イーハトーブ岩手の水ブログ

岩手の渓流や三陸の海、みちのく奥州の自然にまつわる出来事や話題を伝えます。更にFM岩手「水のラジオ」の情報も掲載。

大船渡屋台村

2012年01月25日 | 被災地から
写真は、震災直後さかんに映像でも流された大船渡市大船渡町の
大船渡グランドホテル&マイヤ大船渡店・・・。
そして、瓦礫が撤去された旧繁華街・・・・。

この風景のど真ん中に、昨年暮れの12月20日に、
「大船渡屋台村」が開業した。
運営するのは、大船渡屋台村有限責任協同組合。
その理事長の及川雄右(ゆうすけ)さんから話を聞いてきた。
(その模様は、2月3日午後2時45分~放送の「三陸きぼう海岸」で。)

屋台村には、寿司店からお好み焼き屋、ラーメン店からスナックまで、
20店舗が入店している。
この年末年始は、屋台村の完成を待ち望んでいた市民で
大変な賑わいだったという。
ようやく屋台村が出来て、「これで大手を振って飲みに行ける」
という雰囲気ができたらしい。

驚いた事に、この組合の理事長である及川さんをはじめ、
6人の組合幹部は、誰一人出展していない。
あくまでも屋台村の運営だけを担当している。
もちろん家賃などは無料なので、組合にはほとんど収入は無い。
それでも、様々な支援を仰ぎながら、ボランティア精神で運営しているという。
頭が下がる。

次回は、宿泊場所を確保した上で、この屋台村で彼と一緒に
飲みたいと思った。


ブログをFacebookに・・・

2012年01月19日 | 被災地から
Fcacebookに参加したのは、一年以上も前からなのだが・・・
使い方が、まったくわからず、ただただ友達達のコメントやニュースを
眺めているだけだった。
しかし、見ているだけでは情報発信にもならないと思い、
改めて積極的な参加を試みた・・・のが、昨日の事。

以前から展開している自分のブログをリンクする方法をネットで探し、
ようやくリンクまではこぎつけたが・・・・さて・・・
これからどんな風に使っていけばいいんだろう???

まぁ、とりあえずは日々のブログの更新をこまめにやっていくしかないんだろうな。
情報機器産業の役員をやっている友人が話していたが・・・・
「情報を発信する場所に、情報は集まる!」という事らしい。

ふるさと元気隊「盛岡さんさFM」

2012年01月18日 | ラジオの話
一昨年の10月から、FM岩手の新しい試みとして放送されている
「ふるさと元気隊」は、これまで県内の5ヶ所の支局を置き、
各市町の様々な情報を紹介する1時間程度の生放送を毎週実施してきた。
そこに昨年10月から新たに盛岡支局が開局し、
現在は、6支局で番組を制作し放送している。

僕は、僭越ながらこの「ふるさと元気隊」プロジェクトのアドバイザーなる
肩書きを頂き、八幡平市局以外の5支局の開局から指導に携わってきた。
いわゆる「国の緊急雇用」政策を活用した試みで、
全国のJFN系の民放FM局に先駆けて実施ている。

先日、北海道へ出張した際にAirG(FM北海道)の営業担当に聞いたところ
北海道でもこの方式で3ヶ所の支局から放送をしているとか・・・
北海道は広いので、今後も支局は増えるだろう、と話していた。

ただ・・・各支局のスタッフは、全員が岩手出身者ではない。
メインのMCは、むしろ県外出身者の方が目立つ。
まぁ、基本的なアナウンサーとしてのスキルが必要となれば、
首都圏から・・・というのも仕方のないことだ。

ということで、写真の盛岡支局「さんさFM」の5名のスタッフは、
メインMC&アシスタントは、首都圏からの採用で、
3名が岩手県内からの採用。
放送開始から、4ヶ月が過ぎようとしているが、
そろそろ岩手&盛岡に慣れてもらわなければ・・・・

岩手の放送人で「姫神」を知らないというのは・・・・如何なものか・・・・


ここで、再度のお願いです。

釜石災害エフエム放送では、情報管理(テキストや音声データなど)の
ためのPCが一人1台は必要な状況になってきました。
スタジオには、昨年夏に神戸のコミュニティ放送局から支援物資として
贈られたノートPCが2台あるのですが・・・これが常にフル稼働状態。
1台は、ミキサー&ディレクターの専用にならざるおえず、
もう1台を3人のアナウンススタッフが交代で使っている有様です。

