イーハトーブ岩手の水ブログ

岩手の渓流や三陸の海、みちのく奥州の自然にまつわる出来事や話題を伝えます。更にFM岩手「水のラジオ」の情報も掲載。

雨の遠野郷

2009年04月26日 | 釣り師の独り言
本来ならば、週末の25日&26日は、東京の釣友・万渓巌氏と久々に
二人で気仙川・砂鉄川あたりを釣りに行く予定だったが・・・・
天気予報によると、週末の土日ともに降水確率90%の荒れ模様だ
ということで、急遽延期になった。

とはいえ土曜日の朝は7時に目が覚め、外に出てみると今にも降り
出しそうな空模様ではあるけれど、まだ雨は降っていなかった。
これならば多少降られても釣りになるだろうと考え、とりあえず釣り
道具を車に積み込んで遠野方面に車を走らせた。

猿ヶ石川水系でも一番自宅から近い小友川に向かった。
やっぱり天気予報どおり途中から雨が降り出した。
小雨降る中、車でおよそ40分で川に到着。
ライズPで早速スタイルし岸辺でお茶を飲みながらライズを待った。

週半ばの雨の影響で小友川は平水よりもかなり水位は高かったが、
水の流れは透明だった。その流れに散発ライズを発見!
パイロットフライの#16ソラックスダンを流すと、一発で16cmほどのヤマメが
竿を絞った。
その日はキープ10尾と決めていたが、とりあえず引船に入れ続かな
ければそのままリリースするつもりだった。
しかし、静かな雨が気配を消してくれたようで、足元のライズさえ
簡単に釣れてしまった。
一箇所で2時間半粘り、納得サイズ10尾をキープしたところで、雨も
本格的に振り出したので竿を納めることにした。

お昼前に竿を納めるなんてめったにあることじゃないが、
まぁこんな日もあるさ。
無理に東京の旦那を誘わなくて正解だったと思う。
このまま翌日まで振り続けると川も相当増水するだろう。
たぶん週半ばには収まると思うので、GWの釣りにはそれほど影響は
ないだろう。

遠野郷の岸辺には遅い桜が今を盛に咲いていた。
帰り道、宮沢賢治も好んで歩いたという五輪峠を越えてきたが、
山の斜面のあちこちに山桜とコブシの花がポツリポツリと咲いてい
た。ようやくここにも春が来たな・・・としみじみ感じた。
そろそろ山菜取りにも良い頃だな。

砂鉄川にどっぷりはまった。

2009年04月20日 | 釣り師の独り言
前日の「沈」で最近の自分の川の作法について深く反省した。
岸辺の葦が邪魔だと刈り取った事もあった。
川のほとりの神社に手を合わせることを怠った事もあった。
風に飛ばされたレジ袋を諦めた事もあった・・・・・。反省しよう。

てな事があって、気を引き締めて釣りに望む事を誓い、日曜日の
川選びにも慎重に考えた。
前日のリベンジで小友川か?水の綺麗な矢作川にしようか?
この陽気なら奥羽山系の川もそろそろか・・・・?
そこでひらめいたのが、砂鉄川。
3月の連休の時には風で釣りにならなかったが、魚影の濃さは
ハッキリとしていた。あれからほぼ一ヶ月。
そろそろだろう・・・と考えた。

午前8時に家を出て大東町渋民に着いたのが8時半。往路30分。
やっぱり近くて魚影が濃いので、釣り人も多い。
しかし前夜から考えていたポイントには先行者もなく一番乗り。
早速ポットのお茶を飲みながら岸辺でライズを待った。
すると・・・待つまでもなく既にライズが始まっていた。

お茶もそこそこに、川に入りフライを流す。一投、二投・・・
3投目に魚が出た。引きの強い魚で手こずったが何とか手網に
収めると20cm前後のヤマメ。さびの取れた綺麗な魚体だった。
やや風も強かったが、風が緩むとライズが盛んになった。
カゲロウのハッチも始まり、川面がバシャバシャと騒がしい。
こうなると何を投げても魚が出る。
がしかし・・・なかなか針に乗らない。だから釣り人は焦る。
焦ると釣りが雑になり、さらに魚が釣れなくなる・・・。
そこで、前日の反省を踏まえ、一度竿を置いてライズを観察。

