イーハトーブ岩手の水ブログ

岩手の渓流や三陸の海、みちのく奥州の自然にまつわる出来事や話題を伝えます。更にFM岩手「水のラジオ」の情報も掲載。

第4回北上川鮎釣り大会

2006年08月29日 | 釣り師の独り言
8月27日(日)午前6時から、盛岡市の南大橋下の河川敷を主会場に、
岩釣協県央支部主催による第4回となる北上川鮎釣り大会が行われた。
この日は様々な鮎釣り大会が同時に解さされ、残念ながら参加者は20名弱と振るわなかったが、その分参加者の釣果は凄かった。

優勝は、岩釣協副会長で前事務局長の大坪さん。(釣果9尾)
準優勝、鮎の川基金の事務局・高橋勲さん(通称:ゲンサン)。(釣果8尾)
第3位、鮎の川基金の松田理事長。(釣果7尾)

写真は、準優勝のゲンサンが釣った28.6cmと27cmクラス。
さすが大河・北上川!大鮎が育つ川だ。
来週の「第1回北の大鮎バトル」が楽しみだ。
もしかすると・・・・尺鮎もあるぞ。

もりおか鮎の川基金理事会

2006年08月26日 | 釣り師の独り言
8月25日(金)の夜に、岩手県釣り団体協議会・会長であり、もりおか鮎の川基金の副理事長である渕信太郎さん(60)の自宅で、恒例の理事会があった。
ご覧の通りむさ苦しい親父ばかりの会合だが、盛岡市内を流れる北上川に鮎を蘇らせようとする情熱は皆同じだ。
中でも、松田恭一理事長は、北上川が松尾鉱山の鉱毒水で汚される以前の事柄に詳しく、その昔のように盛岡市内を流れる北上川に鮎竿の砲列が並ぶ様を21世紀に再現させたいと強く願っている方だ。
会合は、いつも眼科クリニックを営む松田理事長の診療時間終了後に設定される。
従って、酒の飲めない理事長を飲兵衛達が囲むような格好で行われる。

議題は、9月3日に盛岡の南大橋下で行われる「第1回北の大鮎バトル」の開催要項について。そして、8月27日に行われる「第4回北上川鮎釣り大会」の直前会議。
特に、今回初の試みとなる大鮎バトルに関しては各理事から活発な意見が飛び出し、いつにない真面目な会議になった。
この調子なら、3日の大会はきっと成功するだろう。
すでに盛岡市や各テレビ局の後援も取り付けてある。

9月3日の「第1回北の大鮎バトル」は、午前7時から受付開始の予定。
当日受付も大歓迎なので、奮ってご参加いただきたい。

真夏の気仙川イブニング

2006年08月21日 | 釣り師の独り言
鮎釣りを嗜まない僕だが、8月は鮎釣りの大会で事務局に駆り出される機会が多く、真夏の週末はもっぱら鮎釣りを眺めながら、岸辺でビール・・・
というのが毎度のパターンだ。
特に今年は日常の雑事が多く、仕事も立て込んだので、ウィークデイのイブニングにも行けずにいた。
おまけに今年のお盆は、昨年亡くなった叔母の「初盆」にあたり、お盆中の釣りも行けずにいた。

そんな折の先週の金曜日(8/18)、WEBで岩手県産農産物のショッピング・サイト「奥州ヒロノ屋」を運営するアテルイ㈱の代表・広野聡君と江刺区内で酒を飲んだ。
彼は、東京・六本木にもオフィスを構えるほどの敏腕経営者だが、まだ齢34歳という好青年だ。20代で起業後、業績を伸ばし東京オフィスを構え、あろう事か社長業の傍ら青山学院大学に入学し、そこで経営学を学び見事に卒業した。天晴れな青年である。
その彼もここ数年「鱒釣り」に夢中だという。そこでWEBで岩手の釣り関連のサイトを探していたら、身近なところに「権ぞー」がいた・・・と言う事だ。

その彼が、僕と飲みながらしみじみと言った。
「岩手に生まれた事をコンプレックスと感じていたが、東京に暮らし釣り仲間が増えると、不思議なことにみんなに羨ましがられる。今では岩手に生まれ育ったことが誇りと思える。」と明るく言い放った。
最近は、東京オフィスはスタッフに任せ、自身は出来るだけ岩手にいると言う。
そんな彼と気仙川の魅力や岩泉界隈の川の話などするうちに、無性に気仙川に行きたくなった。
翌日の土曜日に、イブニングに行こうとも考えたが・・・何しろ暑い!
仕方なく諦め、良く日曜日の午後4時に気仙川に行った。

暗くなるまではライズはないだろうとのんびり構えていたが、なんと日陰でライズがある。しかも複数ライズだ。水面下に大型の魚体が鈍く光った。・・・
ソラックスダン、CDCダン、クラスターミッジ・・・とフライを換えるがなかなか出ない。
その後、下流に宮城ナンバーのフライマンが二人加わり、それぞれのライズに挑んだが、かなり手ごわい・・・・
そこで何とかかんとか、岸際で出てくれた一尾。

