イーハトーブ岩手の水ブログ

岩手の渓流や三陸の海、みちのく奥州の自然にまつわる出来事や話題を伝えます。更にFM岩手「水のラジオ」の情報も掲載。

岩釣協県央支部平成18年度ヤマメ釣り大会

2006年04月30日 | 釣り師の独り言
が、4月29日(祭)に盛岡市近郊河川を舞台に行われた。
朝6時集合ということで、僕は前日から盛岡市内のホテルに泊まりこみで、この日に備えた。
集合場所である盛岡バイパスの南大橋下の北上川河川敷に午前5時30分に到着し、参加者の集合を待った。
毎年、大会の集計は僕のノートPCで行うのだが、念入りに準備してあったはずなのに、よりによって今回はPCを会社に忘れてきてしまった。
参加者の名前までちゃんと打ち込んであったのに・・・・
仕方なく、久々にレポート用紙に手書きのアナログな受付となった。
まぁ、これはこれで人のぬくもりが合ってなかなか良いもんだ。

朝6時の開会式の後、それぞれ目的の川へと向かい河川敷に僕一人・・
ここで11時の検量開始時刻まで待つのも退屈なので、僕も久々の簗川上流の根田茂川に向かった。途中、道路の対岸の林の木々が根こそぎ倒れている場所に遭遇した。この冬の大雪でこれらの木々が倒れたようだ。この写真の場所だけでなく、ところどころに倒木が見られた。これは相当な被害だ。
しかし誰もあまり騒がないのは、この場所が簗川ダムの建設によって水没するかららしい。本当にこれで良いんだろうか?
なんだかとってもむなしくなった。
簗川もご他聞に漏れず大増水で、上流に入っては見たがドライ・フライではとても太刀打ちできず久々に玉砕した。

11時過ぎに河川敷に戻ると、渕会長がトン汁を作ってくれていた。
川原で食べるトン汁は格別で、ついつい御代わりをしてしまった。
12時までの検量では、参加者のうち20名が申告し、なんと今年も昨年の優勝者である山翡翠会の佐々木淳ちゃんが2連覇を決めた。

来週の7日(日)には岩釣協本部のヤマメ釣り大会が、閉伊川水系を舞台に行われる。渕会長になった岩釣協の新体制での初の大会という事で、僕もしっかりとお手伝いしようと考えている。
たぶん参加者も100名を越える大きな大会になると予想される。
前日の6日から集合場所のやまびこ産直(川井村)にキャンプして午前5時の開会式に備える。
ご希望の方は、気軽に釣り大会&キャンプに参加してください。

ちょいと前の話ですが・・・

2006年04月18日 | 釣り師の独り言
更新が滞り、大変申し訳ありません。
なにせ貧乏暇なしで、ここ10日間釣りにも行けないもので・・・
てなわけで、以前のお話を一つ。

9日の日曜日に性懲りもなく気仙川に出かけた。
世田米の町の下流にある大場所は、ライズがあるものの相当虐められているようで、フライを追いかけてくるものの直前でUターン。
かなりスレている。風が強い事もあり躊躇わずに場所を移動。
上流の○ンルス下の浅瀬で、風を使いながら誘い釣り・・・
するとこれがまぁ、出るは出るは。チビヤマメの入れ食い!
ヒカリも3割ほど混じり、釣果自体は今シーズン初の大漁だった。
しかし、このサイズでは大漁の喜びも1/4・・・

そんなふうに夢中で釣りに興じていたところ、どこからか視線を感じた。
川を見下ろす道路に車を止めた釣り人が二人、僕の釣りを眺めていた。
すぐに居なくなるだろうと気にも掛けずにいたが、いつまでも見ている。
場所を変わってやろうと手招きしたら、すぐにやってきた。
しかし、今日はもう竿を納めるという。
仕方たがないので、そのまま釣りを続けると・・・
どうも僕の釣りスタイルに興味があるらしく、「引船は良いですね」とか
「その手網は餌釣り用ですね」とか話しかけてくる。
よせば良いのに僕もその言葉にすぐに食いつき、
竿を置いて、引船と渓流手網の合理性について一講釈始めてしまった。
でもまぁ~こういう川での出会いもなかなか良いもので、
最後は「またいつか気仙川で会いましょう」と別れた。

その日のチビヤマメ&ヒカリは、すべてリリースし、
軽い足取りで家路を急いだ。

なんでも聞くところによると、岩泉方面の下流のヒカリが好調だとか・・・
出来ることなら、今週末の日曜日あたりに行きたいものだ。
岩泉方面の情報をお持ちの方、是非コメントください。
その他の河川情報のコメントもお待ちしてます。


4月8日雪のち雨 気温3℃水温6℃・・・

2006年04月08日 | 釣り師の独り言
昨夜は久々に盛岡泊りで、朝8時にホテルの部屋で目覚めて窓の外を見ると・・・
なんとまぁ一面の雪景色!盛岡市内で4cmも積もったそうだ。
本来ならば今年初めて、岩泉の川を取材に行こうと思ったが、
この雪では早坂峠は「圧雪凍結」だろうと容易に予想できたので岩泉行きを断念した。閉伊川水系も考えたが、車を走らせてからすぐにそれも諦めた。
シャーベット状ではあるが道路には雪が残り、更に降り続いていた。

