イーハトーブ岩手の水ブログ

岩手の渓流や三陸の海、みちのく奥州の自然にまつわる出来事や話題を伝えます。更にFM岩手「水のラジオ」の情報も掲載。

独りキャンプinタイマグラ 2日目

2006年05月29日 | 釣り師の独り言
天気予報では「雨」の日曜日だったが、タイマグラの朝は曇天で、なんとか持ちこたえてくれた。
簡単な朝食を済ませ、ダイニングを撤収するまで30分。
管理人の向田さんの姿が見えたので、声をかけるととっても意外な顔をした。
それもそうだ、5年ぶりなのだから・・・
これから澄川監督の家に挨拶に行く、と告げると「今日はいないようだ」と教えてくれた。久々に逢えるかと思ったが仕方が無い。連絡もなしに突然訪れるのも失礼だし、なにより手土産の一つもないのはやはりとっても失礼だろう。
今度は事前に連絡をしてから、改めて訪れようと決めた。

今にも降り出しそうな空を眺めながら、5月には釣りにならなかった川井駅前の閉伊川に向かった。
そこには既に2組の餌釣りの先行者がいたが、挨拶をして川に入れて貰った。
午前9時。しかし、川面にはライズも無い。
絶好のフライ・ポイントにもかかわらず、この日はとっても素っ気無い。
1時間半も粘ったが、ハッチもライズも無くあえなく玉砕。
小国川の夕べのポイントに入ってみたが、どうも昨日より水量が多い。
山には既に雨が降り続いているのか・・・・。
小さくライズしていたイワナを1尾釣ったところで、本格的に雨が降り出した。
その雨を潮に移動を決めた。

国道340号を昨日来た道を戻る道すがら、カーラジオのニュースが大雨と雷による警戒を告げていた。
これはもう駄目だと感じ、遠野の伝承園駐車場で納竿を決めた。
この駐車場のトイレには、屋根のかかった小さな休憩場所があり、ここが雨の着替えには最適の場所。場合によっては宴会も出来る。

そういえば、岩泉には雨の日の避難場所が沢山あって重宝する。
いつだったか友人の万渓巌氏と大川合流点のバスの待合所で料理を作って宴会をしたことがあったなぁ~。
良く考えるととんでもないことだったよなぁ。
今週末にはその友人が久々に岩手に来るという。
今から楽しみだ。さぁ~て、どこの川に行こうか・・・。

独り釣りキャンプinタイマグラ(川井村)

2006年05月28日 | 釣り師の独り言
27日(土)から28日(日)の二日間、久々の独り釣りキャンプに出掛けた。
しかし、「どこの川に行くか?」も「どこに泊まるか?」も決めずに、
一つだけ決めていたのは、いつものように「車でキャンプ」という事だけ。

テーブルも椅子もオリジナル焚火&炭火コンロも愛車jeepに積んだままなので忘れることは無いが、肝心の「安眠グッズ」である「長座布団」とシュラフはシッカリと忘れないように最初に積み込んだ。
この「長座布団」は、最新のエアマットとか低反発マットに比べても僕にとっては最良の安眠アイテムだ。特に車の荷台に寝る時には欠かせない。
この一ヶ月は、毎週末に川辺に泊まっているので、食器専用のバッグの中身も慣れたもので、最低限の必要な食器と調理用具だけを入れてある。
後は、遠野でラム肉と必要な食材を仕入れることだけを決めて出発した。

いざ自宅を出ると「何か忘れ物は無いか?」と走りながら考える。・・・
ああ~あれも忘れた。これも忘れた・・・、でもまぁいいか。
と、生まれながらのアバウト精神で気にしないことにする。
やはり向かう先は、気仙川。
世田米の町裏のポイントを覗くと、練馬ナンバーのフライマンが対岸のライズを狙っていた。おにぎりを食べながらそのチャレンジを眺めていたが、あっけなく諦めて上がってきた。
何気なく話しかけてみると、初めての気仙川だという。
この場所も良いけれど、上流の方が良いよ、と勧めてみた。
勧めた手前、すぐに上流に向かうわけにも行かず、中流域の国道脇ポイントにダメモトで入ってみたところ・・・浅瀬から16cm~18cmのヤマメが続け様に飛び出した。
良く見るとやや速い流れでライズがある。#16ソラックスダンを流すと・・・
一発で魚が出た。しかも強烈な引きだ。川の真ん中に立っていたが、魚が左岸に走ると一歩・二歩と左岸へ引かれ、右岸に走るとまた右へ引かれた。
しばらくやり取りしたが二度目に左岸に走られたところで、バラした・・・・。
魚体を見ることも出来なかったが、おそらくヤマメだったろう。
しかし、それほど悔しくは無かった。次の機会があるはずだ。

