イーハトーブ岩手の水ブログ

岩手の渓流や三陸の海、みちのく奥州の自然にまつわる出来事や話題を伝えます。更にFM岩手「水のラジオ」の情報も掲載。

釜石 甲子川 2月27日 ノーライズ!

2016年02月29日 | 渓流レポート
27日の土曜日、解禁直前の沿岸南部の河川を下見に出かけた。

9時半過ぎに奥州市の自宅を出発し、まずは住田町の気仙川へ。
10時20分目的のポイントへ到着。気温4℃、微風…
これならば大丈夫だろう…とほぼ確信して岸辺に立ったが…
気仙川中流域、ノーライズ!

その後、ダメモトで上流域に向かうが…当然、ノーライズ!

それならば…と、滝観洞から釜石道に上り、期待を込めて一路釜石の甲子川へ。
写真は、釜石高校裏手の仮設住宅団地前のポイント。
昨年は、解禁直後に足を引きずりながらも数尾のヒカリが釣れたので、
かなり期待していたが…ノーライズ!!!
がっかりだ。

昨年の甲子川初日には、アチコチでライズがあってワクワクして川に降りたが、
なんと目の前の橋桁に自転車がひっかっていて、
それを杖をつきながら引き上げた事を思い出した。
そこにちょうどパトロール中のパトカーが通り掛かって、
その後の処理をお巡りさんに頼んでからようやく川に立てた。
しかし、なんで川の真ん中にまだ十分に乗れそうな自転車があったんだろう?

まぁ、それはともかく…
いよいよ明日、3月1日、岩手の渓流釣が解禁するが、
今年の川はどうなるんだろう?
とっても心配だ。


大船渡の盛川 2月14日

2016年02月23日 | 渓流レポート
少々時間が経過しましたが、
写真は、2月14日St.バレンタインデーの盛川。
震災があった2011年の解禁を迎えた場所ですが…
午前11時、気温9℃ながら…ノーライズ…

やっぱりこの川も大減水。
普通状況なら、解禁を控えた慌てん坊達が
盛んにライズしているはずなのに…
5年前の下見の時は、アッチでもコッチでもライズがあった。
いったいどうしたんだろう?
解禁が本当に心配。

今週末、時間があれば釜石の甲子川、片岸川、熊野川あたりも
下見に行ってみようと考えてます。

そういえば…5年前の震災の年も、2月に甲子川、片岸川、熊野川を
下見に行って、解禁日を含めて4日間だけ釣りをして、
2011年の禁漁を迎えた事を思い出しました。
それでも、岩手県共通遊漁証は、14,000円で所持してました。

今年の遊漁証はまだ手元に届いていませんが…
果たしてどんな色の腕章なのでしょう。楽しみです。

FM岩手「水のラジオ」2月後半

2016年02月21日 | ラジオの話
FM岩手で毎週土曜日、朝9時から放送の「水のラジオ」。
2月後半(2/20&2/27)のパーソナリティは、
建築家であり、更に歴史ある釣りクラブ「岩手ルアーアングラーズ」会長の
六本木久志さんです。

六本木さんは、震災後大船渡の碁石地区の集団移転事業に建築家として関わり、
今年ようやく完成の目処が立ったと言います。
また、その一方で古民家の再生やリフォームなども手がけたり、
公共工事の設計施工にも携わっています。
番組では、そんなベテラン建築家ならではのお話をお聞きしています。

そして、解禁を目前にした釣り師としての心境なども…

今週末の天気は荒れ模様ですが、果たして解禁間近の来週の天気は如何に。
解禁直前の川の様子は、別の機会にお伝えします。

気温16°Cなのに・・・

2016年02月14日 | 渓流レポート
昨日の土曜日、天気予報で気温上昇ということだったので、
それならば川の状況も良くなるだろうと…実はかなり期待して気仙川と
大船渡の盛川に向かった。

午前10時半頃、気仙川のいつもの解禁ポイントを下見に行った。
その時間の気温11℃…それなのに「ノーライズ」!
しかも羽虫は、アッチでもコッチでも飛んでいる。
それなのに「ノーライズ」!!

まぁ、このポイントだからなのだろう…と思い、
下流の幾つかのポイントを下見に行ったが…
どのポイントも「ノーライズ」!!!

理由のひとつは、「大減水」。
川の水が低いのです。
そもそもこの冬の雪不足が大要因だろう。
加えて、暖かいならそれなりに雨でも降ってくれればいいのに
雨も降らない!!
これは深刻な問題だろう。

いつもの年ならこの季節にはそれなりの雪解け水が流れるから、
河底が洗われてコケも流され、水生昆虫の生育環境も整い、
その羽虫を求めて渓流魚たちが活性化する。
そんな健全な環境の循環が今年は狂い始めている…

果たして今年の岩手の渓流は、どうなるんだろう?
とても不安だ。

気仙川2月7日

2016年02月11日 | 川と森の話
先日の日曜日2月7日、久々に気仙川の下見に行ってきた。
今季の岩手の渓流釣解禁まで3週間とちょっと。
そろそろ川の様子が気になりだした。

しかし…当日気仙川到着時刻11時で、
気温0度、風速5~7m。
当然のようにノーライズ!!
それでも流石に気仙川。ご覧のとおり水は透明度も高く、
解禁後の期待が高まる。

今週末から気温も上昇するとの予報なので、
解禁日に向けての期待は十分だろう。

次回は土曜日&日曜日に、盛川&甲子川などの様子を見てこようと考えている。

久々の更新で久々の大槌

2016年02月10日 | 被災地から
更新がまたしても滞りまして…申し訳ありません。

いよいよ3月1日の渓流解禁が近づきまして、
ようやく意欲が覚醒してまいりました。
これから少しずつ更新頻度を上げていきたいと考ええてます。

解禁直前の2月の河川の状況などは、今後ご紹介するとして…
まずは、震災から4年11ヶ月を迎えた大槌町の様子を伝えます。

写真は、被災した大槌町の市街地を見下ろす高台からのものです。
かさ上げ工事もだいぶ進んできましたが、
写真のようにまだまだ時間がかかりそうな塩梅です。
この日は、TV取材で行ってきましたが、
約3時間半、屋外での取材で心底冷えました。
やっぱり2月の海風は本当に厳しい!

ただ一つ、救いだったのは、
漁港を撮影していると…そこで仲良く岸壁釣りをしている老夫婦がいて、
チカ(海のワカサギ)を楽しそうに釣ってました。
声を掛けてみると、一本バリで入れ食いだと笑ってました。
見ていると驚くような入れ食い状態!
聞けば、唐揚げの他に佃煮や生姜煮にすると美味いとか…
老夫婦の笑顔に少しだけ温められました。

次回、沿岸河川の下見に行った時に、
漁港の岸壁で僕も試してみようかと真剣に考えてます。