イーハトーブ岩手の水ブログ

岩手の渓流や三陸の海、みちのく奥州の自然にまつわる出来事や話題を伝えます。更にFM岩手「水のラジオ」の情報も掲載。

カタクリも咲いたというのに・・・

2012年04月26日 | 被災地から
庭の梅が咲き、カタクリも花を揃え始め、
いよいよこれから盛岡の石割桜も、岩手公園の桜も満開の時を
迎えようとしていた昨日、4月25日。
尊敬する作家・中津文彦さんが亡くなった事を今朝の岩手日報で知った。

中津先生には、様々な機会に大変お世話になった。
予算の少ないシンポジウムや講演会では、
「お前さんの懐具合に任せる」とよく言ってくれた。

奥州市江刺の「蔵まち」を盛り上げる企画として、
中津先生をホスト役にした街角講演会&街角シンポは、
月一企画で5ヶ月連続のシリーズだった。
雨の日でも、不満一つ漏らさず笑顔でホスト役を務めてくれた。
あれは7年前、2005年のことだった。

その後、FM岩手で2010年9月まで放送されていた
「野遊び倶楽部イーハトーヴ」の放送300回記念番組では、
記念すべき日のゲストとして出演頂いた。
何しろ、中津先生は、番組パーソナリティである村田久さんの
一関一高時代の一年先輩という縁もあった。

それから幾度か、会合でお見かけするたびご挨拶をしたが・・・
中津先生に最後にお会いした日を思い出せない。
・・・・・
江戸川乱歩賞作家・中津文彦氏 享年70歳
心からご冥福をお祈りいたします。

合掌

庭の梅がようやく満開

2012年04月25日 | 被災地から
前回の更新から、又してもだいぶ時間が経ってしまった。
どうも仕事が立て込むとこんな塩梅になる。
反省・・・・。

岩手の渓流釣りもようやく本格的なシーズンを迎えた。
本当に何もかもが、例年よりも一ヶ月ほど遅れている。
ただ・・梅や桜の花は、1週間から10日程度の遅れのようだが・・・
写真のように、ようやく我が家の庭の梅も今日、満開を迎えた。

桜の名所といわれる北上展勝地や水沢公園は、GWが満開のようだ。
それはそれで、DC開催中の岩手にとっては、グッドタイミングだろう。
川の様子も、山の様子も、何もかもがGWに併せているようだ。

先月下旬から今月20日頃まで、FM岩手が展開している
例の「ふるさと元気隊」の新しい2支局の立ち上げに奔走していた。
4月5日(木)午後3時から第1回の放送があった平泉支局と
4月16日(月)午後3時から第1回放送の北上支局の2支局が
仲間入りして、これで「ふるさと元気隊」は、県内8支局での展開となった。
それぞれに地域性を活かした独自の番組内容を展開している。

12時~12時55分放送時間帯では、
月曜日「久慈支局くじぃ~くじ~く」、火曜日「八幡平支局 ハッピー八幡平」
水曜日「遠野支局 ずもなFM」、木曜日「盛岡支局 さんさFM」
15時~15時55分の時間帯では、
月曜日「北上支局さくら咲クラジオ」、火曜日「紫波支局 こびるFM」
水曜日「釜石支局やっぺしFM」、木曜日「平泉支局 ひかるFM」。

Radiko復興支援プロジェクトは、3月終了したので、
その他の方法で、是非一度は聴いてみて頂きたい。

岩手県沿岸南部の被災地に流れる河川では、
雪代水も収まりはじめているし、ライズも始まっている。
先週土曜日には、気仙川で山女魚を中心に10尾のキープだった。
ただ・・・どうしたことか・・・ヒカリが2尾しか釣れなかった。
しかも小型(なのでリリース)。
GWにピークが来るのならば良いのだが・・・・。

まずは、被災地支援と岩手の観光振興の支援と思って、
このGWには、是非岩手に足を運んでいただきたい。
遠野の桜並木も見頃になりそうだ。

山田湾の春

2012年04月11日 | 被災地から
更新遅れをお詫びします。

先週6日放送の「三陸きぼう海岸」の取材で、
3月27日に山田町に行ってきた。
あの人気うどん店「釜揚げ屋」さんが30日から営業を再開する(した)
ということで、急遽アポイントをとっての取材だった。

震災前から、山田町の名物うどん店として知られ、
僕達のような内陸からの海釣りファンは、船越湾や重茂半島での釣りに
出掛けた際には、必ずといっていいほど皆が立ち寄る有名店だ。
本当にここのうどんは美味い!!

その釜揚げ屋が、ようやく営業を再開するとあっては
「三陸きぼう海岸」が取材に行かないわけには行かない。
ということで、久々に店主の川村さんと再会したが、
思いのほか元気そうで何よりだった。

今は、釜揚げ屋の営業再開のほかに、弟さんのケーキ屋の再開、
更には父上の「山田せんべい」の復活までも視野に入れて
仮設店舗を本拠地に着々と計画を進めている。
流石、釜揚げ屋の川村店主!!
頭が下がる想いだ。

その帰り道、国道45号線沿いの海岸からオランダ島を眺めると・・・・
足元の波打ち際まで透明な水が満ちていた。
岩場には、フノリやマツモが今を盛に繁茂している。
これが三陸山田の海だと思った。