その後、いやはやPも覗いてみたが、平水というより、やや減水気味でライズも散発で、トロ場ではとても太刀打ちできそうに無かった。
それに既に先行者が釣った跡らしく、足跡がそこかしこに残っていた。
あまり期待できそうも無いので、流れ込みでそこそこのイワナとヤマメを1尾ずつ釣り上げ、すぐに上がった。
時計を見ると午後2時になろうとしていた。

気仙川から国道340号を北に向かい、遠野で買出しをして、立丸峠を越え一路川井村江繋を目指した。
5月上旬には太刀打ち出来なかった小国川もそろそろ良い頃だと予測していた。
午後4時過ぎに薬師川との合流点に入ったが、まだまだ水量は多かった。
それでもいつもの対岸狙いでフライを流すと・・・・フライを追う魚影が見えた。
しかし、なかなかフライに出てくれない。フライを取り替えながら、悩んでいると・・・・やたらと顔の周りに虫がまとわりついてくる。
ん!ハッチか?!大き目のカゲロウが飛びはじめた。ライズが始まった。
後はご想像の通り・・・大変良い想いをさせて頂きました。
6時過ぎまでライズにはまった。

さて今日は、どこでキャンプをするんだっけ?忘れてた。決めてない。
待てよ・・・この薬師川の上流は「タイマグラ・キャンプ場」だ、と気がついた。
今夜は久々にあそこに泊まろうと決めた。
5年ぶりのタイマグラだ。とても懐かしい。
あのドキュメンタリー映画「タイマグラばあちゃん」の澄川監督が暮らすタイマグラ。昨年の再会の後に、必ず逢いに行くから、と言いながらなかなかいけなかった場所。ようやく逢えると思った。
タイマグラに着いたのは、午後7時ちょっと前でキャンプ場の炊事場には既に先客がいた。宮古なまりの6人家族が片側の炊事場をダイニングにして、夕食の準備をしていた。
挨拶もそこそこに僕もダイニングを設営し、一人キャンプの夕食を楽しんだ。
定番となった独りジンギスカンに始まり、荒挽きソーセージ&ボイルイカの炭火焼、更に帆立貝の殻焼きにあぶり鮭トバ・・・。酒は安売り屋のシングルモルト。

隣のご家族のお話声がかなり熱を帯びているようなので、耳にはiPod。
これが大正解だった。隣人の話し声にイライラする事も無く、独りの世界に没頭できる。
お隣が寝付いたら、その後はイヤホンを外し夜の森の物音を聴いた。
森は眠らないんだ、と改めて感じた。


恒例のバリバスカップ渓流06開催

2006年05月22日 | 釣り師の独り言
21日(日)、北上市の和賀川を舞台に行われるバリバスカップ渓流
(ヤマメ)大会2006にスタッフ&出場者として参加した。
この大会準備のために毎年、前日の夕方から和賀川ふれあい公園内のヤナ場に集合し、参加者リスト作りなどの運営のお手伝いをし、その後はなりゆきで前夜祭になる。
一昨年までは、関係者が和賀川の支流である夏油川沿いにある宿泊施設「サンタハウスGETO」のロッジに泊り前夜祭をしてきたが、その当時、開会式&表彰式の会場としてきた綱取温泉で重油の流出事故があり、組合長である北上市長の逆鱗に触れてから綱取温泉はスポイルされた。
以来、前夜祭はヤナ場となった。

