イーハトーブ岩手の水ブログ

岩手の渓流や三陸の海、みちのく奥州の自然にまつわる出来事や話題を伝えます。更にFM岩手「水のラジオ」の情報も掲載。

風の盛川でヒカリを釣る

2007年03月31日 | 釣り師の独り言
高気圧と低気圧がせわしなく行き交うこの頃だが、そんな不安定な天気の中、大船渡市の盛川に今年初めて釣りに出かけた。
途中、住田町の気仙川を覗いたが、今週の大雪の影響でかなりの増水。
とてもライズを期待できるような状況ではなかった。
それならば・・・と解禁当初から気になっていた盛川に足を伸ばした。

いつもの道路わきの河川公園に車を止めて、いざ川へ・・・と思ったら、餌釣りの先行者が二人。その近くは遠慮して下流に回った。
葦の岸辺でタバコをふかしながら川を眺めていると・・・あちこちでライズがある。
思わず「しめた!」と口走った。
いつもの#18権ぞーミッジを流芯に流すと一発でそこそこサイズのヒカリが出た。メジャーで計ると17cm。まずまずのサイズで納得した。
その後もそこそこサイズのヒカリが鹿角の手網に踊りこむ。入れ食い状態だ。
ふと気づくと、先ほどの先行者二人が目の前にいた。釣り下ってきたようだ。
後から川に入った身としては、ここは遠慮しなければと思い、「どうぞ・・・」と場所を譲った。
ラインを仕舞い込み、しばし岸辺の岩に腰を下ろして餌釣り師達の釣りを眺めた。すると年配の釣り師が僕に向かって「権ぞーさんかい?」と問いかけてきた。
よく見ると岩釣協の釣り大会でお馴染みの中村さんだ。
釣果をたずねると渋い顔でイマイチだという。ライズだらけで餌には見向きもしないという。まずいことに、思わず笑顔がこぼれた。
そんな僕の表情を見て取ってか、気仙川に移動すると言って、中村さん達は盛川を上がって行った。

そこから大釣りを期待して、さぁこれから・・・という頃合に急に風が強まった。
風の合間を縫って数尾のヒカリを釣ってはいたが、それから一段と風は強まり、ラインが捌けないほどまでになった。
引船をあけて魚を数えると16尾・・・なんとも中途半端な数だ。
しかし風は一向にやむ気配もなく、やむなく竿をたたむことにした。
もちろん魚はすべてリリース。
来週、再チャレンジしたいところだが・・・
4月12日に奥州エフエム放送の開局を控えているので、当分は釣りはおあずけだろう。
まぁ僕の釣りはどうせこんなもんだろう。

ラジオ・パーソナリティ高橋ちえチャンと飲む

2007年03月30日 | 釣り師の独り言
先日、FM岩手の「MAX WAVESCAPE」(木)、「GOTTA FRIDAY」のパーソナリティでお馴染みの高橋ちえチャンと奥州市江刺で飲んだ。
彼女は、これまで数年間栃木のラジオ・ベリーでもパーソナリティとして活躍してきたが、この3月でラジオ・ベリーを卒業することになった。
この日の昼間、彼女の人気ブログをみてはじめてその事実を知った。
以前から地元で飲もうよ・・・と誘っていたが、この日ようやく彼女とのアポイントが取れた。
なんでも仙台で大好きなスガシカオのインタビューを取って、これから両親が暮らす奥州市江刺に帰るところだという。
それならば、是非我らが地元・江刺で飲もう!という事で決まった。

ちえチャンの地元とはいえ、あくまでもご両親が暮らしているだけで、彼女の住まいは現在もこれからも東京だ。
木曜日と金曜日の本番に備え、その前日や本番終了後に帰れるときは江刺に帰る・・・という塩梅で、ここのところ一緒に飲む機械が減っていた。
江刺をあまり知らない彼女と飲むときは、まずは彼女が行ったことのない店に連れて行くようにしている。この日は焼酎居酒屋「福は内」。
酒豪の彼女は、この日は「島美人」のお湯割りで通し、僕はあれこれと浮気しながらロックで酔いどれた。
肴は、自慢の「白金豚」の串焼き!そしてジュンサイ&燻りガッコ。渋いなぁ~

僕らの話は、もっぱらラジオの可能性とこれからのラジオについて・・・
そして彼女と一緒に作りたいラジオ番組のお話。
この時語り合った番組が実現したら、物凄くカッコイイだろうなぁ~。
もうちょっと深く企ててみるよ。
ちえチャン、また仕事と音楽の話で盛り上がろうぜぇ~。

