見終了。
僕としては、この感じだと当分気仙川は厳しいだろうと思った。
やはり解禁で餌釣りの方々が底を釣った後の3月中旬からが、
FFヒカリ釣りのシーズンのような気がする。
まぁ、午前中だけの様子だから、断言は出来ないが・・・・。

以上、気仙川の下見報告でした。
明日は、盛川の下見報告します。

文庫本「無人島に生きる十六人」

2010年02月19日 | 釣り師の独り言
制作に携わっているラジオ番組「野遊び倶楽部イーハトーヴ」では、
これまで村田さんお奨めの書籍をたくさん紹介してきたが、
その全部はまだ読みきっていない。
そこで出来るだけ自分の番組で紹介した書籍は読んでおこうと思い、
ネットで古本を探して一気に5冊ぐらいずつを注文している。
その最新発注分が先週末に届いた。

そのなかで一番面白かったのが、表題の「無人島に生きる十六人」。
あの椎名誠さんが推薦文を書いているほど、面白かった。
何しろ明治時代に本当にあった海難事故で遭難した船乗り全員が、
無人島で様々に工夫して快適に暮らし、そして全員生きて日本に
帰り着いた・・・という実話だ。
まぁ~当時の人々の逞しさと賢さには舌を巻く。
文庫本で安く手に入るので、機会があったら一読を。

ところで・・・
昨日のブログに「コメント下さい」と書いたところ、
早速、ゆんぼ君、JJさん、岩魚さんからコメントを頂いた。
ありがとう。
そこで、昨日の写真の場所は・・・?というコメントがあったが、
実は、早春の写真の最近のストックが無かったので・・・・
一昨年、日帰り温泉の帰りに撮影したアズマイ沢(雫石川水系)でした。

今シーズン解禁前の川の様子は、来週写真付きで紹介します。
小手先で失礼 m(_ _)m

みちのく岩手にも春の気配

2010年02月18日 | 釣り師の独り言
今朝は放射冷却でかなり寒かったが、昼過ぎには春の陽気になった。
道路脇にあれほど高く積まれた雪も、少しずつ解けてだいぶ低くなった。
とはいえまだ2月。これから4月までの間に、たぶん最低でも2回は
大雪が降るんだろうな・・・。
でも3月からの雪は、積もっても1~2日で解けるもの。
それほど苦にならない。

ちょっとした待ち時間に、ぼんやりと公園を眺めていたら、
雪野原にところどころ顔を出した草地から羽虫が飛び立った。
ミッジのような小さな羽虫や比較的大きな羽虫まで・・・・
そういえば明日19日は、二十四節気の「雨水」。
雪が解けて大地が潤う頃・・・という意味らしい。
雪と氷の季節から、やっと水の季節に移ろうとしているようだ。

今週末は、時間があれば気仙川と盛川の下見にでも行こう。
ついでに釜石の甲子川まで回れたら良いのだが・・・。
何はともあれ、解禁まで後10日。
これからの季節は、できるだけ更新もマメにと心掛ける。
よろしければ、何でも良いのでコメント下さい。
よろしく。

そろそろ検診に行こうかな・・・

2010年02月16日 | 釣り師の独り言
日曜日の岩釣協の総会で、久々に元事務局長で顧問のo氏も出席。
ところが、かなり痩せて元気がない。
聞けば、昨年「悪性の胃癌」で手術し、現在も抗がん剤治療を続けて
いるという。幸い転移は無かったとか・・・。
抗がん剤治療でも、生存率が23%だから運が良ければ生き延びれる。
などと笑って話していた。
しかし、驚いた。まだ60歳前だというのに・・・。
呆れた事に、手術後に何度か鮎釣りには行ってたそうだ。
まぁ釣りバカの集まりだから、さもありナン。

僕の父親も3年前に胃癌の手術をしたが、良性だったせいもあってか
今は元気に統計調査員の仕事を続けている。
癌も今では怖い病気ではないのだろうか?

そんな中、保険の代理店をしている後輩が久々に会社に顔を出した。
こいつもかなり痩せて顔色も悪い。
すると・・・実は去年の10月に肺ガンが見つかって2ヶ月入院し、
その後、更に2ヶ月自宅療養していた。という。
こちらは、手術ではなく放射線治療だったそうだが、放射線治療のせいで
食道がやられて、満足に飯が喉を通らないそうだ。

最近は、ピンポイントで患部に放射線を当てる治療があるそうだが、
この治療は300万円くらいかかって、しかも保険がきかないとか・・・
故に、自分みたいになった時のためにこの保険に入れと言う。
肺ガンの放射線治療を体験したものならではの説得力があり、
愛煙家の僕としては、かなり真剣に加入を考えている。

とはいえ、早期発見が決め手のようなので、早めに検診を受けに行こう。
本気でそう考えた。