宴会の後は、川原で炭火コンロを焚いて車キャンプ。
豚タンとイカをあぶりながら、若いスタッフと釣り談義に興じた。
炭が燃え尽きるのを潮に、シュラフにもぐりこんだ。

朝5時の受付にエントリーしたのは、62名。
餌釣り、ルアーの釣り師を中心に、腕自慢の猛者たちが集まった。
昨年の優勝者である下瀬川君の釣果に僕は期待していた。

選手を送り出してからしばらくして僕もスタイルして、夏油川を目指した。
しかし、夏油川は相変わらずの雪代増水。仕方なく鈴鴨川に移動した。
鈴鴨は平水だったが、あちこちに釣り人が入っていた。
餌釣り師が入らないトロの平瀬に入り、ライズを待ったが・・・ノーライズ。
何度かフライを流すとチビヤマメが出たが、完全なリリースサイズ。
バリバスカップの検量は、18cm以上のヤマメ3尾の合計全長で競う。
だから15cm以上のキープサイズでも検量対象外になる。
なんだか釣り気分も薄れてきたので、この日はそこで納竿を決めた。

検量の結果、3尾の全長65.7cmを釣った八幡平市の浜田さんが優勝した。
しかし、とっても残念なことは検量時間に遅れてきた前年度優勝者の下瀬川君。
時間に遅れたとはいえ、26.4cmを頭に25cm、23cmを釣り上げ、
全長74.5cm!連続優勝のはずだった・・・・
検量時間に遅れた原因が・・・シートベルト不装着でパトカーに止めらたそうだ。
急いでたんだろうなぁ~・・・・
しかし、みんなが苦戦する中で、ルアーでこれだけの釣果を挙げるとは・・・
まったく恐れ入る。

余談だが・・僕も先日シートベルト&携帯電話で検問のお世話になった。
皆さんもシートベルト&運転中の携帯にはご注意ください。



いやはやポイント5月20日

2006年05月21日 | 釣り師の独り言
このブログでたびたび話題に上る「いやはやp」は、
知る人ぞ知る気仙川上流部のライズPである。
たまに餌釣りやルアーの釣り師が入っている事もあるが、
基本的にはフライフィッシングのポイントだ。
スローな流れのプールなのだが、手前と中央と奥で流速が微妙に違うため
ナチュラルに流すことがかなり難しい。
ライズがあっても結構魚がスレているため、なかなか素直に出てくれない。
水深も浅いので、フライを追う魚影をはっきりと視認できる。
もちろん、フライを直前で見切って反転する姿もはっきりと見える。

20日(土)絶対にいやはやPで釣りをしようと決意し、奥州市の家を出たのが午前7時30分。国道397号線の種山高原を越えて支流の大股川沿いに上有住を目指した。
前日から朝まで降り続いた雨の影響で、本流筋は濁っていた。
有住中学校付近で川の様子を見ると、笹濁り。一瞬不安になった。
その上流、土倉堰堤の入渓点に宮城ナンバーのワゴン、その上流に岩手ナンバーの軽自動車・・・、やはりこの時期の気仙川は人気だ。
恐る恐るいやはやPに近づくと・・・・誰も入っていない。
先行者の不安はどこへやら・・・、にわかに穏やかな気分になる。
きっと僕は笑っていたのだろう。
すれ違う車のドライバーが怪訝そうな顔で僕を見た。

午前8時30分、入渓。
水量は、普段よりやや多い程度でまったく問題はない。
30分ほど岸の芦原に身を沈めてライズを待った。
くゆらす煙草の煙が緩やかに川面を流れていく。
鳥の声とせせらぎだけが岸辺を埋めていた。
時々通る車のエンジン音さえも聴き取れないほどの自然の物音。
その中で魚が水面に跳ねる音だけは、クッキリと聴こえる。
しかしそのライズは散発的なものだ。
いやはやpの最盛期まではまだ時間がかかるのだろう。
その一つのライズを釣るためにあれこれ工夫して、ようやく一尾のイワナを釣った。体長22cm程度の中型イワナ。
今シーズン初のいやはやPのイワナは、黄色い腹をした天然イワナだった。
その後は、流れ込みや岸際で中型ヤマメが釣れ、スローな流れでイワナが釣れた。

一尾釣るたびに空を見上げた。青い空を積雲が走っていた。
これから梅雨が始まる頃までが、いやはやPの春だ。
次にここに来る時は、友人と一緒だと良いんだが・・・
ここは一人で釣るにはもったいない。
友達と一緒に笑いながら釣りたいものだ。