オオマダラのハッチらしく、羽虫のサイズが大きい事に気付き
#14にサイズを上げ、さらに誘いを掛けやすいようにリーダー
システムを短くする事にした。
それで再度ライズに挑んだところ・・・・ビンゴ!!
ほぼ入れ食い!中には泣き尺サイズまで飛び出した。
夢中で釣り続け、ライズが止まったところでその場を上がった。
9時前から川に入り、上がったのが11時。

それから支流に場所を移したが、最初の場所よりサイズは小さ
かったが、同じようにフライを流すたびに魚が出た。
1時半まで釣り続けた。
解禁から一ヶ月半、ようやく納得のいく釣りが出来た。

その後は、前日同様に袋ラーメンとおにぎりの昼食で、食後の
ブルマンブレンドにまったりとまどろんだ。
さて、今週末は東京の旦那とまずはここかな・・・・と考えてる。


沈・・・・

2009年04月19日 | 釣り師の独り言
週末は必ず釣りに行こうと決めていた。
来週には、久々に釣友が岩手に来ることになっているので
その下見もかねて、まずは気仙川の上流部をのぞいて見た。

奥州江刺を午前7時半に出て、気仙川に到着したのは8時半。
まずは釣友・万渓巌氏が名付けた「いやはやポイント」に入った。
水量、水質ともに抜群だが、ライズが無い。
ブラインドで#16のソラックスダンを流すと一発で魚が出たが、魚が
針に乗らない。何度か流したが、どうも魚のサイズが小さいようだ。
その後、何箇所か場所を代えてフライを流してみたが、釣れる魚は
一様にチビサイズばかり・・・。

そこで思い切って川を変えようと考え、一路遠野の小友川に移動。
それが大正解。20cm前後のヤマメが立て続けに釣れた。
ひとしきりポイントを歩き、そこそこサイズを何尾かキープして
昼飯にしようと川を上がった。

次に入るポイントに車を止めて、昼飯の仕度をした。
メニューは袋ラーメンと竹の子ご飯のおにぎり2個。
更に食後にレギュラー珈琲。これはちょっと奮発した。
何しろ川で飲む珈琲だけは美味しい珈琲にしようと、ブルマン
ブレンドを調達した。
これがまた本当に美味かった。

一息入れたところで、早速午後の釣りに入った。
早々にライズを見つけフライを流すと中型のヤマメが無警戒に
ゆっくりとフライをくわえた。
なかなかのファイターで、フッキングしたとたんに下流に一気に
走られたが、そこそこのやり取りの末に何とか取り込んだ。
そこで気を緩めたのがいけなかった・・・。

不用意に岸に歩きかけたところで、川底の大きな石につまずいた。
片方の足を出して堪えようとしたところが、その足も石に取られ
真正面から流れに落ちた・・・。
まさにバッタリと川に叩きつけられた。
沈没・・・・3年ぶりの「沈」。

すぐさま岸に上り、ずぶ濡れの服を脱ぎ、ウェーダーを脱いだが
完全に「アウト」。よりによってその日に限って着替えを積んで
いなかった・・・。
幸い気温が高かったので、絞っただけのTシャツでもなんとか着れ
た。ウェーダーの中にはそれほど水も入らなかったので助かった。
川ではライズが続いていたが、もう釣りをする気はうせていた。

濡れたTシャツを風に乾かしながら負け犬のように家路についた。
「自分だけは大丈夫」などと舐めていると、こんな事になる。
本当に情けない。
なんだか、山の神に叱られたような気がする・・・・。

WEBラジオが全国サイトに紹介された

2009年04月17日 | ラジオの話
実は、岩手ローカルで放送されているFM岩手の「野遊び倶楽部
イーハトーウ゛」は現在、番組サイト内でWEBラジオで展開して
いるが、そのポッドキャストに関して嬉しいニュースが飛び込
んできた!

現在「野遊び倶楽部イーハトーブ」を配信中のポッドキャスト
対応音声ブログサービスの「ケロログ」にダメもとで申請してい
たところ、番組の内容に評価を頂き、
水曜日4月15日から一週間 ケロログサービスのTOPページ
「Weeklyピックアップ」に掲載された!!

