イーハトーブ岩手の水ブログ

岩手の渓流や三陸の海、みちのく奥州の自然にまつわる出来事や話題を伝えます。更にFM岩手「水のラジオ」の情報も掲載。

日曜日にも関らず番組収録・・・

2008年06月30日 | 釣り師の独り言
昨日29日、日曜日だというのに夕方からラジオ番組の収録で
盛岡のFM岩手まで行ってきた。
パーソナリティである佐弥君のスケジュールの都合もあって
止むおえず日曜日夕方5時からの収録になった。

この番組は、ナレーション中心の番組で毎回のストーリーを僕が書き
その原稿をベースに選曲したり、演出したりするもの。
だからまずは原稿を書かなければ始まらないのだが・・・
今回は2週分の収録だったので、その原稿作成が肝だった。
なにしろ筋立てが浮かばない・・・・アイデアの枯渇・・・・
前日まで、白紙状態だった。
前日、釣りから帰って日帰り温泉につかりながら構想を練ったが
まったくストーリーが浮かばない・・・。
日が暮れて晩酌の時間になって、これじゃ酒も飲めない・・・、と
思い立って、それから日曜日のお昼まで掛ってやっと2本上がった。

それからじっくり選曲に入ればいいものを・・・競馬が気になって
昼飯も食わずに水沢競馬場に向かってしまった。
結果、2勝2敗で、ついでに宝塚記念も外した。

FM岩手【わけ:あり】ナイトクルーザーの収録はなんとか無事に完了し、
収録後、東京に向かう直前の小笠原佐弥君を1カット・・・。
この番組のストーリーや選曲は、番組サイトにアーカイブしてある。
お暇な方は、以下のサイトをのぞいてみて欲しい。

【わけ:あり】ナイトクルーザー
http://www.tsurishi.com/wake-ari/

気仙川禁漁区の上流でイワナ釣り

2008年06月29日 | 釣り師の独り言
憂鬱な週末の夜に深酒をすると余計な事ばかり考えてしまうので、
金曜日の夜は、晩酌もほどほどにさっさと寝て、土曜日の朝から
気仙川の川止め区間の上流に釣りに出掛けた。
朝5時おきで、6時には川に着いた。
その日はどうやら一番乗りらしく、釣り人の気配もなかった。

久々のイヤハヤPだったが、かなりの渇水でライズもない。
仕方なくブラインドで#16のソラックスダンを投げたら、一発で
写真のイワナが出た。
これは幸先が良い・・・とほくそ笑んだが、その後がいけない。
フライに飛びつくのは、どれも放流したばかりのチビヤマメ・・・。
実績のある上流のポイントを何箇所も回ってみたが・・・・
どこもかしこもチビヤマメ・・・・。降参です。参りました・・・・。
中流域ならきっとそれなりのサイズも釣れるのだろうが、
生憎の『川止め』状態・・・。7月1日までおあずけ・・・・
しかも1日には、鮎解禁で中流域はフライは邪魔者扱いだろう。

やっぱり、金曜日の夜に会社でくよくよしているよりも思い切って
夜のうちから岩泉に行ってキャンプすれば良かった。嗚呼、後悔。

そんなこんなで、場所を代えても駄目で11時には川を上がった。
帰り道、『道の駅・種山ヶ原』で昼飯を自炊し、ついでに珈琲を入れ
昼寝して帰ってきた。
今年はまだ岩泉に一度も入っていないので、そろそろ本気で岩泉キャンプ
を計画しなければ・・・・。

六月最後の週末に想う事

2008年06月27日 | 釣り師の独り言
日々の仕事と様々な勤めに追われながらも、経済的には少しも
豊かにはなれず、溜息と酒の量だけが増えていた。
それでも、けして人を妬んだり恨んだりはしないようにと務めて
きた。ただただ自分が今できる事、やるべき事に対して懸命に
取り組んできた。
いつの日か、報われるときが来ると信じてきた。
しかし、まだまだ精進が足りないのか・・・報われないままだ。

そんな情け無い想いでいたところ、ある女性の先輩からお言葉を
頂いた。
「報われたいと思うから、報われない。」という。
無欲にならなければ、人は認めてくれないらしい。
まぁ、確かに川に立って魚を釣ろう、釣らなければ・・・と漁師の
ような気持ちで殺気立つと、不思議と魚は釣れない。
むしろ、くわえタバコで軽くキャストしていると案外魚は出る
ことが多い。
日々の仕事と釣りを一緒にするのは、いささか無理はあるが、
軽やかな佇まいで「無欲」に事に取り組めば、おのずと結果が
得られるという事なのだろうか。