4年目となる北上川本流へ鮎の稚魚放流

2006年05月19日 | 釣り師の独り言
このブログを立ち上げた当初(昨年)に第3回目の放流を紹介したが、
あれからもう一年が過ぎ、今年も恒例となった「もりおか・鮎の川基金」による鮎の稚魚放流セレモニーが、昨日5月18日に盛岡バイパス南大橋下の北上川河川敷で行われた。

稚魚の放流には、毎年盛岡市立仙北小学校の4年生に手伝っていただいてきたが、今まではクラス単位だった。しかし今年はなんと、4年生全員137名が参加してくれた。教頭先生のお計らいに感謝したい。
子供達は濡れてもかまわないように裸足になり、漁協のおじさんから一人一人に手渡された稚魚の入ったバケツを持ってこわごわと川に入り、稚魚を川に放していた。
子供達の表情は様々で、愛しそうに一尾一尾を手にとって放す子供、おじさん達に言われたとおり静にバケツを川につけ、川の水をバケツに入れてから放す子供、一気に川にほうる子供・・・。やっぱり稚魚放流には子供達が良く似合う。
しかし、ふざけている子供達に「言う事を聞かないやつは、鮎と一緒に川に放すぞ。」と言った先生には驚いた。秋田の藤里であんな事件があったばかりなのになぁ~・・・・。

とはいえ、今年も無事に200kgの稚鮎を北上川本流に放流することが出来た。これもひとえに我々の呼びかけに応えて募金をして下さった方々のご協力の賜物。今年の稚鮎の産地は下安家だったが、実に元気が良く、放流後に腹を見せて弱る稚魚は一尾もいなかった。素晴らしい。
この様子なら、今年は昨年以上の釣果が期待できそうだ。
夏の到来が待ち遠しい。

ボランティア団体「もりおか・鮎の川基金」(松田恭一理事長)は、一年中いつでも皆様からの募金をお願いしております。
皆様の暖かいご協力をよろしくお願いいたします。


もりおか・鮎の川基金 募金口座
郵便口座 02260-6-61069

お問合せ先
電話 019-659-1552
(事務局/渕信太郎方)


今年初の岩泉釣行

2006年05月16日 | 釣り師の独り言
13日(土)は、絶対岩泉の川に行こうと決めていた。
翌14日に岩手ルアーアングラーズ恒例の「フィッシング・ジャンボリーin岩洞」が岩泉の近くの岩洞湖であるため、この日も前日に岩洞湖畔のセミナーハウスに全員で泊まる予定になっていた。
それならば、朝から岩泉で釣りをして夜までに岩洞湖に戻れば良いと考えていた。

朝7時に奥州市を出発し、盛岡経由で岩泉の境にある早坂高原を目指した。
早坂の残雪の塩梅で、大川に降りるか、小本川本流に向かうかを決めようと思っていた。午前9時過ぎにようやく早坂に着いてみると、残雪はそれほどでもない。
これならば大川で大釣りが出来るかも・・・とスケベ心が騒いだ。
しかし・・・大川は大増水!失敗した。
それから、大川沿いに川を下り、岩泉の町を過ぎて下流に合流する猿沢川に入った。岩泉で毎年最初に入る場所が、猿沢川。
水色も水量も文句なし。スタイルして川に立ったのが、午前11時。
改めて県南・奥州市と岩泉町の距離を実感。岩手は広い!

午後1時までの2時間でそこそこのヤマメを10尾ほどキャッチ&リリース。
その後、昼飯も食わずに小本川本流へ移動し、増水の中であちこちへと移動を繰り返し、午後5時に納竿。
天候は曇天で釣りにはちょうど良かったが、本流はまだ水が多い。
やっぱり今年は6月くらいからが、岩泉のシーズンなのだろう。

それから、残念なお知らせが一つ。
小本川本流の釣りの際にいつも昼食でお世話になっていた「満福飯店」が、
昨年11月で閉店した。
この日も夕方に立ち寄ったが、店は閉ざされていた。
ちょうど奥方が外に出てきたところで、事情を聞いたところ・・・
店の主人の体調が悪くなり、後継者もいないのでやむなく閉店したと言う。
「金の卵」ともてはやされ、若くして上京し横浜の中華街で修行してきたと言う主人が、ようやく故郷に開いた店が・・・なんだかとても切なかった。