奥州FM開局まで「あと15日」

2007年03月28日 | 釣り師の独り言
ということで・・・
今日の朝10時に本社とスタジオを構える旧めんこいテレビ社屋(現在「めんこい美術館」)の一角で事務所開きの神事があった。
宮司さんは、やはり水沢「日高神社」。
久々の玉串奉納はちょっと緊張したが、やはり晴れやかな気持ちになるし、責任の重さも感じる。
いよいよだな・・・・と思うと、なかなか進まない社員スタッフの段取りに不安とあせりを感じる。しかしまずは彼らがどこまでできるのか・・・静観する事にした。
ただ、いざという時のための準備だけはしておこう。

そんなことがあった夕方、FM岩手のM氏が来社し、
「奥州FMの電波は飛びすぎじゃないの・・・」とぼやいていった。
なんでも南は一関市内、東は遠野の一部まで試験電波が届いているそうだ。
さすがに平泉の山影はノイズが多いらしいが、平野部は問題ないらしい。

周波数は77.8MHz!
こんなところまで届いている、というコメントを待ってるよ。

渓流ルアーの草分け、佐藤忠雄さん

2007年03月27日 | 釣り師の独り言
昨日、盛岡のFM岩手で「野遊び倶楽部イーハトーヴ」の番組収録があり、ゲストとして、元「釣り東北」編集長で、現在は釣りのビデオマガジン・クラブ「パートナーズ」を主宰する佐藤忠雄さんが来てくれた。
佐藤忠雄さん(秋田の忠さんと呼ばれている)は、知る人ぞ知る渓流ルアー・フィッシングの草分け的存在で、ルアーのシングルフックやシングルフックの2本付け(通称:天国バリ)は彼が元祖といわれている。

忠さんは定期的に自身が製作しているビデオマガジンDVDをラジオ番組に送ってくれる。その好意に甘えていつも番組プレゼントとして活用させていただいている。改めて「感謝」!
電話ではちょくちょく話をするのだが、実際に会うのは本当に久しぶりだった。番組ゲストとして出演いただくのも2年ぶりぐらいになる。

しかしこのゲスト出演が、ばっちりはまった。
昨年、作家の西木正明さんと行ったアラスカ釣行で80cmのレインボーを釣った話や、アラスカの大自然でのこぼれ話に始まり、4月6日放送分では、なんと秋田の忠さんが閉伊川で「九死に一生」だった「本当にあった怖い話」をリアルな体験談として話してくれた。
3月30日と4月6日のFM岩手「野遊び倶楽部イーハトーヴ」は、是非ともお聴きいただきたい。(FM岩手毎週金曜日午後7時~7時30分)

また、FM岩手の電波が届かない県外の方々のために、只今PodCastまたはネットラジオでの展開も構想中。
そちらの準備が整い次第、アーカイブとしても載せる予定だ。
もう少々時間をください。

しかし、秋田の忠さんは本当に最高にいい奴で、本当の愛すべき釣り馬鹿だ。近々秋田で飲もうぜ、忠さん! 

奥州FM放送 試験電波発射!

2007年03月26日 | 釣り師の独り言
かねてより開局準備を進めてきた地元・岩手県奥州市のコミュニティ・ラジオ局「奥州エフエム放送」が、ようやく今日26日に試験電波発射開始した。
思えば長い道のりだった・・・・。
本放送の開始は、4月12日の予定。
今は、とにかく全員営業の日々だ。
放送料が入らなければ、当然のように民放ラジオは成り立たない。
恥も外聞もなくとにかく平身低頭、お願いの毎日だ。
しかし、それはそれで一つの目標が達成できた実感が持てて嬉しいものだ。

今日は仕事で盛岡まで出かけたので、その移動の間ずっと試験放送を聴いていたが・・・驚いたことに高速道路下り線では、紫波SAの手前まで聴こえる。
更に帰り道、盛岡の流通センターから県道を南下したが・・・
花巻の石鳥谷から聴こえ始めて、北上市内ではノン・ストレスでばっちり聴こえる。果たして、衣川より南ではどうだろうか?
あんまり電波が飛びすぎるとお上からのお咎めが怖いが・・・
しかし、自分達のラジオ局の電波が広いエリアに届くと思うとワクワクする。
さぁ~て、後は放送の中身だが・・・・
実は、当分の間は、社員スタッフに全て任せてみたいという社長のご意見もあり、しばらくは僕はノータッチで見守ることになっている。
当地のような田舎では、色々と詮索する方々も多く、誤解を生まないためにも僕のような制作会社の人間は、静かに構えている方がよさそうだ。
(自分の会社の利益のためにラジオ局を始めた訳じゃないのにね・・・・)

てなことはどうでもいいが・・・・
写真は、奥州市衣川区の国見山(海抜約700m)にある奥州FMの送信所。
日本最大の扇状地と言われる胆沢平野の扇の要に近いところにこの送信所がある。だから、電波もよく飛ぶのだろう。
おっと、言い忘れたが、周波数は「77.8MHz)。
チューニング・ダイヤルは、「77.8」と覚えて欲しい。