東京では、花見のピークも過ぎたと言うのに・・・
入学式シーズンに雪かぁ・・ 考えてみれば僕が小学生の頃にもそんな寒い4月は普通にあった。この雪が雨に変わり、そして一雨ごとに季節は確実に初夏へと向かってゆく。明日あたり晴れたなら、いよいよ田興しが始まるのだろう。

そんなことを考えながら、真っ直ぐ高速で会社に戻るのも惜しい気がして、
国道396号を遠野方面に向かった。
遠野で葉山葵でも仕入れて、おふくろ直伝の「葉山葵醤油漬け」を作ろうと考えた。ついでに川を眺めて、あわよくばライズの一つでも釣ってやろうと思った。

猿ヶ石川本流は案の定の増水で、支流の小友川も増水。
ならばと荷沢峠を越え気仙川に向かいいくつかのポイントを眺めたが、
ノーライズ・・・・
今日の釣りを諦めて一路奥州市に変える途中、大股川を覗くと・・・
ご覧のような雪景色。
これが4月8日の川の風景とは・・・
本日の最高気温3℃。
明日は、釣りに行けるのかなぁ~・・・
それにしても、寒い!


気仙川、ようやくお目覚め

2006年04月03日 | 釣り師の独り言
前日の晴天&強風とは打って変わって、
日曜日は今にも降り出しそうな曇天模様。しかし風は微風・・
この調子なら、きっとあの頑固な気仙川もそろそろだろうと思い、
いつもの世田米の町の下流に入ってみたが、雪解けの増水で立ち込めない。
仕方なく中流域のトロ瀬に入ってみたが、ライズは皆無・・・・
ダメモトで、昨日と同じ#16ソラックスダンを流してみたところ、
小型のヒカリがいきなり飛び出した。
その後もノーライズではあったが、ここぞというポイントで
ポツリポツリとヒカリが釣れた。しかし・・・サイズがイマイチだ。

1時間でその場を切り上げ、上有住付近のいつものポイントを覗くと・・・
ライズ発見!しかもあちこちで!
浅瀬のこのポイントで、サイズはイマイチながら、
ヒカリ半分ヤマメ半分で20尾程度が入れ食いだった。
小雨が降っていたが、一向に気にならなかった。
なにしろ僕は雨の日の釣が好きなもので・・・

そこそこに魚も揃ったので、今年初めて魚を食べようか・・と思い、
北上の和賀川漁協の副組合長でもある高橋博美さんに連絡をしたところ、
「今年は俺もまだ食っていないから、持って来い」というお達し。
午後3時過ぎに納竿し、国道107号を北上へ向かった。

博美さんの「漁師(&猟師)小屋」で本日の釣果を唐揚げにした。
我々の一般的な食い方は、唐揚げしたヤマメの腹に「大根おろし」を詰めて、
そこに醤油をたらして頂く・・・というやり方だ。
これがまた美味!一度お試しあれ。
(注)唐揚げは、二度揚げがベター。

釜石・甲子川へ

2006年04月01日 | 釣り師の独り言
エイプリルフールの1日、今年初めて釜石市の甲子川へ行って来た。
釜石は港町だが、この川に沿って山から海まで細長く伸びている。
いわば町の中を流れる川で、スーパーや役所の裏で釣りをすることになる。
この日の僕のポイントは、フライマンには知られた某高校裏のポイントだった。

あいにく餌釣りの先行者がいたので、そっと眺めていたが・・・
にわかにライズが始まったので、たまらず「フライなんですが、
下流にお邪魔しても良いですか?」と遠慮がちにたずねたところ、
「もう上流に上がるのでどうぞ」と快く場所を譲ってくれた。
やっぱり基本は礼儀作法だと実感する。

この日も相変わらず風は強く、なかなか思うに任せないつりになったが、
どうにかこうにかヒカリ交じりで良形のヤマメなども飛び出した。
この日のパイロット・フライは、#16ソラックスダン(茶)。
ダークな色のソラックスが当たり始める頃になった。

背後に人の気配を感じて振り返ると、釣りクラ倶楽部のメンバーが
笑顔で僕の釣りを眺めていた。
聞けば、この強風の中でヒカリのポイントを探しながら、気仙川から盛川、
そして甲子川へ流れてきたという。
どうもどこの川もヒカリの出がイマイチらしい。
下流に向かうという彼らに手を振り、その後も風の中で悪戦苦闘したが、
風もやみそうにないので、2時半には竿を納めた。

その後、遠野経由で自宅に帰り、新聞を広げて見たら・・・
「釜石・甲子川でヒカリ好調」という見出しの記事が載っていた。
「なにおぉ~!どこが好調なんだぁ~?!」
よくよく記事を読んでみると・・・かなり下流のポイントらしい。

・・・・参りました。