釜石市の職員も、震災後は支援物資のPCを使っている状態で、
とても行政サイドにPCの供給をお願いできる状況にありません。

もしも出来る事ならば、
彼らにノートPCを2台ご支援頂けないでしょうか?
中古でも、1台ずつでも結構です。
どうかよろしくお願いします。

連絡先は、
〒026-0031
釜石市鈴子町2-1
サンフィッシュ釜石2F FM岩手釜石支局内
かまいし災害エフエム

メールアドレス:kamasai860@gmail.com
FAX  0193-55-4202
※電話はありません。
担当:猪又、三浦

山田湾に養殖棚が少しずつ・・・

2012年01月17日 | 被災地から
震災前には、この山田湾内は牡蠣やホタテやワカメの養殖棚で埋め尽くされていた。
それが全て流され、「山田の牡蠣くん」を製造販売していた佐々木さんはじめ、
多くの養殖に携わる漁師の方々は途方にくれたという・・・

その山田湾に少しずつではあるけれど、ひとつ、ふたつと
養殖棚が復活している。
また、奇跡的に被災を逃れた牡蠣の養殖棚の牡蠣を使って
山田町名物の牡蠣小屋も期間限定で営業を再開してる。

津波と火災でほとんどの建物が無くなった山田町内でも
逆境に立ち向かうように飲食店や商店が、
仮設店舗を構え営業を再開し始めている。

浸水エリアの土地活用や高台移転などの課題は、何一つ決っていないが、
日々の生活のために人々は、以前店があった場所にプレハブを建て
営業を再開している。
本当に頭が下がる。

今週末は、年明けはじめて陸前高田に取材に行く予定だが・・・・
高田はいま、どうなっているのだろう?

釜石災害FMからご支援のお願い

2012年01月12日 | 被災地から
写真は、先週訪れた大槌町の旧市街地。
手前を流れるのは大槌川。この季節はまだ魚のライズもない。
この手前には、先月ようやく営業を再開した大槌唯一のSC「マスト」がある。
しかし、その後方を見渡せばこの有様・・・
復旧はこれからだ。

さて、表題のお願いだが・・・・
釜石災害エフエムは、釜石市が免許を申請し、
臨時職員とボランティア・スタッフで運営されている。
放送機材は、FM岩手が東京FMの協力を受けて支援している。
また、アナウンサーの指導には僭越ながら僕と僕の番組パートナーである
元IBCアナの樋田由美子さんがあたってきた。
震災から10ヵ月、放送開始から9ヶ月が経過し、
スタッフのスキルも上がり、放送内容も充実してきた。

ところが、スキルが上がるにつれて情報管理(テキストや音声データなど)の
ためのPCが一人1台は必要な状況になってきた。
スタジオには、昨年夏に神戸のコミュニティ放送局から支援物資として
贈られたノートPCが2台あるのだが・・・これが常にフル稼働状態。
1台は、ミキサー&ディレクターの専用にならざるおえず、
もう1台を3人のアナウンススタッフが交代で使っている有様だ。

釜石市の職員も、震災後は支援物資のPCを使っている状態で、
とても行政サイドにPCの供給をお願いできる状況に無いらしい。

もしも出来る事ならば、
彼らにノートPCを2台ご支援頂けないだろうか?
中古でも、1台ずつでも結構です。
どうかよろしくお願いします。

連絡先は、
〒026-0031
釜石市鈴子町2-1
サンフィッシュ釜石2F FM岩手釜石支局内

メールアドレス:kamasai860@gmail.com
FAX  0193-55-4202
※電話はありません。
担当:猪又、三浦

今年最初の沿岸取材

2012年01月09日 | 被災地から
FM岩手「三陸きぼう海岸」の取材で、年が明けて初めて沿岸へ出掛けた。
1月7日(土)朝8時、奥州市江刺は大変な雪で、路面は圧雪凍結状態。
5日には大雪がふり、一日で20cmほど積もった。
その上に前夜からの雪で、道路は大変な状態だった。

国道107号に出ても道路は、真っ白!!
遠野市宮守付近でようやく道路に黒い部分が見えてきた。
それでも走る車は、ノロノロ運転。
遠野バイパスでようやく普通の速度で走れるようになったが、
時計を見れば、10時を過ぎている。いつもの倍の時間が掛った。

そして、釜石へ続く仙人道路へ入ると・・・・
道路は濡れているが、雪はほとんど無い。
やがて、釜石市内へ入ると・・・・全く雪が無い!さすが沿岸。
国道45号は、普段どおりの快適ドライブだ。

