イーハトーブ岩手の水ブログ

岩手の渓流や三陸の海、みちのく奥州の自然にまつわる出来事や話題を伝えます。更にFM岩手「水のラジオ」の情報も掲載。

岩手の川は、雪の中

2014年01月29日 | 川と森の話
朝の気温が氷点下でも、日中の最高気温が+4℃くらいになると
知らず知らずに川の様子が気になり始める。

そこで、湧き水ドライブのついでに川の様子を眺めてきたが・・・・
岩手の川は、いまだ雪の中。まさに冬眠中です。

この川は、僕のホームグランドの一つである遠野の小友川。
五月の最盛期には、中型の山女魚が盛んにライズする良ポイント。
更にルアーマンも虎視眈々と狙う大型岩魚のポイントでもあります。
この川には、山女魚は毎年放流しているようですが、
岩魚は放流していないので、そもそもが天然岩魚の川という事のようです。

遠野は面積が広いので、西は僕が暮らす奥州市江刺や北上、花巻に隣接し、
東は釜石、大槌、宮古と接しているので、
水系も多岐に渡ります。
故に、関東圏からお越しの釣り仲間には、遠野を拠点にしての
釣り旅を奨めています。

遠野市内だけでも、猿ヶ石川水系の銘川が沢山ありますし、
北上すれば閉伊川水系小国川、薬師川。
東には、鵜住居川、甲子川。そして南東には、気仙川。
一週間居ても回りきれないほどです。

以前にもそんなことを地図入りで書いたこともありました。
今年はそんな原点に帰って、岩手県南の河川をしっかりと歩こうか・・・
などと今から考えてます。

岩手の渓流解禁まで、後ちょうど30日。
まずは早春のヒカリ釣りの準備でも始めようかと静かに考えてます。

東京の旦那、久々に今年はヒカリからどうよ・・・?

湧き水を汲む

2014年01月21日 | 川と森の話
暦の上では、昨日が「大寒」で、このあとは2月上旬の「立春」を待つ・・・
という季節になった。
先週まで、岩手県奥州市も「真冬日」の連続で、
今日の最高気温3℃が、妙に暖かく感じる。

毎年のことではあるけれど、六月の「夏至」を過ぎると、
「冬至」に向かって、日没が早くなることを何故か寂しく感じてしまい、
その逆に12月の「夏至」を過ぎ、「大寒」を過ぎる頃になると
昼の時間が長くなり、気持ちも妙に弾んでしまう・・・。
そんなふうに感じたことありませんか?

更に、二月の声が聞こえると、岩手県の釣り人の間では、
「県内共通遊漁証」申し込みの話題が聞こえ始めます。
全魚種2万円、雑漁一万四千円。
渓流の解禁は、ご存知の通り3月1日。
今年は、解禁日が土曜日ということもあり、
川は、きっと賑わうことでしょう。
その日まで、後39日。

そんな折、川の下見を兼ねて、久々に湧き水を汲みに出かけました。
正月あけの真冬日にも、近場の湧き水を汲みに行ってはいましたが、
道路の雪も消えた今日は、チョイト足を伸ばして砂鉄川方面から気仙川水系へ。

写真の湧き水は、砂鉄川水系猿沢川のほとりの湧き水。
この水は、なかなか美味な湧き水です。
国道沿いにあるため、かなりの人気で、
僕がペットボトル(2l)6本分を汲む間に、2台の車が並びました。

この水を南部鉄瓶に注ぎ、ただ今七輪で沸かしている最中。
このブログを書き上げたら、そのお湯で珈琲を入れようと企んでます。
川のご報告は、次の更新で。

次男が入籍しました。

2014年01月08日 | 釣り師の独り言
5年前からフライフィッシングを始めた次男ですが、
昨年暮れの12月下旬に入籍した、と正月に報告に来ました。
現在28歳だが、早生まれなので3月には29歳を迎えます。
お相手は、地元江刺区生まれ育ちの同い年。

4年前から実家を出て、市内のアパートで一緒に暮らしていたので、
遅かれ早かれ結婚するだろうとは思っていましたが、
お嫁さんから
「お父さん、これからもよろしくお願いします。」
といわれたときには、流石にグッときました。

もしかして、孫ができたのか!?・・・・
と思わず口にしてしまいましたが、
まだその兆候は無いとのこと。

しかし、いずれは・・・と考えると、
僕も「お爺ちゃん」になる歳になったのだなぁ~とシミジミします。

次は、今年31歳になる長男の番なのでしょうが・・・・
こいつは、一向にその気配を見せてません。
さてさて、どうなることやら・・・・。

親馬鹿な話で、申し訳ありませんでした。

新年あけましておめでとうございます。

2014年01月01日 | 釣り師の独り言
まずもって、長らく更新が滞りましたことをお詫びいたします。
2013年も、本当に色々な出来事がありました。
なかでも、八月に若い釣友を川で亡くしたことが無念でなりません。

その後、どうしても川に行く気になれなかったのですが・・・
九月の中旬に皆瀬川に出向きました。
あいにくの増水でとても釣りができる状況ではなく、
竿も出さずに彼の最後に見た風景を探しました。
もとより釣りをするつもりなどあろうはずもなく、
ただただその支流のほとりを歩きました。

僕よりも先に、彼の友人たちや釣り仲間が
彼が落としたフライロッドを探しましたが、
結局その竿は、見つかりませんでした。・・・・

彼にその竿を贈った釣友I君は、
「きっと彼が見つけて天国へ持って行ったんだよ。」と
彼の奥さんに語ったそうです。
近頃、僕もI君が言う通りなのだろうと思い始めています。

彼と酒を飲むたびに語り合ったことがあります。
岩手の河川環境の荒廃を僕たちの世代で食い止め、
そして次の世代に伝えるために、さて僕たちはどうするべきか・・・・
何を青臭いことを、と笑われるかもしれませんが、
僕たちは真剣に考えてきました。

そんな折、彼も僕も多くの岩手の渓流師達が「不要」と叫んでいた
気仙川支流大股川に建設されていた「津付ダム」の建設が
中止される方針になりました。
工事はかなり進んでいましたが、ダム建設が中止になったことは、
大股川を諦めかけていた僕達に可能性と勇気をくれました。

できることなら・・・・津付ダム工事中止を彼と祝いたかった・・・・

2014年。
今年のシーズン当初は、彼と釣った気仙川から始めようと考えてます。
岩手の渓流解禁まで、あと59日。
今年は、できるだけブログの更新回数を増やしたいと思います。
よろしくお願いします。