アクセス数の方もかなり順調で、ケロログに移行してからの
ポッドキャストは毎回200ダウンロードを超えています。

これは 1月まで公開していたキャスピーが100以下だったことを
考えるとかなりの聴取者数Upだ。

時間があれば、是非一度のぞいてみて欲しい。

 ケロログトップページ
 http://www.voiceblog.jp/

庭の花が一斉に咲いた

2009年04月16日 | 釣り師の独り言
このところの陽気で、市内にある水沢公園の桜が見頃を迎え、
今週末あたりは花見客であふれかえる事だろう。
県南の桜の名所として有名な北上展勝地の桜もそろそろ満開の
頃合のようだ。
毎年見ているのだが、ここの桜並木はまさに圧巻!
桜の花はこうでなくちゃ・・・と実感する。

今週末は、気仙川に行こうと考えているが、上有住小学校の校庭
の桜もきっと満開になっていることだろう。楽しみだ。

そんな折、今朝の我が家の庭ではカタクリの花も咲き、椿の花も
大きく咲きそろった。
みちのく岩手では、梅も桜も椿もカタクリも一斉に咲く。
今週までは一人だけの釣り旅だが、来週には久々に友人・万渓巌
氏が岩手にやってくる予定。
さぁ~て、どの川に行こうか・・・・
今週末は下調べの釣りになりそうだ。

コミュニティ・ラジオ局「奥州エフエム」開局2周年

2009年04月13日 | 釣り師の独り言
お陰様で2007年の開局からちょうど2年目となりました。
そんな訳で、12日は朝9時から特別プログラムでの放送でした。
一日中、奥州市水沢区の中心市街地にあるSCメイプル4階の
サテライトスタジオからの生放送。

僕の制作する「奥州交遊録ポランの広場」も番組始まってから
2回目の生放送。番組では毎回ゲストが入るのだが、当日は
レギュラー・コメンテーターの安彦編集長が不在のため、これまでの番組の
音声データからゲストのコメントをピックアップしたダイジェストを
まとめてオンエア。
生放送の1時間は、あっという間!
10時からコンソールを前にあれこれやって、素材を使い切る
頃には計ったように11時。はい、お疲れ様でした。

この日は、レギュラーMC陣やゲストも大勢出演するので、
終了後にささやかな打ち上げが予定されていた。
またその打ち上げの前に6時から役員会があるという。
しかし、それまでは時間がずいぶんある・・・・
という事で久々に水沢競馬場に行き、+-ゼロで帰ってきた。

開局2周年の打ち上げは、予定通り盛り上がり、ポランの広場
スタッフは4人だけで内内の二次会・・・、そして又飲んだ。
初めて会社を手伝ってくれている長男と一緒に飲んだ。
最後は、息子と二人で息子の同級生の女の子が経営する店で
二人だけで飲んだ・・・・。
これも悪くない。

ヒカリ釣りはそろそろ終盤・・・

2009年04月12日 | 釣り師の独り言
12日【日】の奥州FM開局2周年企画の生放送の準備に追われていた
が、土曜日はどうしても盛川に行きたくて、ほんの3時間程度の
つもりで、大船渡に向かった。

朝から気温も高く、庭には蚊柱が立っているほどだったので、
これはきっとメイフライのハッチも相当だろうと期待も膨らんだ。
まずは一週間前に強風の中でもそこそこに釣れたポイントに真っ
先に入ったが・・・・ライズがない・・・・
これはしくじったか・・・とかなり焦った。
試しに#18の権ぞーミッジを流してみると、いきなりヒカリが
飛び出した。サイズは16cm程度。
その後も静かな流れにフライを流すと素直に反応し、立て続けに
6尾のヒカリを掛けた。
しかし、その後が続かない・・・・。

しばし岸辺に腰を下ろしてタバコを吸いながら綺麗な流れを見つめ
ぼんやりとヒカリが海に下る頃合について考えた。
その昔は、彼岸を過ぎた頃にヒカリは一晩で海に下ったという。
故に「早春のヒカリ釣り」という風物詩になった。
しかし最近は桜の季節までヒカリが川に残っている・・・。
これも自然破壊や温暖化のせいなのか・・・
僕としては、この季節までヒカリが釣れるのは嬉しい。

午前10時過ぎから1時頃までロッドを振り、20尾程度釣れた
あたりで川を上がった。
その後はスタイルを解いて、岸辺の公園でインスタントラーメンと
おにぎりの昼食を済ませ、珈琲を飲みながら来し方行く末に想いを
めぐらせた。