哲ちゃん、柴田君、もうあの豚肉料理も食えないんだよ。残念だね。

後編

2006年05月15日 | 釣り師の独り言
5月7日(日)に、岩手県釣り団体協議会の春の恒例「ヤマメ釣り大会」が
川井村の閉伊川水系を舞台に行われた。
毎年大会の事務方を担当しているが、会社を地元江刺に移転してからここ数年、この大会があると前日から集合場所でキャンプを張っている。
今年も集合場所の「川井村やまびこ産直館」の駐車場脇の場所に、関係者数人と陣取り、飲めや語れの宴会をやっつけた。
その場所にたどり着くまでに、遠野の猿ヶ石川水系を眺めたり、
閉伊川の支流・小国川でフライを流したりしてみたが・・・
閉伊川水系は、正直GWではまだまだ釣りには早い。
てなわけで・・・キャンプ料理の方に力が入った。
権ぞーのメニューは、遠野で仕入れたジンギスカン(上ラム)、北上口内の真木沢ミートピアのソーセージ&ハム、自家製イワナ燻製、ボイル・イカなどなど
それをオリジナル炭火コンロであぶりながら、ワインやら焼酎やらシングルモルトなどなどをやらかしました。

翌朝は、開催式から雨・雨・・・・
これじゃ、フライでは絶対歯が立たない・・・と思ったが、
中学校の美術教師で作家の平谷さんが「歌詠川物語」のモデルにしたと言う川の事を思い出した。
ダメモトでその小河川に初めて入ってみた。いやぁ~いい川だ。
あの雨でも濁らず、低水温でもポツリポツリと魚の反応もある。
事務方が戻らなければならない制限時間まで釣り上ったが、
あの川は変化に富んだ素敵な川だ。また一人で行ってみたい。
(残念ながら、関係者の希望で川名は伏せます。)

大会の結果は、惨憺たるもので・・・ここ数年で最低の釣果だった。
100名近い釣り師のほとんどが餌釣りしだが、最近は彼らも引船で生かして検量し、検量後に再放流・・・という人が増えている。
だから、釣果が悪くても愚痴を言う人はほとんどいない。
やはり岩釣協の大会に出るような釣り人は、大人だなぁと思う。

渕信太郎さんが会長になり、村田文雄さんが事業部長、佐々木淳ちゃんが副部長になって、また一歩岩手県釣り団体協議会が前に進んだような気がする。
事務局長になった高橋修君や県央支部長の六本木さんも頼もしい。
これからも楽しみだ。

更新遅れのお詫びの「全報告」その前編

2006年05月14日 | 釣り師の独り言
2週間以上もブログの更新を怠っておりました。
大変申し訳ありません。失礼しました。
・・・というわけで、5月2日から昨日までの「全報告」を前編&後編の2部構成で、渾身の報告(?)を致します。

毎年5月3日&4日は、地元恒例の春の祭り「江刺甚句まつり」が開催され、去年まではなんやかやと仕事が入っていたのだが・・・今年はどうしたことか、それほど慌しくもない。と言う事で・・・1日・2日は普通に仕事をして、連休中の釣の段取りを整えていた。
と言うのも、東京の3人の釣友が、GWしか休みが取れないのでどうしても岩手に来ると言うことになった。
地元の釣り人なら実感すると思うが、GWの岩手の川は遠来の釣り人で「大ラッシュ」になる。そして、今年は雪代も多く、コンディションもイマイチ。
出来ることならGW明けに来た方が良い・・・と言ったが・・・
彼らの職業上、どうしても暦の上での連休にしか行けないと言う。
そう、彼らは3人ともお医者様。
自由に休みを取れない職業と言うのも、大変だと実感した。

新幹線のチケットの関係で、3日は移動のみで、釣りは4日朝からとなった。
4日 気仙川から盛川を釣り、泊りは大槌の名物民宿「さんずろ屋」
と言う段取りの1日だったが、気仙川はやはり釣り人ラッシュ!
その後盛川に移動したところ・・・ちょうどライズが始まった。
二手に別れ、宿のチェックインタイムぎりぎりまで楽しんだ。