#18権ぞーミッジ

2007年03月24日 | 釣り師の独り言
21日のヒカリ釣りで好調だったドライフライが、表題のフライだ。
「権ぞー」と冠をつけたが、誰もが使っている普通のミッジだ。
#18のフックに、黒のスレッドを巻き、黒のハックルをボディに巻く。
ボディはこれだけ。普通のミッジだ。
それにグレーのポリヤーンをウィングにタスキ掛けで止める。
ただウィングをつける前にソラックスに雉のケン羽を巻く。
見た目はただのウィングがついたミッジだが、なんとなく魚の出が良い。

ただまだ確信が持てないので、今はまだ写真を公表できない。
もう少し試し釣りを繰り返し、確信が持てたら写真を公開する。
まぁそもそも僕のフライは、ヘタクソで雑なフライだが・・・・
このヘナチョコなフライだからこそ、弱った羽虫に見えて魚が出るのかも。
こればっかりは、魚に聞いてみないとわからない。

てなわけで、今日も気仙川に行って見た。
今日は最高気温が10度と暖かく、そこそこの釣り人が出ていた。
声を掛けてみると一様に「魚が小さい」と言う。
僕の釣果も20数尾だが全てリリースサイズだった。

明日はアテルイの広野君と釜石の甲子川にでも行こうと考えてる。
釜石の新しい仙人道路もまだ走ってないので、それも楽しみだ。
一回り以上年の離れている青年と釣りに出掛けるのも嬉しい。
明日の天気は、雨のち曇り、予想最高気温10度とか・・・
そのくらいが「釣り日和」だろう。

気仙川でヒカリ好調

2007年03月22日 | 釣り師の独り言
先週末から今週20日までの岩手競馬存続に関する県議会の応酬も、
19日の修正された融資案の採択と競馬議会の存続の議決によって、
ようやく一段落がついた。しかし、まだまだ予断を許さない。
19年度の競馬事業が「赤字」なら「即廃止」となりそうだ。
関係者一同、緊張して望みたいところだ。・・・

てな話はともかく・・・
昨日21日「春分の日」、お彼岸にもかかわらず気仙川に行ってきた。
久々にロッドを握った気がした。
午前10時半に世田米の街裏に入ったがライズはなく、お茶など飲みながらしばしライズ待ちした。しかし10分待ったがライズがない。ダメモトでブラインドで#18の権ぞーミッジ(簡単なオリジナル)を流すと・・・ノーライズにも関わらず、17cmのヒカリが釣れた。その後同じ場所で1尾を追加したが、後が続かず、上流へ移動。
すると・・・大場所の渕で強風の中、盛んなライズが始まった。
そこで立て続けに5尾。しかし風が強すぎる。ラインが思うように伸びない。仕方なくしばし車で凪待ち。そこでおもむろにまた熱いお茶を一杯・・・

この日は、一日中川に居ようと決めていたので、コンビニで売っているお茶ではなく、自宅からポットに熱いお茶を持参した。これが結構いける。なにせ水は猿沢湧水でお茶は静岡直送。それに金がかからないのが何よりだ。
昼食は自作おにぎりと袋のインスタント麺。近所の民家から水を頂き、お湯を沸かしてラーメンを作った。こちらも安上がり!

本来ならば、20日の夜に東京から万渓巌氏が来る予定だったが、
急遽、週末に引越しが決まったり、彼が関わっている雑誌「ZINO」の出版の準備が大詰めを迎えたりと慌しい最中のようで、なんとか1日だけ釣りをしようと画策したが、やっぱり無理だったようだ。
4月に入ってから、落ち着いたあたりに来るという。その方が良い。
ヒカリが釣れ始めたとはいえ、まだまだ本格的なフライシーズンには時間がかかりそうだ。5月の連休明けぐらいが丁度良い。
万渓巌氏だけでなく、Dr紙谷、Dr佐藤、Dr丸岡、川西女史、へちい氏、保科氏、薪槙ご夫妻、杉山ご夫妻、その他東京モンタナ・クラブのご一同様、岩手の渓流は連休明けがもっともよろしいと権ぞーは思いますよ。

さて、昨日の釣果だが・・・午後3時半納竿でヒカリ26尾、ヤマメ4尾の合計30尾で久々キープ。その後国道107号線を一路北上へ向かい、和賀川漁協副組合長の高橋博美さんの漁師小屋で、総勢6名でヒカリ唐揚げ宴会で盛り上がった。
以前にもブログで紹介したが、我々のヒカリ&ヤマメの唐揚げの食べ方は、二度揚げで開いた腹に大根おろしを載せて醤油をチョイとたらしてまるごと頂く。
これがまた美味なんだなぁ~。昨日は日本酒がすすんだ。
酒は、もちろん北上を代表する酒蔵「喜久盛」の純米酒!本当に美味い!!
後ほど詳しく紹介したい。