これだけのライズがあるんだから、暗くなったらさぞや・・・・(ニヤリ)
とほくそ笑んでいたが・・・あにはからんや、暗くなったらライズが止まった。
目を疑うほどにピッタリと止まった。・・・・
辺りを見回すと、なるほど虫が飛んでいない。こんな日もあるんだね。
時間は午後6時30分。あえなく納竿。・・・・敗北感・・・・

やはり8月のフライフィッシングは厳しい。
今年は、残り9月一ヶ月にかけようと思う。
9月9日~10日の小本川ルアー大会(フライもあり)では、前日からみんなでキャンプして、秋の岩泉の川を楽しみたい。
参加者募集中なので、気軽に申し込んで欲しい。
コメントからでも、メールでも結構。広野君もきっと一緒に行くだろう。
そうそう今月に長男が生まれた菊地崇君も来れるといいな。


熊・出没注意!

2006年08月16日 | 釣り師の独り言
15日、お盆だと言うのにレギュラー番組「野遊び倶楽部イーハトーヴ」の収録のため、お昼から盛岡のFM岩手に出向いた。
村田さんも小田さんも休み返上で18日放送分と25日放送分を収録した。
今週も来週も実に楽しい内容に仕上がった。乞うご期待。

この日は、和賀川で北上の釣りクラブ「楽笑会」の鮎の会員大会があった。
番組収録の合間に、和賀川ヤナ場に電話を入れ、今日の鮎の情報を聞いたところ、楽笑会の伊藤建君が電話口に出て、「20~27cm」程度の鮎がぼちぼち釣れているという。全体的には「例年並み」の釣果だそうだ。

収録後に急ぎ北上に車を走らせ、「会員大会の打ち上げ」に駆けつけた。
すると・・・ヤナ場の前に見かけないドラム缶のようなものが・・・
実はこれ、噂に聞く「熊罠」だ。
なんでも最近、北上市相去地区のトウキビ畑に熊が頻繁に出没すると言うことで、相去猟友会のメンバーが熊罠を仕掛け、昨日朝に捕獲したそうだ。
頑丈なはずの熊罠だが、昨日の一頭がかなり激しく暴れたらしく、一部が破損しここで修理したと言う。
その後、飲み会の席に「豚汁」ならぬ「熊汁」が出され、久々に食ったが・・・
これがまた「美味い」!ポイントは、牛蒡とミズの茎が入るところ。
しかし、この仕留めた熊は、実は狙っていた熊とは違う奴だったらしく、トウキビ畑の熊狩りは、まだまだ続くと言う。
それだけ今年は、山に食料が少なく、里に頻繁に出没しているようだ。
何はともあれ、「熊・出没注意」。

残暑お見舞い申し上げます。

2006年08月14日 | 釣り師の独り言
お盆休みも今日で終わりという事だが・・・
本当に休めたのは、13日の日曜日だけだった。
先週に引き続き、13日も秋田の下浜に出掛け、友人・向井君が営む海の家「シーライオン」で独り浜辺の読書を決め込んだ。今、はまっているのは熊谷達也氏の「邂逅の森」。「ウェンカムイの爪」「漂白の牙」に続くネイシャーサスペンス3部作の完結(?)で、直木賞受賞作品だ。
熊谷氏の作品は、幻のニホンオオカミ、ヒグマなど自然界の王者と人間との関わりに深く切り込み、偉大なる自然と向き合う人間のあり方を問い続ける。
忘れかけた自然界の深淵をのぞき見る思いがする。

釣り師である僕もまた、自然界に遊ばせて頂いていることを謙虚に感謝し、自然の中で慎み深く振舞いたいと常に考えている。
がしかし、時に傲慢な振る舞いをしたときに、誰もいないはずの川で何者かに睨まれているように感じるのは僕だけではあるまい。
誰かが見ていようといまいと、己自身に恥ずかしくない振る舞いをしたいものだ。
ひとかどの釣り師として、川と森の作法を心得、若い釣り師たちに伝えて行きたいと思う。

真夏の海で、灼熱の日差しにまどろみながら、清冽な渓流の流れに思いを巡らせていた。早く秋の風が吹かないだろうか・・・・





東西南北の一週間

2006年08月08日 | 釣り師の独り言
更新が滞りがちな権ぞーです。・・・・すまん。
しかし、先週の一週間は物凄い一週間だった。
自分で整理するうえでもとりあえず文章にしてみたい。

まずは、8月1日(火)。奥州市から盛岡へ。(北へ移動)
FM岩手の野遊び倶楽部イーハトーヴの番組収録のために、昼に奥州市の会社から盛岡に向かって移動。この日盛岡では「盛岡さんさ」が開幕。盛岡駅前周辺は、大変な混雑。
番組収録終了後、奥州市へ移動。帰社後、別件の原稿作成で帰宅は深夜。