少々愚痴めいた。申し訳ない。
これからは足元ばかりを気にせず、もうちょっと胸を張って
日々のささやかな仕事に軽やかに取り組もうか・・・・と思う。

明日の岩手は晴れるらしい。
久々に早起きして気仙川の上流にでも行ってみようと思う。
気がつけば、2週間ぶりのフライロッドだ。
色々あって、あっという間の六月だったなぁ~。






22日の誕生日は、吉浜で鰈釣り大会

2008年06月24日 | 釣り師の独り言
6月22日は僕の誕生日だった。今年で51歳になった。
本人には50歳を越えた自覚がまるでないが・・・・、
まぁ、そんな事はどうでもいい。

その誕生日に、かねてより予定していた鰈釣り大会に参加した。
この大会は、大船渡市三陸町の吉浜漁港に所属する喜久丸が幹事
を務める「喜久丸杯カレイ釣り大会」という。
しかし、実質的な主催は奥州エフエム放送の取締役仲間である
胆沢区の小山製麺の高橋政志社長。
だから、地元の釣り仲間は「小山さんの大会」と言っている。
参加者は、50名を予定していたが、やっぱり震災の影響で
急遽不参加が増えて、46名の参加となった。
だいたいが顔馴染みの釣り仲間で、腕達者ぞろいだった。

6時出船で12時半上がりの大会で、今回も僕は絶不調!
上位入賞を密かに狙ってはいいたが、釣果3枚・・・・。
ただ・・・大型のアイナメが4本上がったので、家族には面目を
保つことが出来た。

午後5時前には家に着き、アイナメ4本と大型のカレイ1枚を
刺身に捌き、釣り仲間の菅原さんから貰ったミズダコを下拵え
して煮ダコに仕上げた。
テーブルに並んだ料理を見て、次男が「魚祭りだね」と一言。
これから当分我が家では、2週間に一度の日曜日は、魚祭り。
それはそれで・・・悪くない・・・と思う。

次回のカレイ釣りは、7月上旬の陸奥湾・夏泊半島での岩手真鰈会の
遠征例会になるだろう。
2年ぶりの夏泊半島だが、さて今年はどうなるだろう。
今から期待と不安が交錯する。

一日家で過ごした土曜日

2008年06月22日 | 釣り師の独り言
土曜日は、朝から庭木の剪定作業で汗を流した。
松の木はこの季節になると新芽が伸びるので、その松をいじり始め
ると今度はウメモドキの枝が邪魔に見える・・、そなると次は枝打ち。
するとモミジがうるさく見えるので・・・・と一箇所手をつけると周り
が気になって、ドンドンと手を付けたくなる・・・。
てなわけで午後3時頃まで庭木をいじっていた。

その後は、日陰に椅子とテーブルを出し庭木に集まる鳥を眺め、
更によくよく目を凝らすと庭の花という花にミツバチが集まって
いる。普段はあまり気にも掛けなかったが、本当に沢山のハチが
庭の花に集まっている。
このハチはほとんど人には害がなく、ただただ花の蜜を集めてい
るようだ。どこかに蜂の巣を作らせて蜂蜜を集めようか・・・
などと考えてみたが、たぶん無理だろうな。

庭の花や木を眺めながら、日が暮れるまで釣り道具の整理をした
り仕掛けを補修したり、本を読んだりと、一日中庭で過ごした。
こんな事は、この家に生まれ育ってから一度もなかった。
ここ20年は、仕事や釣りで一日家にいることはほとんど無かった。

6月の土曜日に釣りにも行かずに家にいた事には、ちょっとした訳が
ある。実は、中学時代からの友人の妹が19日に亡くなった。
前夜、その通夜に行った。お寺の長男でありながら、今は札幌で高
校教師をしている友人が一人、妹の棺の前で僕を迎えてくれた。
「俺が家を空けているせいで、妹には苦労を掛けた・・・」と酷く悔い
ていた。
病気で倒れた母上の看病をするため妹は勤めを辞めて家に帰った。
友人は友人で、長男長女が二人とも障害を持って生まれており、
実家に帰りたくても子供の面倒を見てくれる専門施設が岩手にない
ために札幌を離れられずにいる。
帰るに帰れない友人の事情もよく分かる。
しかし頼りの妹は、独身のまま48歳の若さで亡くなった。