物凄く充実した休日だったが、一つ心残りなのは・・・
やっぱり万渓巌氏にもヒカリを食って欲しかったな。
ともかく、また一緒に川を歩く時を楽しみにしている。

道楽者の道

2007年03月19日 | 釣り師の独り言
先週末は、諸々の事情で釣りにもいけなかったので
今日は、久々につたない小生の詩作「釣り師の独り言」から一つ。

道楽者の道

鮎の川で、岩魚の谷で、
今日も釣り師は夢に泳ぐ。
釣り師であるために、何物かを捨て、
夢の遊びに心を焦がす。
五感を開き、自然を受け入れ、そして、
川の流れに我を放つ。
世間から「道楽者」と誹りを受けても、
それを至上の「誉め言葉」と笑う。

曰く、道楽者には「道」がある。
忘れてならない掟がある。
自然界への感謝、山の神々との誓い、
そして、遊びへのたゆまぬ努力。
道楽は、事ほど作用に真面目なものよ。

かくして沢山の勤勉な道楽者は、
今日もそこかしこで、新しい道を拓き、
井戸を掘り、そして山に木を植える。

しかし、険しく、遥かな道楽者達の道は、
けして自然界を欺くことはないだろう。


(釣り師の独り言 第5集より)


大人の釣りクラブ「楽笑会」総会

2007年03月18日 | 釣り師の独り言
岩手競馬の融資案が否決され、その後の対応でテンヤワンヤの岩手県だが、どうやら明日19日の議会に県からの融資金額を修正した新たな議案が提出されるようだ。議案否決後に、融資案反対派の議員からも「競馬をどうにか存続させたい」という意見がいくつか出されたそうだ。
ということは、落とし所として、融資金額を下げて議案を通し、とりあえず19年度は岩手競馬を存続させる・・・というあたりになりそうだ。
しかし、いまだに競馬は存続させても、岩手県競馬組合は廃止するべき、という意見も根強い。ここが正念場だろう。

さて、表題の件だが・・・
岩手競馬の存続問題で大揺れの中、昨夜花巻温泉で北上を本拠とする大人の釣りクラブ「楽笑会」の総会&新年会があった。3月に新年会・・・という向きもあろうが、岩手の渓流解禁が3月1日なので、釣り師にとっては3月が正月のようなもの。
県内の釣りクラブでは、この時期に新年会を実施するのが恒例だ。
今年、設立10周年を迎える楽笑会(会長:元持勝利/岩手トヨペット社長)は、「トヨタカップ鮎釣りトーナメント」を第1回からサポートしてきた。
そして今年は、第5回大会となり、優勝者へ贈られる自動車も「トヨタ ポルテ」になるという。
今の日本で、釣り大会の優勝者に自動車が進呈されるのは、トヨタカップだけだろう。その優勝賞品のおかげか、毎年参加者が増えている。
今年は、予選エントリーに300名が予想される。きっと物凄い大会になるだろう。今年の会期は、お盆過ぎの8月18日(土)予選、19日(日)準決勝&決勝、という予定だ。
間もなく、公式に参加者募集が始まると思われるので、募集が開始になたら改めてお知らせしよう。

何はともあれ、昨夜の総会は、温泉での総会という事でとにかく飲んだ!
みぃ~んなで飲んだ!そして大いに盛り上がった。
皆さんお疲れ様でした。
本来ならば、今日の日曜日は花巻から住田の気仙川に向かうところだが、
なんだかんだで片付けなければならない仕事などがあり、結局夕方まで会社でPCとにらめっこしてる。
20日の夜に万渓巌氏が遥々東京からやってくるので、それまでは21日の釣りを楽しみに、明後日まではおとなしくしていよう。


岩手競馬勝馬総研「勝そー」ラジオ

2007年03月17日 | 釣り師の独り言
下に書いた内容を更に詳しく、ラジオ番組「勝そー」で放送しました。
このラジオ番組は、2000年から権ぞーがPを務めております。
以下に インターネットラジオのURLを置きます。

お時間のある方は、是非ともお聴き下さい。


FM岩手ラジオ番組
岩手競馬勝馬総研 勝そー
毎週金曜日 20:00~20:55
パーソナリティ:加藤裕アナウンサー、フジポン(地元アイドル)
アシスタント:ユッキー(女子大生)
ゲスト:松尾耕司氏(いわて競馬マガジン「テシオ」編集長)

平成19年3月16日(金)放送分
http://www.kachiso.jp/2006/radio/2007_03.html