イーハトーブ岩手の水ブログ

岩手の渓流や三陸の海、みちのく奥州の自然にまつわる出来事や話題を伝えます。更にFM岩手「水のラジオ」の情報も掲載。

真夏日の釣りは、ほどほどに

2005年06月27日 | 釣り師の独り言

25日土曜日の午後から夏油川に釣りに出かけた。
午後2時の気温30℃!
減水気味で、あちこちにポイントがあり、こりゃラッキー!
と思ったら、午前中に誰かが釣り上った後らしく、反応もイマイチ。

それでも「ここぞ」というポイントからは中型のヤマメが飛び出してくる。
サイズは極端で、先月末に放流した6cmヤマメが釣れた同じ場所で
22cmの幅広ヤマメが釣れたり・・・・なかなか油断できない。

午後5時までの3時間釣り上ったが・・・
しかし「暑い!」。ホントに暑い!
汗が滝のように流れるのがわかる。(僕、汗っかきなんです)
汗拭きタオルが重くなり、絞ってみたら・・・汗が滴る・・・

たまらずに、イブニングを諦めて温泉へ直行。
温泉につかって更に汗をかいたら、もう脱水症状でクラクラ。
こんな日が続くなら、当分は釣りを控えたほうが良いかも・・
いずれにしても、雨の日の釣りが好きな僕としては、
ウィークデイのまとまった雨と小雨の週末が待ち遠しい。

てな事を書いている今日(27日月曜日)
ようやく待望の雨が降ってます。
明日も雨の予報なので、これで川が洗われて、
日曜日までに増水が収まれば、完璧だ。
おまけに曇天もしくは、小雨なら最高なのになぁ。



三陸海岸のカレイ釣り大会

2005年06月23日 | 釣り師の独り言

 19日の日曜日に三陸海岸・釜石の花露辺(けろべ)で
約40名が参加するカレイ釣りの大会があった。
渓流のフライフィッシングが僕の主流だが、10年程前から
カレイ釣りにもはまっている。

 所属する岩手真鰈会と仙台真鰈会の対抗戦ということで、
船割りも座割りも厳正に行い、まさに競技会!
大会成績には触れないが、まぁ・・・イマイチだったなぁ。
楽しい釣りができればいいのだが・・・
紳士であるはずのメンバーの中にチョットマナーの悪い方がいて
タバコの吸殻を海に平気で捨てる。・・・・
船頭が自分の生活を賭けた海で、自らの責任において捨てるのは
まぁ仕方のないことなのだろうが・・・・
遊びに来た釣り人がそれをするのは言語道断!
しかもその方は医者らしい。それって、どうよ?
釣果や技術よりもマナーが先だろう。

 釣りは森羅万象の神々に遠慮しながら
 自然の中で遊ばせて頂く事と心得たい。

今週末には、東京に暮らす万渓巌こと大石哲也氏が来県の予定。
彼の会社では現在子会社の社長解任劇などがあり、さぞ心労も
深いことだろう。
久々に岩泉の森で語り合い、笑いあいたいものだ。

誠に粗末なブログですが・・・

2005年06月14日 | 釣り師の独り言
お越し頂いた皆様、誠に粗末なブログではございますが・・・

もしよろしければ、一言でも、一行でも結構ですから、
コメントをいただけないものでしょうか?

何卒よろしくお願い申し上げます。


今日は、岩手もとってもいい天気です。
北上山系の山々も、奥羽山系の山々も、今が最高の季節です。
六月の森の写真です。
いかがでしょう、おいでになりませんか?
岩魚やヤマメも釣れてますが、フィトンチッドや酸素も濃厚ですよ。

まもなく午後6時半になろうとしてますが、
これからあの場所でも、この場所でもイブニング・ライズが始まります。
今日は、午後7時半くらいまで釣りができそうです。
行けばよかったなぁ・・・

奥羽山系・夏油川で釣り&温泉

2005年06月13日 | 釣り師の独り言
一週間ぶりの更新です。

先週、和賀川漁協の親分から「そろそろ夏油川も良いようだ」という連絡を受けた。
考えてみると先月のバリバスカップの時も夏油川では釣りができなかったので、今年初となる夏油川釣行に出掛けてみた。

前日の雨の影響でか、かなり水量も多くフライではかなりの苦戦が予想された。
川に降り立ってみると・・・思いのほか水も透明で、かなりの急流に見えた瀬も渡れないほどではない。
この季節のパイロット・フライである#14CDCソラックスを流芯の脇に落とすと・・・
一発で中型のヤマメがフライに飛びついた。が・・・残念ながらバラした。
この調子なら、今日は釣れそうだ・・ 思わず口笛を吹いてしまった。
がしかし・・・好事魔多し!
フライを流せば、ヤマメが追いかけてくる!ヤマメは飛び出してくる。
しかぁ~し、鉤に乗らないんです。掛かってもバレるんです。

2時間釣り上って、手にしたヤマメは3尾だけ!
ため息をついたその時、フライが大きいことにやっと気づき、#16に変えたところ・・・
ようやく安定してフッキングするようになった頃、風が強まり、雨も降り出した。
後ろ髪を惹かれる思いだったが、また来週来ればいいさと竿を納めた。

夏油川のこの場所の良いところは、この釣り場の脇に日帰り温泉があることだ。
瀬峯坂温泉「宝珠の湯」という入浴施設の駐車場に車を止めて、釣り支度をし、
川で釣りをしたその足ですぐさま温泉!しかもサウナ&食堂&お座敷付。

普通のパターンは、朝から釣りして、昼にいったん上がり、温泉&昼食&昼寝して、
そして夕方からイブニングライズを日没まで楽しむ。
というのが毎度のコース。
しかし昨日は少々くたびれたので、温泉につかり、飯食って、ビール飲んで、
日が暮れるまで寝てしまった。