僕は、とてもやるせない想いで家路に着いた。
そんな気持ちで土曜日に釣りに出掛けることは出来なかった。
もしかすると・・・僕の進む道がちょっと違っていたら僕の妻になって
いたかもしれない・・・そんな友人の妹の冥福を心から祈る。
合掌

夏油高原の初夏

2008年06月21日 | 釣り師の独り言
岩手・宮城内陸地震の影響で、様々な行事が中止になったり、
延期したり・・・と各方面でもスケジュールの変更があるようだ。
かくいう僕も、仕事の再調整や発注の遅れなどでその対応に追われ
ブログの更新も滞ってしまった。申し訳ない。

そんな中、先週水曜日にGETO高原に出掛けてきた。
なんでも8月の夏休みにイベントを組みたいという相談で、
まずはご挨拶がてら久々に初夏の夏油に行ってきた。
この3月まで地元のホテルで支配人だったO氏が、6月からここで
働き始めたという知らせもあり、まずはO氏に会いたかった。

しかし夏油高原は、本当に素敵な場所だ。
スキーやボードをしない僕は、グリーンシーズンにしか夏油に行く
事もないが、訪れるたびにその濃密な自然に圧倒される。
夏のイベントは予算もあまりないので・・・・ということだったので、
僕が制作するFM岩手のラジオ番組「野遊び倶楽部イーハトーヴ」の
公開録音的なイベントを提案したところ、かなり反応が良かった。
これからそのイベントの具体案を煮詰める予定。
企画が決まり次第、この場でもご案内する。
さて、どんなないようになるか?乞うご期待・・・・。

地震・・・その後

2008年06月16日 | 釣り師の独り言
岩手・宮城内陸地震が詳しく報道されるにつれ、今回の地震が
いかに激甚な震災だったかが証明されてきた。
そんな震災の翌日、よせばいいのにいつもの日曜日と同様に
朝から釣り支度を始めたところ・・・・今年77歳になる親父に
久々に物凄い剣幕で怒鳴られた。ごもっともです・・・・。
僕の説明不足でした。申し訳ない。

まずは親父に謝って、北上山系の川と山の様子を見に行くだけ‥
だと説明し、午後には帰ってくると説得した。
確かに普通に考えれば、震災の翌日に呑気に釣りに行くような
息子を黙っていかせるような親父はいない。お叱りごもっとも!
ただ…僕のラジオの仕事なども親父は理解はしているので、
なんとか理解は得られた。

逃げるように家を飛び出し、遠野方面を目指した。
本来は気仙川に向いたかったが、あいにくの川止めで諦めた。
奥州市から近い小友川を覗いてみたが、水量も低く釣り人も多い。
フライのカップルに話しかけたら、「稚魚放流にまいってる」と
諦め顔だった。
誰かが釣った後を歩いてみたが、やっぱり反応が鈍いので諦めた。
北上山系の森は、地震の影響も少なく土砂崩れによる通行止めも無い。
そのまま帰ろうかと思ったが、対岸のヤマボウシに誘われてちょっと
したポイントに呼ばれてチビヤマメに遊んでいただいた。

午後2時には家に帰り、親父の機嫌取りに家の周りの草刈に励んだ。
2時間も草刈すると流石に腰が痛くなって、その後は日帰り温泉で
汗を流した。その温泉でも馴染みの客との会話は地震の事ばかり。
焼石周辺の道路には、未だに30数台の車が放置されているという。
その車に関わる人間の所在は…不明のままだ。
今回の地震でよく分かったが…
ニュースでは報道されないささやかな事実は結構多い。

岩手宮城内陸地震

2008年06月14日 | 釣り師の独り言
まずもって、地震見舞いのメール、及び電話を頂いた方々に
心から御礼を申し上げます。
ご心配をお掛けいたしましたが、権ぞーは無事です。
只今、復旧作業に懸命に取り組んでおります。
ご安心下さい。
ところで・・・・

地震発生からその後の被害状況などは、TV&ラジオ&新聞で
皆さんすでご存知と思うのでその辺は省略するが・・・・
宮城県沖地震の被災経験がある権ぞーでも腰を抜かすほどの
壮絶な地震だったとあらかじめ書いておこう。

宮城県沖地震の時、僕は21歳だった。
仙台駅前のエンドー駅前店のサテライトスタジオに勤めていた時のことだった。
スタジオアシスタントが腰を抜かして動けなくなっていたが、その女の子を
抱えるようにしてビルの外に飛び出したときにビルの窓枠が僕の
背中に降って来た。幸い窓枠が水平に背中に当たったので、背中で
ガラスが割れる程度で事なきをえた。
しかし、その時の地震でも相当の被害があった事を覚えている。