「さんずろ屋」は、なんで有名かというと・・・夕食の料理が食べきれないほど出る。権ぞーお奨めの民宿の一つだ。

翌日は、鵜住居川を釣り、遠野の猿ヶ石川水系を攻めてから、
昼食は、遠野食肉センターの「ジンギスカン」と決めていた。
早速、鵜住居川に向かったが・・・道路情報板に「緊急」の文字が・・・
「笛吹き峠路肩崩落で全面通行止め」だとぉ~!
もうすでに橋野まで着いていたので、とりあえず3人で釣り始めるが、
風が強く、思うようにラインコントロールが利かず、みんな大苦戦。
その後、大槌まで戻りそこから大槌川沿いに立丸峠を目指し、
峠を越えて遠野の小烏瀬川に入った。その距離なんと60km。
大変な遠回りだ。更に小烏瀬も場荒れ激しく、反応もイマイチ。

そろそろ小腹も空いたので飯にしようと、遠野食肉センターを目指した。
ところが・・・なんと食肉センターの前は長蛇の列!!!
これじゃ無理。と言う事で「あんべ」に向かうが・・・こちらも大混雑!
3人は、ジンギスカンは諦める・・・と言ったが、地元の民としては、
なんとしてもジンギスカンでなければ収まりがつかない。
そこで、遠野から国道396号を北に向かい、宮守の「米田屋」を目指した。
これが、大正解!宮守とはいえ、去年の合併でここもれっきとした遠野市。
「遠野のジンギスカン」に変わりはない。
もちろんそのお味の方も、米田屋ならではの美味しさ。
3人も満足していただけたようで、4人で10人前位を平らげた。

その後は、新幹線の時間もあるので、真っ直ぐ北上に向かい、
6日朝から仕事があると言う3人を北上駅で見送った。
Dr紙谷、Dr佐藤、Dr丸岡、慌しい釣りでごめんなさい。
次回は、一本の川で納得のいく釣りを楽しんでもらえるように、段取りを考えます。これに懲りずにまた来てください。

そして、連絡が取れずに三陸の川で会えなかった「へちい」君、ごめん。
次回は是非とも岩泉界隈の川を歩こう。

綺麗な水の流れる川

2006年05月01日 | 釣り師の独り言
を求めて、まずは砂鉄川を目指した。
しかし、この季節の砂鉄川は田んぼからの排水が流れ込み、かなり濁っている。
そこで、峠を一つ越えて矢作川に移動した。
気仙川の下流に注ぐ支流・矢作川は、まったく濁りもなくこの渕では底を泳ぐ魚影まで視認できた。
先週までの増水も一段落したらしく水量も平水。絶好のコンディション。
ここぞというポイントでヤマメが飛び出してくる。しかし・・・小さい!
まったく釣った気分になれない。
支流の小出川に入ってみるが、大型の気配はまったくない。
そうこうしている内に雨も降り出し、それを潮に場所を移動した。

気仙川本流は、相変わらずの雪代増水。しかし先週よりは水位は下がったようだ。
水色もイマイチで、ライズはあってもとても太刀打ちできそうにないので、あきらめて上流に向かった。
上流のイワナ&ヤマメの混棲域に入りダメモトで#16ソラックス・ダンを流すと・・・一発で26cmの岩魚が出た。今季初の大型の手応えに正直浮かれた。
水深20cm程度の場所で、立て続けにイワナが出た。
ようやくイワナも動き出したようだ。しかしまだまだ最盛期のようには行かない。
午後5時過ぎに飛び出したヤマメは、体長25cmはあったが、黒くさびていた。
その魚をリリースしたところで、意欲がなくなり納竿した。

赤羽根峠を越えて帰る道すがら、産直に立ち寄ると「こごみ」「たらぼ」(タラの芽)「こしあぶら」が150円~300円で並んでいたので、酒の肴に「こごみ」と「こしあぶら」ついでに「葉山葵」を買った。
おかげで昨晩の酒はうまかった。

ところで・・・
GW期間中に岩手での釣りを計画中の方々にご連絡しますが・・・
北上山系の沿岸河川でも大規模河川は、まだ雪代が収まってません。
なおさら奥羽山脈から流れる河川は、雪代の大増水です。
また、この時期は各河川ともに相当の混雑が予想されます。
したがって、釣りにならない可能性も多分にあります。
その辺を覚悟してお越しください。
権ぞーとしては、出来ることなら5月下旬のお越しをお勧めします。
念のため。