どうにも翌日朝の生放送が気になって、2時前には川を後にして
会社に帰り、素材作りで夜9時まで仕事に没頭した。
いつの間にか夜まで窓を開けていても寒くなくなり、光につられて
羽虫が部屋に入るようになった。
もう春なんだなぁ~。

一昨日の火事をライヴで見てしまった。

2009年04月09日 | 釣り師の独り言
ブログに書こうか書くまいか、迷ったのだが・・・
一昨日の火曜日午後1時から盛岡のFM岩手のスタジオでレギュラー
番組の「野遊び倶楽部イーハトーヴ」の番組収録があった。
収録場所はFM岩手の第1スタジオ。

FM岩手は3年前から盛岡市内丸のテレビ岩手の社屋の7階にある。
この1スタの副調整室、いわゆるサブにはテレビ岩手の「お天気
カメラ」のモニターがあり、常時盛岡市内の様子を映している。
一昨日も収録開始直後には普通に桜山神社界隈の映像を映して
いたのだが、1本目を収録直後の午後2時前、映像が大きく動き
モニターに大きく火事発生直後の現場の映像が映し出された。

ズームインした画面には、大きく燃え上がる炎と黒い煙の映像。
折からの風で炎は勢いを増し、更に燃え上がっていた。
火災現場は、盛岡市仙北町2丁目だという・・・・
それから30分ほどは仕事にならなかった。

黒い煙の色が徐々に白い煙に変わった頃、ようやく沈静化した
ようでみんなでホッと胸をなでおろした。
しかし・・・夕方のニュースでは、現場から一人の焼死体が発見・・・
と報じられた。
何とも暗澹たる想いだった・・・・。

庭のカタクリがそろそろ開花・・・

2009年04月07日 | 釣り師の独り言
我が家の庭にカタクリがあるなんて、昨日まで知らなかった。
おふくろが庭の草を積んでいるのを手伝っていたところ、
どこかで見たような葉っぱがあって、「もしかしてカタクリ?」
とたずねたところ、何を今更という顔で「8年前からある」と
あきれられた。
「誰が持ってきたんだ。」とたずねると・・・・
「8年前に江刺警察署の署長さんが持ってきてくれた・・・」という。
誰かが盗掘してきたものを譲ってもらったのか・・・と疑ったが、
警察署の署長から・・・と聞いて一安心。
なんでも署長さんの実家の山に自生していたものを3株ほど分けて
貰ったらしい。

てなわけで、写真の通りつぼみも膨らみ、そろそろ開花の気配。
花が咲いたらまた写真をアップしよう。

今週末の日曜日は、僕も一応役員を務めている奥州FMの開局
2周年企画の生放送があるので、釣りにはいけそうにもない。
せめて土曜日だけでも川に行きたいものだが・・・

風の気仙川で修行する

2009年04月06日 | 釣り師の独り言
前日の豊漁に気をよくして日曜日に再び気仙川へと向かった。
前夜に多少の雨が降ったことがどうも気になっていたが・・・
案の定、10時頃に気仙川に着いて見るとかなり風が強い。
竿を持っているだけで、竿先で風が唸る。
とてもまともに釣りが出来る状況じゃない。
まずはいくらかでも風が弱まる頃合を待った。がしかし・・・
11時過ぎまで川のほとりで風が弱まるのを待ち続けたが、
風は一向に弱まる気配もない。
珈琲をすすりながら川面を見つめ続けていると・・・・
ライズが始まった!時計を見ると11時半。

川上から吹き付ける風を計算してライズの上流に入り、
#16のストーンフライを流してみると良型のヒカリが釣れた。
その後も収まる事もない風の中であれこれと工夫を凝らし、
キャスティングを変えたり、流し方を変えたりしながら、
ヒカリ、ヤマメ5:5の割合でかかってくれた。

なんだか強風の釣りで新境地を見た気がした。この日の釣りで
たぶんこれからの釣りが変わるような気がする。たぶんだが・・・

岩手の渓流ファンの皆様、沿岸河川のヒカリ釣りはそろそろクラ
イマックス。遅くてもGW前にはヒカリは海に下るそうだ。
気仙川、盛川をはじめ、熊野川、甲子川などの沿岸河川はいよいよ
本格的なフライシーズン。
なんでも遠野の猿ヶ石川水系でもヤマメ&岩魚のライズが始まっ
ているらしい。

僕はヒカリが釣れている間は、沿岸河川通いが続くだろう。
週末の釣りのためにもウィークデイは仕事に集中しよう。