そして今日、地元・奥州市が震源地の地震で、本当の地震の恐ろしさ
を身にしみて感じた。
あっけなく崩れた山、寸断された道路、堰き止められた川・・・・
地震は、当たり前のように築き上げたものを破壊する。
・・・・・・
このブログを書いている今も、普通に余震がやってくる・・・・
今日100回目くらいの余震だろう。
あの大地震を経験したら、その後の余震は案外怖くない。

今回の地震は、県南部の奥羽山脈に被害が集中しているようだが、
報道されていない北上山系が気に掛かるので、明日は遠野方面から
沿岸方面を視察してこようと思っている。

火事、地震・・・・次は「雷」か?それとも又「竜巻」か?
自然の脅威が続くのは、何かの知らせか・・・・・




連日の原野火災でついに・・・・

2008年06月13日 | 釣り師の独り言
昨日、今日と我がふるさと奥州市江刺区で原野火災が連続で発生。
昨日は北部の梁川地区で、今日は東部の藤里地区でおきた。
この季節の原野火災の主な原因は野焼き。刈払いした草を数日干
してそれを燃やした際に、風の影響などで延焼して火災が拡大す
る・・というのがパターンだ。

今日の火事は、無事に鎮火したようだが・・・、
昨日の火事では犠牲者が出た。高齢のお婆さんが全身大やけどで
今日亡くなったという・・・・。残念だ。
なんでも、息子が刈払いした草をお婆さんが集めて火を着けたの
だが、その火が思いがけず大きく広がり、慌てて作業着で消そう
として燃えさかる草の中に入ったという。
そして全身火傷の重症を負って、救急車で付近の病院に搬送され
たが、対応しきれずヘリコプターで盛岡の高次救急センターに運
ばれたが、手当の甲斐もなく今日になって息を引き取ったそうだ。
本当に痛ましい事故だった。

近くに民家のない原野火災など、まずは消防車が到着するのを
待っていればよかったのに・・・。

この季節の岩手の農家は、田植えも終わり大方の農作業が一段落
し、その労をねぎらう「さなぶり」という宴の季節。
亡くなったお婆さんもこの週末には「さなぶり」で温泉に行く計
画などもあったかもしれない。そう思うとなんともやるせない。

心からご冥福を祈ります。合掌。


ラジオな日々

2008年06月11日 | 釣り師の独り言
月曜日の夜にFM岩手のレギュラー番組【わけ:あり】の収録があり
午後1時から5時まで原稿書きに終われ、書き終えてすぐ盛岡まで
移動し、2週分を収録。
ナビゲーターの小笠原佐弥君は、その日の夜のうちに深夜バスで
東京まで行くというので、その時間までシラフで番組の反省会。

翌火曜日は、奥州FMのレギュラー番組「奥州交遊録ポランの広場」
の収録で5時過ぎからメイプル4階の寺子屋で収録準備。
15日(日)放送分のゲストは、奥州市長の相原正明さん。
久々に相原市長と話したが、今まさに市議会の最中で、お疲れの
ご様子。なにしろ合併間もない奥州市は、競馬問題やら水道料金
やら、最近は平泉の世界遺産登録延期のゴタゴタなど、問題山積。
しかし、一つの質問に対して、立て板に水のお答えは、ラジオ的に
大変ありがたい。編集がとっても楽なのよ。

そして今日は、FM岩手&奥州FMで放送している各番組のWEB
サイトの更新作業。これが案外煩雑で手間が掛ってるのよ。
ご覧になる方々は、一瞥でしょうが・・・・
特に「野遊び倶楽部イーハトーヴ」は、写真データの他に紹介
した書籍の情報やら放送した楽曲の情報やら、果ては放送された
音声データのストリーミング展開と併せてPodcastへのUp・・・。
この細々とした煩雑な作業を辛抱強く手伝ってくれているのが
相棒であるワラウカドの菅原健ちゃん。
本当に心から感謝してます。ありがとう。
今後ともよろしく頼みます。

こんな風にパーソナリティやスタッフが、精魂込めて丁寧に制作
している番組(FM岩手「野遊び倶楽部」&【わけ:あり】
奥州FM「ポランの広場」)なのに提供スポンサーが充分に付かない
のはどうにも納得がいかない・・・。
北東北が特に不景気なのは充分承知しているが・・・・
どなたか、私達の番組のスポンサーをご紹介頂けないでしょうか。
よろしくお願いいたします。

ここ3日間のラジオなお話でした。