8月2日(水) 奥州市から秋田市へ。(西へ移動)
8月22日に秋田で行われる、青森・岩手・秋田の北東北3県知事の対談番組打合せでFM秋田へ移動。午後6時前に打合せが終わったので、日本海に沈む夕日を見て帰ろうと友人が営む海の家がある下浜へ。
(写真は、その時の夕日)
1時間のサンセット・ショーを眺めて一路奥州市へ。

8月3日(木) 奥州市から宮古市へ。(東へ移動)
宮古市在住でタウン情報誌「みやこ・わが町」を編集・発行している橋本さんからの頼みで、ミニFM放送実施のお手伝いに宮古に向かう。
機材を親父のテラノに積んで奥州市から遠野を経由し笛吹き峠を越え宮古へ。
遠い!宮古は遠い!!秋田まで1時間半なのに、2時間半以上掛かる。
しかし、宮古のヨットハーバーは素敵なところだった。
あのロケーションならミニFMでイベントを盛り上げたいと思う気持ちも分かる。後は、どんな内容でどんなふうにミニFM放送を活用するかだろう。
今後の橋本さんの活躍を期待する。しかしこの日も日帰り。
ほうほうの態で奥州市に着いたのは午後7時過ぎ。流石にこの日はバテタ。

8月4日(金) 奥州市~仙台~奥州市~盛岡~奥州市。(南~北へ移動)
朝一から仙台の東北総合通信局で指導を受けるために、奥州市情報政策課の及川和徳君と一緒に車で仙台に向かう。1時間の厳しいご指導の後、一番町の鰻屋でうな丼を食って、奥州市にとんぼ返り。
その後、この日の夜に盛岡で制作作業を予定しているラジオの特別番組「北上花火直前SP」のために会社で音声編集。
午後6時半に奥州市を出発し、7時半盛岡到着。なんとこの日は「盛岡さんさ」最終日。盛岡駅前は、そりゃもう「お祭り騒ぎ」(当然と言えば当然)。
仕事が終わって、奥州市に着いたのが・・・24時。

8月5日(土) 一日会社。
たまった雑事をこなすために、朝から夕方まで会社。
流石にこの日は爆発しそうなので、6時過ぎから一人で飲んだ。
スナックのお姉さんと電卓を片手に今週の移動距離を計算したところ・・・・
火曜日150km、水曜日300km、木曜日370km、金曜日380km
ということで4日間合計1200kmだって・・・・たいしたことないかぁ~

何はともあれ、東西南北な一週間だった。ふぅ~
この暑さでは、とても川になんか行けないので、今週は『海』だなぁ~
誰か一緒に行ってくれないかなぁ・・・・
そんな独り語と言っても無理だろうから、ワンコと一緒に行こうかな・・・



トヨタカップ鮎トーナメント2006

2006年08月01日 | 釣り師の独り言
またしても多忙を理由に更新が滞ってしまった。
面目次第もない。・・・・
この期間にあった出来事をまたしても「まとめて」更新。

7月29日(土)30日(日)の二日間にわたり、
トヨタカップ鮎トーナメントin岩手2006が、北上市の和賀川を舞台に
盛大に行われた。この大会は、優勝者にトヨタ車が贈られるという、
まさに全国規模の鮎釣り大会でもある。そして今回が4回目。
僕は、この大会の事務局として検量記録係を第1回大会から担当してきた。
何せ今年も申し込みが約200名で、受付が相当混雑すると予想された。
あいにく予選当日は雨模様で、県外からの申込者の当日キャンセルが多かったが、当日受付を合わせて166名の参加という事となった。
県内参加者が半分、県外が半分。北は北海道、南は岐阜からの参加があった。

優勝は、昨年に引き続き岩手県の参加者で、北上市の美津神さん。
見事トヨタ・ベルタを獲得した。
しかし・・・なかなか釣れない厳しい大会だった。
元持会長も語っていたが、来年からは開催時期を再度検討した方が良さそうだ。
ともかくダム放水の増水の中、全員無事に大会を終えたことはなによりだ。

決勝当日には、閉伊川で岩釣協の鮎釣り大会が開催されたが、そちらも無事に終了したと事業部副部長の佐々木淳さんから連絡があった。
そちらもなによりだった。
岩釣協の役員方にはご迷惑をお掛けしたが、何卒ご勘弁。
次回の県央支部の北上川鮎釣り大会には、必ず事務方として参上する予定だ。

決勝当日には、番組用につり人社社長の鈴木康友さんと釜石の鈴子陽一さんのインタビューをさせていただいた。この模様は、8月4日のFM岩手「野遊び倶楽部イーハトーヴ」で放送される。
鈴木さんが初めて書いた本「鮎釣り烈士伝」のお話が中心だ。
この本の中に、岩手の伊藤稔さんと鈴子陽一さんが登場しているが、鮎釣りの歴史に残る名人・達人として岩手の名手お二方が登場していることに改めて敬意を表する。

鮎薫る川の岸辺で、鮎釣り師達の背中を見つめながら、
僕は釣りを趣味として志したことを誇らしく思った。
なんだか、ふいにそんなふうに思った。