最初の取材は、大槌町吉里吉里の生鮮食品移動販売のベニマル商店さん。
とてもよいお話をお聴きした。
詳細は、13日放送の「三陸きぼう海岸」で。

※radiko復興支援プロジェクトで、14時45分~

その後、釜石災害エフエムの三浦笑ちゃんと猪又翔太君のインタビュー。
これまで、大船渡災害FMも宮古災害FMも取材してきたのに
足元の釜石災害FMは、まだ紹介していなかったことに気付き、
急遽今回のインタビューとなった。
こちらは、1月20日の放送予定。

その後、釜石市営体育館近くの三重食堂でラーメンの昼食。
ここは、テレビ岩手「夢見るピノキオ」のプロデューサーで釜石出身の
野田Pから「釜石で一番」とお墨付きの名店。
はじめて食べたが、ここのラーメンは絶品だ。

釜石を午後2時頃に出発し、快適に遠野まで走ったが、
その先の我が家までは、猛烈な吹雪で超ノロノロ運転。
ときどきホワイトアウト状態で、前の車がブレーキを掛け捲るので
本当にドキドキだった。

1月もまだ上旬、雪の季節はまだまだ続く。
雪かきもこれからが本番だな~。

セネガルの大統領選挙にあの人が・・・

2012年01月05日 | 釣り師の独り言
アフリカ大陸のセネガルの大統領選挙が、今年行なわれるという。
ほう、そうか・・・と新聞を眺めていたら・・・
なんと!
あのアフリカン・ロック・ヒーローのユッスー・ンドゥールが、
出馬表明だと!!!
心底驚いた。

確かに、虐げられた人々の心の叫びをメッセージにして
歌い続けてきた愛すべきロックンローラーだ。
僕も20代の頃に、彼の歌を聴いてとりこにされた一人でもある。

忘れもしない22年前。タワレコだったか、HMVだったか・・・
ワールドミュージックの試聴コーナーで彼に出逢い、そして泣いた。
以来、彼の大ファンになった。
僕のラジオ番組では、少なくても半年に一度は必ず彼の曲を紹介してきた。
もちろん、ただ僕が好きだから、というだけではなく
彼はブラミーを受賞している世界的なアーティストでもある。

なにはともあれ、彼の決意に敬意を表し、番組で彼の楽曲も紹介したい。

ユッスーがセネガルの大統領選挙にでる・・・・そんな時代になったのか・・・
翻って、もし、ボブ・マーレイが生きていたなら・・・
今頃ジャマイカの大統領になっていても、なんら不支持は無いな。

空の笑顔

2012年01月04日 | 被災地から
昨年、映像関係の仕事をしている友人から借りた写真。
この写真を見た瞬間思わず「空が笑ってる」とつぶやいた。
こんな瞬間ってあるんだね。
この写真をいつブログに載せようか・・・と考えていたのだが・・・
やっぱり「復興元年」の幕開けに相応しいと考え載せました。
(改めて阿部さんありがとう)

12月中旬に野田村、久慈方面に番組取材で行って来た。
野田村では「仮設商店街」がようやく開業し、その1号店として再開した
鮮魚店の「小野商店」の小野建夫さんからとんでもない話を聞いた。

3.11のあの日、小野さんは二戸駅発1時頃の新幹線に乗り東京に向かっていた。
2時46分、小野さんを乗せた新幹線は福島県内のトンネルの中で被災し、
なんと22時間もの間、新幹線はトンネルの中に閉じ込められた。
その後、まる一日かけてようやく救出された小野さんたちは、
近くの高校の体育館に避難した。
その避難先の体育館で小野さんがTVで見たのは・・・・
福島第一原発の水素爆発の瞬間だったという・・・。
その後、小野さんがほうほうのていで野田村に戻ったのは、
5日後の3月16日。
見渡す限りの瓦礫の荒野に涙も出なかったと言う。

そんな小野さんの店、野田村仮設商店街「小野商店」は、鮮魚店だ。
取材当日も活きの良いマサバが並んでいたので、シメサバ用に2本購入。
刺身でもいけるほどに鮮度が良かった。
久慈方面に行かれる方は、是非「小野商店」に寄ってみてほしい。

更新を滞っていた期間の話は、これからも続けます。

復興元年の幕開け

2012年01月03日 | 被災地から
更新がかなり滞り、11月下旬から一ヶ月以上も経ち、
ついに2012年になりました。
誠に申し訳ありません。

友人、知人の方々には、言い訳のように賀状をお送りしましたが、
ブログをご覧の方々には、言い訳のしようもございません。
師走ゆえのトホホな諸事情をお察し下さい。

とはいえ、時は刻々と過ぎ、2012年「復興元年」を迎えました。
権ぞーも環境やらシステムやらをリセットして、
ブログを中心に再出発してまいります。
よろしくお願い致します。

取り急ぎ、お詫びと再開宣言を申し上げます。