まぁたまにはこんな休日があっても良いでしょう。
嗚呼、極楽極楽・・・


独りキャンプ顛末

2005年06月06日 | 釣り師の独り言
一泊二日の「川&海釣り三昧独りキャンプ」を企てた土曜日の朝、
遠足に出かける子供のようにウキウキと落ち着かない自分に苦笑した。
16年も付き合ってくれている愛車jeepに釣り道具&野営道具一式を積み込み、
整然と荷台を埋める愛用の品々に頼もしさを感じていた。

遠野でラム肉や酒肴などの食材を仕入れ、笛吹峠を越えて鵜住居川を目指した。
昨年9月以来の鵜住居川は、相変わらず透明で美しい水をたたえて流れていた。
一昨年、友人・万渓巌氏から土産に貰った新品のウェーディング・シューズにこの日初めて足を通した。その履きやすさに少なからず驚いた。しかし、新品ゆえにまだそこが硬く、慣れるまでに時間が掛かりそうだと思った。
前夜巻いたばかりの#14のCDCソラックス(茶色)を7X16ftのリーダーシステムに結んでいると・・目の前でライズ!とたんに指先が小刻みに震えだした。
第一投で飛び出したのは、放流したばかりのチビヤマメ。ならばと、できるだけ早い流れを選びキャスト!すると案の定、18cmほどのヤマメが飛び出してきた。
そんな風に2時間ほど釣りのぼり、午後4時に早々に納竿した。
どうももキャンプの準備が気に掛かった。

釜石市街で酒と氷を買い足して、尾崎半島の漁村・尾崎白浜を目指した。
午後5時半に到着、早々にベースを設営し、ビールのおまけの缶バケツを改良したバーベキューコンロに炭を入れて火をおこした。遠野ジンギスカンのキャンプバージョンは、この日のために考えていたスペシャル・メニューだった。
浜辺の独りキャンプは優雅な晩餐から始まった。
すると見覚えのある人影が近づいてきた。「釣りクラカップ 釜石カレイ釣り大会」のスタッフだった。
スタッフのメンバーが船頭さんたちと番屋で酒盛りをやっているから、こっちに着たら?という。
どうれぇ~と覗いてみると・・・タコやらホヤやらコンブにアラ汁やら並べて酒盛りをしていた。
今夜は浜で独りキャンプだというと、タッパにいっぱいのホヤを頂いた。

その夜は、9時まで独りラジオと波の音を友に芋焼酎とホヤと焙りイカで飲んだ。
至福だと思った。
ジープの荷台を寝床に足を折り曲げて寝ていたが、午前2時に小便に起きたら眠れなくなった。
そこでランタンを外に持ち出し、波打ち際で未だ開けない夜の海を凝視した。

湿っぽい浜辺の風の匂いは、懐かしい旅の匂いをはらんでいた。
高校2年の夏にヒッチハイクで彷徨った北海道。
釧路から襟裳岬に続く夜明けの海岸線。
長距離トラックを待ちながら手伝った昆布拾い。
あの朝の海もこんな匂いだった。
土産に貰ったコマイの干物とシシャモは絶品だった。
本物の味などという言葉も知らない頃に味わった本物の味。
いま思えば、無茶な旅だった。

あれから30年、独りキャンプの朝の海で、思いがけず昔の自分と出逢った。


翌日のカレイ釣りは惨憺たる結果だったが、それはそれでいいさ。
軽いクーラーバッグを積んだ帰り道、僕の心はとても穏やかに澄んでいた。
釣れなくてもちっとも悔しくない「釣りの旅」だった。



六月一日は、衣替えより「川止め」が気に掛かる

2005年06月01日 | 釣り師の独り言
ついに六月、岩手の渓流は本格的なフライフィッシング・シーズンを迎えた。
しかし毎年の事ではあるが、この時期は一部の川で「川止め」(一ヶ月禁漁)が行われる。
放流した鮎を守るためだというのだが・・・特に毛鉤釣りは鮎の乱獲につかがる、ということで三十年以上前から信じられていて、フライフィッシャーは漁協の組合員から目の敵されてきた。
 確かに西日本では鮎のドブ釣り(蚊針釣り)が盛んなようだが、ドライフライで鮎なんて簡単に釣れるものではない。少なくても僕は釣った事がない。そんなこんなで県内各河川の漁協と遊漁者団体である岩手県釣り団体協議会は、川止め問題で長い期間論争を繰り返してきた。
漁協サイドはこれまで頑なに争う構えだったが、最近になってようやく話し合いのテーブルについてくれるようになった。漁協にとって遊漁券収入が大きなウェイトを占めるようになり、遊漁者と争う時代ではない事に気付いたのだと思う。
 そして昨年ようやく川止め区間の見直しがなされた。
特に僕のホーム気仙川は、本流の上流域や支流域でも川止めが解除された。この時期の気仙川で釣りをする事は、僕達の悲願でもあった。特にも5年前に舌癌で急逝した友人 故・安斉久氏にとっては六月の気仙川は憧れだったという。

 六月の岩手の渓流は、フライマンにとってまさにパラダイス!是非お出掛け頂きたい。
ただし、気仙川、盛川、鵜住居川、大槌川、岳川などでは、本流筋が川止めなので充分にご注意を。
 今週末はようやく休めそうなので、土曜日に鵜住居川の上流で釣りして、そのまま釜石の尾崎白浜の漁港に一人キャンプ。次の日は朝から釜石湾で鰈釣り!
これぞ岩手の釣り師の休日でしょう。どうよ?